TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第588話 文化は楽しむ人がいてこそ残っていく【気になるニュース】10:05 7月31日 78再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次歌舞伎・着物・浴衣イベントの盛況文化を楽しむ人を増やす秘訣とは?新たな一歩を支える安心の場作り日常から文化を育む実践的ヒントニュースが示す自分の大切な価値観AI文字起こし(β版) # チャプター 1 日々気付きだより佐藤美奈子です。 今日もお聞きいただきありがとうございます。 このチャンネルでは、エモン道や日本文化の学びを通して感じた、 心の在り方や人との向き合い方を、仕事や暮らしに優しく重ねてお届けしています。 今日は、「気になるニュース」というテーマでお話をしてみます。 私が気になったのは、先日行われた、「歌舞伎・着物・浴衣の日」という催しです。 着物や浴衣を着て歌舞伎を楽しむ企画に、274名の方が参加されたそうです。 今年1月に行われた企画と比べると、参加者は約2倍になったというニュースでした。 多くの方が着物や浴衣をまとって、歌舞伎座や歓劇や記念撮影を楽しまれていたそうです。 このニュースを見て、とても嬉しい気持ちになりました。 着物に関わる仕事をしているからということもあります。 ですけれども、それ以上に心が和んだというか、嬉しいなと思ったことは、 文化というのは、楽しむ人がいてこそ残っていくということです。 伝統文化というと、少し難しいもの、色が高いもののように感じている方もいるかもしれませんけれども、 知識がなければいけないだとか、正しく着物を着なければいけない、作法を知らなければいけない、 そんな風に考えてしまうと、少し遠い遠い世界になってしまいます。 ですが、最初はもっと気軽でいいと思っています。 着物を着てみたいだとか、浴衣で出かけてみたいだとか、本当に歌舞伎座に行ってみたいだとか、 綺麗な装いを楽しみたい、そういう小さな興味というものが、文化に触れる入り口になります。 今回の催しでは、着崩れを直してもらえる場所も用意されていたそうなんですね。 ここも私はいいなと思いました。 着物や浴衣を着て出かけてみたいけれど、途中で崩れたらどうしよう、 自分で直せなかったら恥ずかしい、そう思って出かけることをためらう方もいるでしょう。 ですけれども、困った時に助けてもらえる場所があると、最初の一歩を踏み出しやすくなります。 これは着物だけの話ではないと思いますよ。 新しいことを始める時、人は失敗しないことよりも、困った時に戻れる場所があるかを気にしているはずです。 分からなかったら聞ける、失敗しても直してもらえるだとか、 途中で止まったとしてもまた戻ってこられるという安心感があると、人はまた挑戦しようと思えるわけです。 私が講座やフリーレッスンで作りたいものも、そういう場所なんですよね。 最初から完璧にできなくてもいい、一度習ったことは忘れてもいいです。 もうすぐ覚えてしまう人はほぼいません。 繰り返し繰り返し皆さんやってらっしゃいます。 分からなくなったらまた確認しにいらっしゃればいいわけです。 安心して繰り返せる場所があることで、技術も文化も少しずつ身近なものになっていきますよね。 文化を残すというと守ることばかり考えてしまいますが、 箱の中に大事にしまって守るだけでは、次の人にはどうしても届きません。 置物もタンスの中にいるのはもったいない。 実際にタンスの引き出しから出して着てみる。 そしてこんな着物を持っていたんだなと再認識する。 そして実際に出かけてみる。 そして楽しかったなという気持ちを持ち帰ってくる。 これがいいですね。 その積み重ねが文化を次に繋いでいくのだと思っています。 これは私たちの日常にもきちんと置き換えられることですね。 大切にしたいものがあるなら、特別な日にとっておくだけではなくて、 暮らしの中で使ってみる。 好きな染め付けの器だとか、これは正月だけと決めているお皿も実は私もありますが、 でもやっぱりあのお皿にこれ、この例えばオードブロをよそったら綺麗だろうなと思えば、 そういうものも日常から出していいわけです。 興味があることから始めてみる。 詳しくなってからではなくて、ちょっと触れてみるところから始めてみるとか、 あとはうまくできる、自信がなくても安心して試せる場所を探してみる。 完璧になるまで待っていたらなかなか始まりませんし、 なかなか思いだけでは続いていかない、現実にはなりません。 少し不安なままでも一歩入ってみるだとか、 あとはうちのいわゆる絵文堂とか着物の教室もご紹介がありがたいことに多いんですよね。 ちょっと困っている着物に関して悩みを持っていらっしゃる方に、 ああそうだったら私が行っている佐藤先生のところにご紹介しましょうか、 一緒に行きましょうかって言ってくださる方が多くて、 とてもありがたいことだなと思います。 その一歩というのが、とても勇気がいりますけれども、 一歩進むことで大切な時間になることというのが本当にあります。 今回この着物や浴衣で歌舞伎を楽しむ方が増えたというニュースを見て、 文化の未来は少し明るいなと思いました。 文化は詳しい人だけのものではありませんし、楽しみたいと思った人のものであります。 難しく考えずに来てみたい、見てみたい、知ってみたいという気持ちを大切にしていいと思っています。 ちょうど私は、ちょっと数週間前ですけれども、 同じ着付け指導の仲間である方の取材で、初めて私は館船に乗ったんですよね。 これは浴衣のレッスンというのが主なんですけれども、 自分で浴衣を着てみよう、そして直し方もきちんとフォローするので、 一緒に浴衣を着て、そして浅草まで行って、 そして予約をしておいた館船に乗って、おいしいお食事をいただいて、 そして浅草で解散しましょうというとても楽しい企画に私もちょっとお手伝いをして、 ご一緒にさせていただきました。 私はちょっと膝の関係で浴衣は着ないでサポートに入りましたけれども、 まさにこれもそうなんですよね。一歩踏み出した浴衣着てみたい、 夜に館船なんていいなと思いながらも乗ったことがない、 そしてそういう夏の、東京の夏を満喫したいという思う人が集って、 そして自分で浴衣を着れるように丁寧に優しく教えてもらって、 そしてみんなとその学びを一緒に育んできた、みんなと一緒に館船に乗って、 本当に初めて会った方もいらっしゃる中で、 皆さん本当にわきあいあいと楽しい時間を過ごしました。 そういう本当に取り組みというのをコツコツすることで、 やっぱり文化的なことというのは楽しんで身近に感じて、 そしてそういう方々がつないでいってくれるものなんだなと思って、 とても楽しい時間を私も過ごさせていただきました。 # チャプター 2 はい、今日取り上げたニュース。この同じニュースを例えば見聞きしても、心に残る人と残らない人っていうのがいますよね。 それは知識の差ではなくて、何を大切にしているかの違いかなと思います。 私はやはりこの文化というものを大切にしたいと思っているから、この歌舞伎座に浴衣や着物を着ていくというニュースを見て、とてもえー何々って感じで食いつくようにその記事を読んだわけです。 でもそこまで思わない方もいらっしゃるわけですよね。 だからなぜこれが気になったのかを自分に問いかけてみると、自分でも意識していなかった価値観が見えてくる時もあります。 ニュースを見るときは世界を知る行為であると同時に、自分も知る行為であるのだなと思います。 はい、今日は4月最後の配信として、気になるニュースというテーマでお話をしました。 このニュース、何に反応するかは、自分が何を大切にしているのかの現れです。 だから気になるという感覚をぜひ大切にしていただきたいなと思います。 今日もお聞きいただきありがとうございました。 明日から8月です。 夏本番の暑さが続きますがどうぞご自愛くださいませ。 また明日からも日々の日付をお届けしてまいります。 また次回もお付き合いいただけたら嬉しいです。 それではまた。ごきげんよう。 もっと見る #振り返り #価値観 #気になるニュース #屋形船 #浴衣で歌舞伎 #着物で歌舞伎 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ08:221.チャプター 101:442.チャプター 2コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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