TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第564話 七夕に願うこと10:42 7月7日 73再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次七夕にまつわる宮廷文化の起源Kikkōdenに繋がる装束文化の深層短冊に書く「願い」が持つ本当の力漠然とした望みを明確にする秘訣とは夢を現実へと導く言葉の持つ力AI文字起こし(β版) # オープニング 日にち気づきだより、佐藤美菜子です。 今日もお聞きいただきありがとうございます。 このチャンネルでは、閻文道や日本文化の学びを通して感じた、 心の在り方や人との向き合い方を、仕事や暮らしに優しく重ねてお届けしています。 今日は7月7日、七夕ですね。 私の職場では、先週、金土日と七夕にちなんだイベントを行いました。 たくさんの方にお越しいただきまして、本当にありがとうございます。 こういう、いろんなイベントごとというのは、なるべくならば先取りをして、 その当日前までに行うということを、私はなるべく徹底しているんですね。 よく着物とか、そういうこともそうですね。 先取りをする、例えば、6月、9月がひとえという季節になりますね。 それまでは裏地のある合わせの着物を着ているのに、6月、9月はひとえ、表記事だけになります。 その時に使う帯、6月のひとえで使う帯は、その次の季節の夏を感じる夏の帯に変わりますけれども、 同じひとえの9月であっても、9月はもう冬に向かっていきますので、 同じひとえを着たとしても、帯は冬物に変わっていく。 そういうふうに、先に先に、先の季節を考えてということがよくあるので、私どものイベントもなるべくその前にやります。 例えば、その後にやることになった場合、7月7日以降も七夕をやりたいという時もあるんですよね。 その時には、都合がいいといえば都合がいいんですが、旧暦がその後1月ぐらい、後に来るので、 8月近くになっても、8月ぐらいになっても、まだ七夕と言っていいし、今でも地方では旧暦の七夕の時期に七夕祭りをするところも多く残っていますよね。 ですから、都合に合わせていろんな解釈で楽しんで、そしてその今日のテーマである七夕に願うことというテーマでお話をするんですけれども、 その願い事も書き方というか、書作とも言いませんけれども、ちょっとしたコツがあるので、それを今日はお伝えしたいと思います。 願いを短冊に書くという文化は、実は平安宮廷の中でも、私たちがやっている喫香伝という行事にルーツがあることがあるんですね、実は。 今日はそのお話と、願いを言葉にすること、これはとても力のパワーのあることですので、それをお話ししていきます。 # 願いを言葉にすることの力 七夕の短冊に何を書くのか。 皆さん、普通に願い事、世界平和と書くこともあれば、家族みんな健康にとか書く方もいらっしゃいますけれども、 それを考える時間が実は、今自分が何を望んでいるのかを知る機会にもなりますね。 ふっと思いついたこと、またはなかなか何を書いたらいいか、迷った方というのも、実はイベントの中でもいらっしゃるんですよね。 今日は、七夕にまつわる宮廷文化と願いを言葉にすることの力についてお話をしていきます。 七夕の起源は中国ですけれども、平安宮廷では既興伝、または既興伝とも言いますが、 そのような行事で受け継がれてきています。 ちょうど既興伝の再現した写真をこの音声に貼ってありますので、ぜひご覧いただきながらお聞きいただければなと思います。 いわゆる織姫、彦星という織姫が、張仕事ですとか芸物の上達を祈るという行事なんです。 和歌を読んで、鍛冶の葉に願いを書いて、星に祀る。 ちょっと笹のところに、右左上の方のところにちょっと特徴的な葉っぱを模した飾りが飾ってありますけど、それが鍛冶の葉なんですけれども、 その裏面のところは、墨で物が書ける葉裏になっているので、紙というものは実際は黄花でしたから、葉っぱの裏に書いたという言い伝えもあります。 この原来の短冊に書く文化の原型というのが、この鍛冶の葉に願いを書いてということにつながります。 宮廷の女性たちもこの夜は、自分の願いを星に向かって静かに語りかけていたというわけですね。 千年の時を越えて七夕の夜の静けさは、今も昔も変わらないのだなと思います。 この私たちがやっている宮廷装束、絵文堂の視点から見ると、この七夕には、縫う、織る、着るという装束文化との深いつながりがあるなということを感じます。 気候伝というのは、もともと旗織りの上達を祈る行事であるんですね。 装束を美しく纏う絵文堂の営みも、精神的なつながりというものを、すごく七夕のこの気候伝に感じます。 毎年七夕の時期になると、この気候伝を飾るということを必ずするようにします。 これは、やはりこういう文化を残しておきたいという気持ちなんですけれども、もっともっと丁寧に、もっと深く続けていくことで、 受講生さんたちや、これに触れた方々が、本当にご自身の技術も向上して、 皆さんの芸事ですとか、書道がうまくなりたいとか、縫い物がうまくなりたい、いろんななりたいというものに、 すごくこの気候伝の飾りがお役に立てるのではないかと思って、毎年毎年行っているわけです。 お客様の晴れやかな笑顔があって、いつもいつもそのお客様の顔を見るたびに、今年も飾ってよかったなと思います。 皆さんは今年の七夕何を願うのでしょうか。 大きな夢を掲げるよりも、例えば今の自分が今の仕事を丁寧に続けていきますようにというような、 自分の身近な、近い感じ、現実的なものを帯びたものというのが、今年の場合は多かったように思うんですよね。 モンドを通じて出会った人たち、お手伝いいただいた方とか、受講生さんたちを伺っても、 やはり自分の健康というよりは、身近な人を具体的に書いていたりとか、自分の技術向上というのを願う方が多かったように思います。 短冊に願いを書くという行為ですけれども、自分が本当に望んでいることというのを言葉にして形に落とし込んでいく行為につながります。 言葉にならないものというのはなかなか実現しませんよね。 そして具体的にこういうことをこうしたいというふうに書くのがコツだということも聞きます。 例えば抽象的に幸せになりたいよりも、何か一つ一つ毎週、例えば一冊、この自分を高める本を読んで勉強できる時間が欲しいとか、 具体的ですよね。そういう時間もその人にとっては幸せになりたいということの一つだと思うんですよね。 だから漠然と幸せになりたいというよりも、どういうことをして幸せになりたいのかという具体的な案を書いて、それを短冊にしたためることで本当の行動につながりやすいということになります。 七夕のこの短冊というのは、自分の人生、これから自分の望みというのをちゃんと言語化して、こうやっていこうと思う決意のようなものであって、それを練習する場でもあるのかなという気もします。 ちょうど1年の半分が過ぎたあたりですよね。その時に、この後半戦どうしていくか、そして来年の7月までどう暮らしていきたいかということを言語化するための練習の場だと思えば、とても具体的に書きたくなってきますよね。 ぼんやりとした望みに少ししっかりとした輪郭をつけるというのでしょうかね。そういうことが願いを現実に近づける第一歩です。 例えば七夕の今夜、短冊がなくても、ノートの端っこでもいいし、スマホのメモでもいいし、今の自分が今年の後半に向けて本当に望んでいることを言葉にしてみるのはどうでしょうか。 言葉にした願いというのは、意識の中に根を張り始めます。千年前の宮廷の人々がそうしたように、今夜の星に皆さんの言葉をぜひ届けてみてください。 今日もお聞きいただきありがとうございました。また次回もお付き合いいただけたら嬉しいです。それではまた。ごきげんよう。 もっと見る #七夕 #願い事 #乞巧奠 #衣紋道 #七夕に願うこと 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ03:121.オープニング07:302.願いを言葉にすることの力コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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