#234 サッカー日本代表チームドクター 山藤賢さん/森保一監督共著「日本のために!」
1:06:30
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山藤賢(さんどうまさる)さんは、いくつもの顔を持つ人物です。
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Jリーグ、サッカー日本代表、なでしこジャパンのチームドクターを歴任。医療法人の理事長として組織を経営しながら、昭和医療技術専門学校の校長として次世代の医療人を育てる。その教育論・人材育成・経営論は幅広い共感を呼び、著書がビジネス書ランキング1位を獲得するなど、教育者・経営者・リーダーとしてもっとも注目される人物のひとりです。
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なお、この専門学校については第221回目の放送「心に火をつける日本一あたたかい専門学校」の放送で詳しくお伝えしています。ぜひあわせてお聞きください。
https://r.voicy.jp/LMKxdNDWKyo
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渡米前の多忙を極める中、インタビューのために特別に時間をとってくださいました。
華やかな肩書とは裏腹に、メディアと距離を置いてきた山藤さんが、なぜこの本を書いたのか。きっかけは純粋な友情でした。
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「本気で世界一を目指す森保一という人の人間性に惚れて、この人を純粋に応援したいというエネルギーが沸いてきた」と言います。
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ふたりの交流は20年以上にわたります。森保さんがサンフレッチェ広島の選手だった頃から、監督時代、そして日本代表監督就任まで。チームドクターとして、そして友人として、その道のりをずっと近くで見守ってきた山藤さんだからこそ書ける物語が、この一冊に綴られています。
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正直に言うと、私はこの本のタイトルと表紙デザインに、最初、緊張感を感じました。
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「日本のために!」という大きな文字、そしてドーンと配置された日の丸のデザイン。国家や民族のアイデンティティを前面に出すことが、戦前・戦中の過ちと結びついてしまうという抑制が、社会全体にも、自分自身にも深く染み込んでいるからです。「日本らしさ」を共通の言語として語る文化がなぜ育たなかったのか——そのことを山藤さんに率直に聞いてみました。
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その問いへの答えは、本の中にありました。そして読み終えたとき、私の緊張はすっかりほぐれていました。
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この本のテーマは「日本人の誇り」です。
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W杯でのサムライブルーの戦いに熱狂する。でも、その熱が冷めた日常に戻ると、自分たちの文化や価値観に自信が持てない。そういう人が日本に確実に増えているというのが、森保監督と山藤さんの共通した問題意識です。
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森保監督はこう言います。「サッカーは単なるスポーツではない。日本人として世界に挑む姿勢を示すものだ」と。日本が世界一を目指すためには、技術や戦術だけでは足りない。「日本らしさ」「日本人らしさ」をキーワードに、応援する側も含めた「チーム・ジャパン」として戦うことが必要だ、と。
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その哲学を起点に、監督の戦術論、選手とのコミュニケーションのとり方、世界と戦うメンタリティについて、具体的なエピソードを交えながら綴っています。「日本らしさという最後のピース」——それは技術でも戦術でもなく、日本人としての誇りと、みんなで挑戦する一体感だというふたりの確信が、ページのあちこちから伝わってきます。
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本書では「3人目の対話者」という読み方が提案されています。森保監督と山藤さんの対話を、ただ受け取るのではなく、「自分だったらどう答えるか」と自問しながら読む。そうすることで、読者自身がその対話に加わっていく、そんなイメージです。
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私自身、サッカーにほとんど興味を持ったことがありませんでした。イギリスに住んでいた頃は、フーリガンのイメージが強くて、どこか怖いスポーツという印象を持っていたくらいです。でもこの本を読んで、森保さんの本質的な考え方や世界観、社会観を知ることができました。間もなく始まるワールドカップでの活躍が、今から本当に楽しみになっています。
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なお、著者ふたりは印税を全額放棄し、慈善団体への寄付としています。世界一への挑戦を応援する仲間を増やしたいとして、現在クラウドファンディングも実施されています。
https://camp-fire.jp/projects/949329/view?utm_campaign=cp_share_c_msg_projects_show
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私はいつも山藤さんのことを「さんちゃん」と呼んでいるのですが、いつもまっすぐで、すべてを受け入れてくれるような、ありのままで強く優しい人です。改めて聞き返してみると、私がインタビューをしているようで、実はさんちゃんが私の話を聞いてくれていたんだな、と気づきました。
もしもしんどいことがあっても、これを聞き返せば「さんちゃんがいるから大丈夫」と思えるだろうな、と感じています。
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このインタビューの収録時に、私が把握できていなかったことがありました。今回の代表メンバーの中に、性犯罪に関わったとされる方々が含まれているということです。
日本サッカー協会は暴力やハラスメントを許容しない「ゼロトレランス」の取り組みを進め、不適切な行為に対して厳格な懲罰を適用するとしています。今回は不起訴処分であったことが理由のようですが、個人的にはそういった方はメンバーに選ぶべきではないと考えます。巨人のもと阿部監督の件もしかり、スポーツ界における倫理教育はシビアに取り組んでいかなければならない課題がある。
矛盾を抱えたまま放送することへのためらいはありましたが、私自身、知らないこと・わからないことがたくさんあるということ——それも含めて学んでいきたいという思いで、公開することにしました。
忌憚なくご意見をお寄せいただければ幸いです。
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Jリーグ、サッカー日本代表、なでしこジャパンのチームドクターを歴任。医療法人の理事長として組織を経営しながら、昭和医療技術専門学校の校長として次世代の医療人を育てる。その教育論・人材育成・経営論は幅広い共感を呼び、著書がビジネス書ランキング1位を獲得するなど、教育者・経営者・リーダーとしてもっとも注目される人物のひとりです。
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なお、この専門学校については第221回目の放送「心に火をつける日本一あたたかい専門学校」の放送で詳しくお伝えしています。ぜひあわせてお聞きください。
https://r.voicy.jp/LMKxdNDWKyo
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渡米前の多忙を極める中、インタビューのために特別に時間をとってくださいました。
華やかな肩書とは裏腹に、メディアと距離を置いてきた山藤さんが、なぜこの本を書いたのか。きっかけは純粋な友情でした。
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「本気で世界一を目指す森保一という人の人間性に惚れて、この人を純粋に応援したいというエネルギーが沸いてきた」と言います。
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ふたりの交流は20年以上にわたります。森保さんがサンフレッチェ広島の選手だった頃から、監督時代、そして日本代表監督就任まで。チームドクターとして、そして友人として、その道のりをずっと近くで見守ってきた山藤さんだからこそ書ける物語が、この一冊に綴られています。
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正直に言うと、私はこの本のタイトルと表紙デザインに、最初、緊張感を感じました。
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「日本のために!」という大きな文字、そしてドーンと配置された日の丸のデザイン。国家や民族のアイデンティティを前面に出すことが、戦前・戦中の過ちと結びついてしまうという抑制が、社会全体にも、自分自身にも深く染み込んでいるからです。「日本らしさ」を共通の言語として語る文化がなぜ育たなかったのか——そのことを山藤さんに率直に聞いてみました。
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その問いへの答えは、本の中にありました。そして読み終えたとき、私の緊張はすっかりほぐれていました。
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この本のテーマは「日本人の誇り」です。
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W杯でのサムライブルーの戦いに熱狂する。でも、その熱が冷めた日常に戻ると、自分たちの文化や価値観に自信が持てない。そういう人が日本に確実に増えているというのが、森保監督と山藤さんの共通した問題意識です。
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森保監督はこう言います。「サッカーは単なるスポーツではない。日本人として世界に挑む姿勢を示すものだ」と。日本が世界一を目指すためには、技術や戦術だけでは足りない。「日本らしさ」「日本人らしさ」をキーワードに、応援する側も含めた「チーム・ジャパン」として戦うことが必要だ、と。
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その哲学を起点に、監督の戦術論、選手とのコミュニケーションのとり方、世界と戦うメンタリティについて、具体的なエピソードを交えながら綴っています。「日本らしさという最後のピース」——それは技術でも戦術でもなく、日本人としての誇りと、みんなで挑戦する一体感だというふたりの確信が、ページのあちこちから伝わってきます。
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本書では「3人目の対話者」という読み方が提案されています。森保監督と山藤さんの対話を、ただ受け取るのではなく、「自分だったらどう答えるか」と自問しながら読む。そうすることで、読者自身がその対話に加わっていく、そんなイメージです。
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私自身、サッカーにほとんど興味を持ったことがありませんでした。イギリスに住んでいた頃は、フーリガンのイメージが強くて、どこか怖いスポーツという印象を持っていたくらいです。でもこの本を読んで、森保さんの本質的な考え方や世界観、社会観を知ることができました。間もなく始まるワールドカップでの活躍が、今から本当に楽しみになっています。
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なお、著者ふたりは印税を全額放棄し、慈善団体への寄付としています。世界一への挑戦を応援する仲間を増やしたいとして、現在クラウドファンディングも実施されています。
https://camp-fire.jp/projects/949329/view?utm_campaign=cp_share_c_msg_projects_show
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私はいつも山藤さんのことを「さんちゃん」と呼んでいるのですが、いつもまっすぐで、すべてを受け入れてくれるような、ありのままで強く優しい人です。改めて聞き返してみると、私がインタビューをしているようで、実はさんちゃんが私の話を聞いてくれていたんだな、と気づきました。
もしもしんどいことがあっても、これを聞き返せば「さんちゃんがいるから大丈夫」と思えるだろうな、と感じています。
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このインタビューの収録時に、私が把握できていなかったことがありました。今回の代表メンバーの中に、性犯罪に関わったとされる方々が含まれているということです。
日本サッカー協会は暴力やハラスメントを許容しない「ゼロトレランス」の取り組みを進め、不適切な行為に対して厳格な懲罰を適用するとしています。今回は不起訴処分であったことが理由のようですが、個人的にはそういった方はメンバーに選ぶべきではないと考えます。巨人のもと阿部監督の件もしかり、スポーツ界における倫理教育はシビアに取り組んでいかなければならない課題がある。
矛盾を抱えたまま放送することへのためらいはありましたが、私自身、知らないこと・わからないことがたくさんあるということ——それも含めて学んでいきたいという思いで、公開することにしました。
忌憚なくご意見をお寄せいただければ幸いです。
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コメント

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サッカー選手のレイプ事件に関して監督や協会が適切な対応をしていなのではと思い危惧しています。
おっしゃる通りですね。私も当該の選手はそもそもメンバーに選ばれるべきではないと考えますし、巨人の阿部監督しかり、スポーツ界の倫理教育はちゃんとシビアに取り組む必要があると思います。