TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第589話 【八朔】宮廷が祝った八月一日04:32 8月1日 77再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「八朔」の由来と旧暦の深いつながり宮廷・武家から花街へ続く「八朔」の習わし装いが語る日本の心、礼を尽くす精神とは現代に問う「八朔」:立ち止まる時間の意味日々の所作に宿る感謝、実りへ備える心構えAI文字起こし(β版) # チャプター 1 日にし気付きだより佐藤美奈子です。 今日もお聞きいただきありがとうございます。 このチャンネルでは、エモン道や日本文化の学びを通して感じた、 心の在り方や人との向き合い方を、仕事や暮らしに優しく重ねてお届けしています。 今日のテーマは、八作、宮廷が祝った8月1日です。 # チャプター 2 はい、今日から8月ですね。8月1日は古くから、発作と呼ばれてきました。 発作というのは、8月の昨日、つまり月の始めの一日という意味です。 現在の小読みでは、真夏の盛りですけれども、旧暦の8月1日は、稲が実り始める頃にあたります。 そこで人々は、田んぼの実りを願って、日ごろ世話になっている方へ贈り物をして、感謝を伝えてきました。 発作というのは、農村だけの境地ではなくて、宮廷や武家の社会にも節目の日として意識されて、装いを整えて、贈答を交わして、お互いの繋がりを確かめる機会になっていきます。 京都の花町では、この8月1日に芸子さんや舞子さんたちが、お師匠さんや、あとはお茶屋へ挨拶に回る発作の習わしが今も知られています。 黒紋月の装いで歩く姿には、もちろん華やかさがたくさんありますけれども、日ごろの御縁に礼を尽くす心が現れています。 問答に触れていると装いは自分を飾るためのものだけではないということを、もう日々感じています。 その日がどのような日なのか、誰にお目にかかるのか、どのような気持ちを形にするのか、それを色や形、重ね方、所在によって静かに表していきます。 発作の心もそこに通じているのだと思います。 実りを当然と思わないで、支えて下さる方への感謝を忘れず、節目には姿勢を正す。 昔の人というのは暦の中にそうした時間を作っていました。 現代の私たちは日々の忙しさの中で、区切りというものを持たずに走り続けてしまいますよね。 月が変わっても、昨日の続きのように一日を始めることが多いです。 だからこそ、8月1日の今日は一度立ち止まってみませんか。 ここまで無事に過ごせたこと、仕事や暮らしを支えて下さる人がいること、自然から多くの恵みを受けていること、 その一つ一つを思い出すだけでも、8月の始まり方が変わっていきます。 感謝は、日々感謝をしていらっしゃると思いますが、大きな、大胆なことをしなくても良いわけです。 ただ、丁寧に挨拶をする、心がけをするだとか、あとはお礼の連絡を一本入れる、そしてすぐ入れる、食事の前にいただきますと心を込める、 もうそういう小さな日々の所作に、発作の精神は宿るのだ、そういうふうに思っていただければ、取り組みやすいというか、日々やっていけるのではないかなと思います。 8月は暑さも続きます。ぜひ無理をせずに、けれども日々を雑にしないで、実りの季節へ向かう準備をしていきましょう。 今日は発作のお話でした。どうぞ穏やかな8月の始まりをお過ごしくださいね。 今日もお聞きいただきありがとうございました。また次回もお付き合いいただけたら嬉しいです。 それではまた。ごきげんよう。 もっと見る #八朔 #日本の年中行事 #感謝の作法 #八月の始まり 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ00:281.チャプター 104:042.チャプター 2コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
第634話 【算賀】四十で長寿を祝った時代 9分・4時間前・ 22再生AI目次平安の敬老の日「算賀」とは驚き!40歳を祝う長寿の宴10年ごとに重ねる人生の節目自らの成長を確かめる秘訣現代にも活きる平安人の知恵
第633話 【キノコ狩り】松茸の値段は山と人の距離 7分・昨日・ 39再生AI目次平安貴族も嗜んだ松茸の魅力松茸が身近だった時代の理由松茸の値段が語る人と山との距離「遠くなったもの」が示す現代の課題失われゆく技術を身近にするには
第632話 秋の【襲色目】半歩先の季節を着る 7分・一昨日・ 45再生AI目次平安の美学「襲色目」色の重なり季節を「半歩先」に着る意味とは顧客の無意識を掴むプロの視点「察する力」が示す絶妙な距離感千年前から現代へ繋がる「半歩」
第631話 【恋教え鳥】鶺鴒から教わったこと 7分・9月12日・ 54再生AI目次「恋教え鳥」鶺鴒の意外なルーツ国生みの神も小鳥に教えを乞う知らぬを恥じず学び続ける心構え教える側が一番学ぶという発見分からないを分かるに教わる意味とは
第630話 【秋の七草】目立たないものを七つ数える 7分・9月11日・ 54再生AI目次秋の七草とは?春の七草との違い万葉の花人・山上憶良が選んだ七草目立たぬ野花に宿る日本の美意識日常で「美しさ」を見つける重要性役に立たぬものから始まる文化の贅沢
第629話 【割に合わない】とわかっていても【やる】 7分・9月10日・ 70再生AI目次古代から現代へ続く栗との長い付き合い平安貴族を魅了した甘味料「甘面」の秘密「割に合わない」から生まれる甘さの価値日常のひと手間がもたらす豊かな食卓気づかれなくても「やる」ことの真の意義
第628話 【重陽】そして「扇」を仕舞う日 8分・9月9日・ 50再生AI目次重陽の朝に綿で顔を拭う美の習慣五節句から消えた重陽の節句の背景夏扇を納める九月九日の伝統と意味物事に「終わり」を決める平安人の哲学美しい終わりが次への始まりを彩る
第627話 【重陽の前夜】手がかかることが「祈り」の中身 8分・9月8日・ 60再生AI目次重陽前夜、菊に真綿をかぶせる意味長寿不老を願うキセワタの習わし紫式部が詠んだキセワタの歌「手がかかること」が祈りである理由静かで確実な仕事を生む支度とは
第626話 【白露】消えるからこそ光っている 7分・9月7日・ 61再生AI目次白露に秘められた平安人の感情なぜ露は歌に詠まれ続けるのか「消えるからこそ光る」の真髄十二単体験が残す「写せ身」儚いものだからこそ一番美しい
第625話 【音楽は身近なもの】聴く側ではなく鳴らす側にいた平安人 6分・9月6日・ 59再生AI目次平安貴族の必須科目「管弦」音楽は聴くものにあらず?教養として演奏する意味「見る」と「やる」の決定的な違い現代が失った「鳴らす」体験