TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第592話 衣紋道では【分習】が克服の決め手08:11 8月4日 69再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「できない」の壁と向き合うには苦手な動きを細分化する効果他者比較をやめて自分軸で進む上達を呼ぶ小さな努力の積み重ね失敗から学ぶ確実な前進のヒントAI文字起こし(β版) # チャプター 1 日にし気づきだより佐藤美菜子です。 今日もお聞きいただきありがとうございます。 このチャンネルでは、エモン道や日本文化の学びを通して感じた、 心の在り方や人との向き合い方を、仕事や暮らしに優しく重ねてお届けしています。 今日のテーマは、苦手を克服した経験です。 皆さんも苦手だなぁと思うこと、物、人、いろんな苦手があるかと思いますが、 その内容について、次のチャプターからお話をしていきます。 # チャプター 2 はい、今日は苦手を克服した経験についてお話をします。 苦手なことに向き合うとき、どうしても私たちは早くできるようになりたいと思っています。 けれども、苦手というのは、気合だけで一度に超えられるものではありませんね。 私が行っているエモン道のお稽古でも、どうしてもうまくできない動きというのが本当にありました。 なかなか、何年かかりでしたかね。 1年、いやー、本当に1年、2年はかかったと思いますけれども。 頭では手順を理解しているんですが、体がその通りに動かない。目の前にそれがあるのに動かない。 焦れば焦るほど手元は固くなるし、指はつるし、前にできていたことまで崩れてしまうことというのもたくさんありました。 その時気づいたのは、できないという言葉が大きすぎるなということです。 できないという言葉。 一つの動作に見えても、実際には立つ位置だとか、手の角度とか、力の入れ方とか、衣を見る場所とか、 そういくつもの要素があります。 そこでできない動作を小さく分けました。 今日は立ち方だけをしっかり見ようとか、次は手の高さだけ確認をしよう。 その次に、呼吸を止めずに、ちゃんと呼吸をして動くことを意識する。 ついつい呼吸を止めていることっていうのもあるんですよね。自分で気づいていなくても。そういう時に限って、ちょっと失敗するってことも多くありましたので、そこを意識しました。 一度に全て直そうとするのをやめたということです。 すると少しずつ原因というものが見えてきたんですよね。 能力がないというよりも、力を入れる場所がちょっと違ってただけだった、だとか、覚えが悪いのかなと思ってたら、確認する順番が曖昧だっただけだった、とか、 苦手の正体というものがわかると、必要以上に怖がらなくなりましたね。 もう一つ大きかったのは、人と比べるのをやめたということです。 このお稽古の場というのには、覚えが早い人もいれば、動きが美しい人もいます。 その姿を見ると、自分だけが遅れているように感じてしまうのは誰でもそうだと思います。 けれども、昨日の自分より一つわかることが増えたなら、それは前進です。 上達の速さは人によって違いますね。 大切なのは、自分の課題から目をそらさず、続けられる形にすることです。 苦手を克服するというのは、ある日突然得意になることではないですね。 怖さが少し減ったりとか、失敗しても戻り方がわかるとか、できない理由を自分に見つけられるようになるとか、 そういう本当に小さな積み重ねが、いつの間にか苦手との距離を変えてくれているわけです。 本当にね、ある日突然はないけれども、コツコツコツコツやっていると、ああ、これかという瞬間ってやっぱりあるんですよ。 今苦手だと感じていることがある方がいらっしゃれば、私はこれができないと大きくまとめないでくださいね。 どの場面で止まってしまっているのかとか、何がわからないのかとか、一番小さく練習できる部分はどこか、そこまで分けてみてください。 よく、絵問答の世界では、分集と言います。分けて習う。 例えば、袴の下の帯の結び方もちょっと特殊ですが、帯の結び方だけを練習して、まずそれがマスターしたら担当の先生に見てもらう。 そして長足の出ない長袴を結ぶときは、やはりそこもしっかり結ばなければいけないので、 長袴までまずは習得。そして五つぎぬまで習得というふうに、私が習い始めてた頃は、長袴だけの免許とか、五つぎぬまでの免許とか、 そういうふうに、分集居場と言いまして、分けて学んで、その都度確認を得られたということで、着実に学びが深まっていったということがあります。 ですので、一般的な着物の方でも、分けて学ぶということをよく、受講生の方にお伝えしています。 全部やろうとしたら、もう30分40分かかって、一つの一体の着物の姿しか勉強できなくて、疲れて終わっちゃうことがありますが、 例えばタオル補正と長襦袢だけだったら、10分から15分でできるので、それを4回やった方がずっと身につくわけです。 そして、できなかった日にも、稽古した事実というのはちゃんと残ります。 うまくいかなかった経験も、次に直す場所をきちんと教えてくれます。 うまくいかなかった経験というのは、本当に次に進めるための情報を得たと思って、何にも心配することはありません。 苦手は自分を否定する材料ではないし、また体や心が覚えていない場所を示す印でもあります。 急がずに一つ一つ、本当にコツコツコツコツ重ねていきましょう。 結局はこれが一番早いかなと思いますね。 うーん、まあそりゃもう1ヶ月で全部マッサーするってことは無理ですよ。やっぱりそれは無理です。 だけれども、信じてコツコツコツコツやる。進んでいないようだけれども確実に進んでます。 皆様謙遜なさる方が多いので、いや全然覚えてないと言っても、やってみてもらうとスルスルスルッとできてるんですよね。 そういうところを見ると、やれるじゃないですかって、よく私も本当に声をかけますけれども、皆さんきちんとやれていますから、 きちんと続けてきた、継続してきたという時間は必ず皆さんの心の中とか所在の中、手の中、技の中にきちんと残っていますので、ご心配なくお過ごしいただければなと思います。 はい、今日もお聞きいただきましてありがとうございました。また次回もお付き合いいただけたら嬉しいです。 それではまたごきげんよう。 もっと見る #コツコツ #成長の記録 #稽古と学び #苦手を克服した経験 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ00:411.チャプター 107:302.チャプター 2コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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