TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第573話【何を選ぶか】にその人が出る13:06 7月16日 92再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次日々の「選択」が形作る暮らしの質ウィリアム・モリスが問う「美しいもの」KONMARI流「ときめき」が生む心の回復豊かな時間を生む「余白」の価値とは?物を長く愛する「もったいない」の美意識AI文字起こし(β版) # オープニング 日々気づきだより佐藤美奈子です。 今日もお聞きいただきありがとうございます。 このチャンネルでは、エモンドや日本文化の学びを通して感じた 心の在り方や人との向き合い方を 仕事や暮らしに優しく重ねてお届けしています。 今日のテーマは、大切なものを大切にするための 暮らしの選択です。 皆さん、大切なものは何でしょうか。 いろいろ大切なものは家族だという方もいらっしゃるし 大切にしている物がある、インテリアがある、洋服がある いろんなもの、大切なものがあるかもしれませんけれども 何に使うか、どこに時間を使うか そういうことも暮らしの選択の中で大事な部分です。 暮らしの選択を少し意識をするということで 日々の質感というものが変わってきます。 今日は、そういう大切なものを大切にするために どんな選択をすべきかというお話を 私の視点でお届けしていきたいと思います。 # 暮らしの質を決める「何に使うか」 はい、今日のテーマは大切なものを大切にするための暮らしの選択です。 私たちの衣食、住、または時間、お金、毎日毎日無数の選択をしている。 すごく選択をしていますよね。 食べ物はどうしようか、何時にどうしようか、何時に誰と会おうか。 この時にこれだけのお金を払って何を買おうか。 このお花を届けたい時にいくらぐらいのお花を届けようか。 いくらぐらいのかしおりを持っていこうか。 いろんなことを本当に毎日のように自分で選んで決めています。 その選択の積み重ねが暮らしの質感を作っていると思います。 どういうものを選ぶのかということでもやっぱり自分が作られていくと思いますね。 19世紀のイギリスのデザイナー、ウィリアム・モリス。私が大好きなモリスです。 テキスタイルデザイナーでもあって、いろんなインテリア、ファブリックなどのデザインもしている方です。 このモリスはこのように言っています。 美しいと思わないものを家に置いてはならない。また、役に立たないものも置いてはならない。 ドキッとしますけれども。 でも本当にそうですね。美しいなって、私の基準も美しいか美しくないか、すべてにおいて美しいかどうかなんですよね。 それは特に仕事の場面は特にそうです。 十二単位などの美しいものを扱っている以上、その十二単位を中心に考えて周りの室内の、いわゆる室内というものが美しいかどうか。 十二単位が引き立つために、変に目のつく余分なものを置いていないか。 本当にあの添いで添いで添いだ中に十二単位を置くことで生きてくる。 だから無駄なものは置かない。ストーリー性のあるものは置くわけです。 そのようにモリスも、役に立たないものは置いてはいけないし、美しいと思わないものは家に置かないでねというふうに言っています。 この言葉というのを150年後の今も暮らしの選択の基準として生きているわけです。 例えば経済学では消費行動を功用の最大化として語られています。 私は少し違う見方をしていまして、何に使うかという選択は、何を大切にしているかという価値観の表明かなと思います。 流行だからという理由で物を買う人もいますし、長く使えるかを基準に選ぶ人もいますね。 デザインがいいからとか、刃物とかそういうものは同一性がいいとか、日本製のものよりも同一性のものを選ぶという方も私の知り合いでいますね。 安いから買い貯める人もいれば、少ししか持たないけれども一つ一つを丁寧に使う人だっているわけです。 どちらが正しいということではないです。ただ、なんとなく選ぶのではなくて、なぜこれを選ぶのかということを意識するだけで、暮らしの充実度というのはとても変わっていくと思います。 皆さん、片付けコンサルタントのこんまりさん、ご存知でしょうか。 イメージをもとられた近藤真理恵さんです。近藤真理恵さんは著書である大ヒット作、人生がときめく片付けの魔法という本の中で、ときめくかどうかで持ち物を選ぶ基準を提唱なさっています。 この考え方は世界中に広まっています。英語圏ではKONMARIという言葉が片付けの言葉であるというふうに定着しているぐらいです。 このときめくというのは、手に取ったとき心が動くかどうか、機能的かどうかよりも自分との相性で決めているということです。 好きではないものに囲まれた空間では、気づかないうちにエネルギーが消耗していきます。 逆に好きと思えるもの、ときめくものを置いた空間というのは、やはりただいるだけで回復できるし、自分の人生がすごくワクワクしてくる。 思い出がとても温かい思い出のまま残っているものを残すことで、その後の人生も明るい方向に進んでいく。 何か辛いものを思い起こさせるものというのは、この際、私の自分の目の前からなくしてという考え方もあるわけです。 暮らしの選択というのは、物の選択だけではありませんね。どこに時間を使うか、空間をどう整えるかも同じ問いになります。 一日のうちで自分のためだけに使う時間を必ず作るということを大切にしている方もいらっしゃいます。 忙しい人ほど余白の時間は自然には生まれないので、意識的に選び取らなければ消えてしまいます。 空間もやはり同じで、何も置かない余白の場所を作ることが、逆に豊かな空間を守るということにもつながります。 以前、音声で私のダイニングテーブルの話をしたことがあるんですが、随分前だったと思います。 以前はまだまだ子供が小さい頃、いろんなところに、例えば保育園、小学校の低学年あたりだったら学校からもらってきた、いわゆる連絡、お知らせなどが積まれて、 ダイニングテーブルはご飯を食べるテーブルですが、いろんなものが置いてあったわけです。 そういう時は、家族の憩いの場所というのがなかったように思いますが、 一日の終わりや食事が終わった後、調味料や箸立てなど、そういうことも全部きっちりダイニングテーブルから外して、 夜、食事が終わった後は真っさらな状態にするということを心がけています。 ちょっとできない時もありますが、心がけています。 そうしますと、きれいなダイニングテーブルがあると、人が寄ってくるんですよね。 子供なんかも寄ってきて、私も逆に寄ってきてもらいたいから、食事の後のお茶タイムというのを作って、 お湯をきちんと沸かして、お茶っぱでちゃんとお茶を入れて、 おいしい和菓子とかお団子とか、子供たちが喜びそうなものを用意しておいて、 おやつタイムだよって呼ぶと、きれいにさっきまで食器があったようなダイニングテーブルがきれいになって、 そこにおいしそうなおやつがある。お茶も一緒に飲める。 そうすると、はーっと寄ってきて、一緒に食べて、そしてちょっとしばらくしたらお風呂の時間になって休む。 そういう家族の豊かな時間が生まれたんですよね。 やはりこの余白の場所、余白の空間というのを作るのも大事だと思います。 # 良いものを選び、長く愛する そして、日本には、「もったいない」という言葉がありますよね。 一つのものを丁寧に、長く使う文化です。 着物の世界でも、一枚の短物から何十年も着続けて、 着られなくなったら、いろんなものに仕立て直したり、 サイズを変えたり、染め替えたり、 私に至っては、もう着れなかったら、全部解いて、解いて、 一枚にして洗って、それをバッグにしたり小物にしたりすることで、 何年も何年も使い続ける、身に着けておく、 そばに置いておくということを意識しています。 そして、例えば、子どもたちの下着だとか、 白いTシャツ系のものがどんどんどんどん使っていくと、 首の周りもほどけてくるし、シミも出てきますよね。 そういう時は、切ったり解いたりして、 雑巾になっていくこともありますね。 コットンの良いコットンですから、多少ボロボロでも、 逆に最後の台所の片付けをすると、 最後の仕上げに拭く雑巾にするだとか、 床を拭く雑巾だとか、玄関を拭く雑巾とかにして、 本当に感謝をして使い切るという美意識も 日本人の方は特に持っていらっしゃるのかなと思います。 これは、物に対しての敬意そのものですね。 作った人への敬意でもあります。 特にお着物なんかは特にそうです。 大切にするという行為が、使う人の品格を作っていく。 私はそう感じています。 それをどう扱うか。 よく無駄にしたくないから、洋服もレンタルでという方もいらっしゃいますよね。 そして、ある一時期になったら返す。 それもまた考え方としては、よろしいような気もします。 けれども、何か物を買うときには、 やはり買ったからには、しっかり楽しんで身につけて。 例えば、まだまだ金具が壊れても丈夫であれば、 そういう専門なところに直しに出すことだってできる。 大事に大事に使うということは、 その物に対する心が宿ってきて、 その人そのものの厚みに変わっていくものだなと思っています。 物を大切にする。 今日はそんなお話です。 大切な物を大切にするための暮らしの選択。 難しく考えないように皆さんもしてください。 今日手元にある一つの物を手に取ってみて、 これは本当に好き?それともどうでもいい? ということを問いかけてみてください。 そういうふうに積み重ねていけば、 自分の好きな物というのが見えてくる。 便利だとか、ちょっとなんとなく気分でという物は なかなか使いませんよね。 けれども、何か古くても自分が使い勝手のいい物は 長く使うと思います。 そういうふうにして、少しずつ自分らしい選択で 自分らしい暮らしをつくっていけたら いいのではないかなと思います。 今日もお聞きいただきありがとうございました。 また次回もお付き合いいただけたら嬉しいです。 それではまた。ごきげんよう。 もっと見る #モノ選び #ときめき #丁寧な暮らし #暮らしの美意識 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ01:141.オープニング08:212.暮らしの質を決める「何に使うか」03:333.良いものを選び、長く愛するコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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