TOPトーク専門家教育に関わる全ての人を応援する声送りラジオ【『複線化する授業』を読んで】話し合いを深めるために、あえて「学びの速度を落とす」【1学期の授業反省】12:46 8月14日 221再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次全員が深く学ぶ「複線化する授業」個別最適化と共通理解を促す「川モデル」議論を深める「学びの速度を落とす」重要性1学期の授業反省から見えた課題の正体2学期の授業改善計画「受け取り、つなぐ」AI文字起こし(β版) # 『複線化する授業』から得た3つの気づき みなさんこんにちは。教育に関わるすべての人を応援する 雇用クリーダー賞パーソナリティの佐藤真です。 みなさんお盆はいかがお過ごしでしょうか。 今日は夏休み中いくつか本を読んでいるわけなんですけれども、 今日は中野雄貴さんの複線化する授業をプレゼント企画でいただいたので、 その本を読んで考えたこと、気づいたことをお話ししていきたいと思います。 主にこの本を読んで心に残ったことは3つあります。 1つ目はカワーモデルというのがこの本の中で紹介されているんですけれども、 子どもたちが個別に学ぶこととみんなで学ぶこととの関係が カワーをモデルにしてわかりやすく説明されていたというところ。 2つ目は自分の授業にはあえて学びの速度を落とすという視点が足らなかったんだな ということをこの本から学んだのでその話を。 そして3つ目は発言をうちのクラスの授業ではたくさん出すということを とても大事にしていたんですけれど、たくさん出すだけじゃなくて 他の人の考えをちゃんと受け取ってそこから自分の考えをつないでいくだとか そういうことを2学期は大切にしたいなんてことを気づいたので その話をしていきたいと思います。 今日はこの中でも特に自分の授業を一番振り返ってみて ここが足りないなというふうに気づかされた学びの速度を落とすということについて 深掘っていけたらなと思っております。それでは本編のほうどうぞ。 # 「川モデル」 それでは本の内容について話していこうと思うんですけれど、 久しぶりに歩きながら収録をしているんですけれど、 歩いていると息が続かなくなってくるので、 途中で聞き苦しいところがあるかもしれませんが、ご了承いただけたらと思います。 まず、この本の中で伏線化する授業を、川を渡っていくことに例えた川モデルというのが紹介されるんですね。 川の向こう岸というのは、子どもたちに到達してほしい学びのゴールがあるんだよと。 子どもたちはその向こう岸を目指して、自分で足場を置きながら川を渡っていくイメージなんですよ。 一方で先生は、子どもたちが自分では足場を置けないところを追加で置いてあげたりだとか、 ここでは一度みんなで考えた方がいいなという場所に共通の足場を用意したりする。 そういうイメージで進めていくという内容がすごくわかりやすかったんですよね。 例えば国語の授業であれば、この教材を通して一体どんな読み方を身につけさせたいのか。 子どもたちがどのような思考過程をたどっていくのかということを教師が想定した上で、 ここは一人で考えてほしいなとか、ここは部屋で一度交流させたいなとか、 ここは全員で一度立ち止まりたいなというふうに学びの場を構築していく、作っていくということが書かれていたんですよね。 子どもたちに全部を委ねるわけではないんだけれどかといって、 教師が一つの道筋を用意して全員で同じように歩かせるわけでもないんだよと。 子どもたちがそれぞれの足場を使って進んでいく。 でも必要なところはみんなで一度立ち止まって考えていくというのがすごくわかりやすかったんです。 これ言ってしまえば当たり前なことなんですけれど、読みながらそうだよねという感じで読んでいたんですけれど、 この川を渡っていくというそのモデル、説明の仕方がとてもわかりやすいなというふうに思ったので、 もし校内とかで説明をしなきゃいけなくなったときにはこの川モデルを使わせてもらおうかなと思って読んでいたところでした。 # 話し合いを深めるために、あえて立ち止まる(速度を落とす) それでは2つ目ですね。2つ目は学びの速度を落とすというところですね。 僕自身が1学期の授業を振り返ってみて、自分に足りなかったのはここだなと思ったところが、この学びの速度を落とすというところなんです。 1学期の授業を振り返ってみると、国語だとか道徳だとか社会科でもそうですけど、どんどん子どもたちで話し合いをする場面の時には、 指名なしの発表でどんどん子どもたちが次々に立って意見を言っていたりだとか、その意見を言っていった後に他の子が、 でもそれってこういうことじゃないですかとか、ここにはこうやって書いてありますけどどうなんですかという反論をしたりだとか、 特に大事にしていたのは質問で、どうしてそうやって考えたんですかとか、こうやって言った方に質問ですみたいな感じで、質問をするというのをすごい大事にやってきたんですね。 確かに子どもたちの様子を見ていると、どんどん立って発表をするし、ちゃんと質問をしたりするし、見た目としては、やっている子どもたちの姿としては、それなりにやっているなというふうに感じていたんだけれど、 でも、ちゃんとその話し合いを通して読みが深まったかだとか、ちゃんとその考えが深まったのかというところでいくと、これでいいのかな、まだまだ浅い気がするなというのが正直な感想というか思っていたところだったんですよね。 その違和感の正体みたいなところが、この本を読んでいたら書いてあって、その本の中には本当に全員がその話し合いでその話の流れを理解できていたんだろうかとか、一度聞いただけで話の内容を理解してすぐに反応できる数人の子たちで話は済みなかったかだとか、 子どもたちは自分が分かる部分だけを聞き取って、理解しきれなかったところはそのまま聞き流しているんじゃないかというふうにも書かれていたんですよね。 で、それを見たときに、確かに振り返ってみると、「分かんなかったからもう一回言ってください。」だとか、「何々さんがこう言っていたことに対して僕はこういうふうに思ったんだけど、でもやっぱりこうじゃないですか。」みたいな感じで、その前の人の発言を受けた上での自分の意見みたいな、ちゃんと聞いた上でそれについて考えて意見をつないでいくみたいな、本当に基本なんですけど。 子どもたちの討論中にちゃんと聞くってところが、僕の中で指導しきれてなかったんじゃないかなって思ったんですよね。 もちろん、僕がこれでいいのかなって迷ったっていうことはですね、子どもたちがこういうことに気づいてほしいとか、こういうところまでたどり着いてほしい話し合いでっていうイメージがちゃんと持てなかった、そこが明確じゃなかったっていうところもあると思うんですけど、 ちゃんとそのゴールに向かうために、ここはちゃんとみんなで自分の考えをもう一度整理してほしいだとか、その考えに対してどう思うのかちゃんと一旦受け止めて考えてほしいみたいなところで止めるみたいなことが僕はできてなかったなってことを思ったんですよね。 つまりどういうことかというとですね、この本でいくならば、最後に大蔵おじいさんのガンの実際の授業の先生と子どもの発言とかやり取りが載っているところがあるんですけれど、その中でですね、例えばこの中野先生はですね、誰かが発言をした後にすぐ次の人の意見を聞くんじゃなくて、 学びのスピードを一旦落とすっていうためにですね、今の話で何が印象に残りましたか、今の話から何が分かりましたかとか、今の話をあなたはどう受け取りましたかっていうふうにこの子どもが自分の意見を言った後に一旦みんなにそれで返すんですよね。 そうするとこの大蔵おじいさんとガンの授業の中では子どもたちからもう一回言ってほしいですっていう言葉が出てきてたんですよね。僕はこの場面を読みながら、自分の授業ではそうやって子どもたちに返すこともなかったし、もう一回言ってほしいっていうことってほとんど出てこなかったなってことを思ったんですよね。 そのもう一度言ってくださいっていうふうに出てこなかったのは、子どもたちが全員聞き取れていたわけではなくて、実際大人でも一回話を聞いただけで相手の話を正確に理解するって正直難しいじゃないですか。 子どもであればやっぱりなおさらだと思いますし、聞き取りテストでも2回ありますよね。音声流すのが。それでももううちのクラスでもう一回言ってほしいが出なかったっていうことは、わからなかったところがあってもそのまま授業を流していた子がたくさんいたんじゃないかなってことをやっぱり思ったんですよね。 中野先生の授業の話に戻すんですけど、中野先生の大豆おじいさんのがんの授業の中では子どもたちにもう一回話してもらうと、2回目は子どもたちがメモを取りながら話を聞いている様子だとか顔を上げて話を見たりするようになるっていうところが書いてあったんですね。 これはただ聞くっていう状態から、この後自分がどう思ったのかを話すために聞くっていうアウトプットを前提にした聞き方に変わったからそういう変化があったんじゃないかなって思ったんです。 もちろんですね、もう一回言ってくださいって言わなくても最初から最後にその話を聞いた上で自分はどう考えたのかっていうのは話す前提で聞くっていうのを最初からできるようにするのが理想だと思うんですけれど、でもこうした一個一個の一回止めてみんな今の聞いてどう思いましたか、わからなかったかもう一回教えてくださいみたいな、でもう一回ちゃんと聞くっていうところを丁寧に繰り返していくことによって テンポの早い話し合いとか討論になった時にもちゃんと聞いた上で自分の考えを述べるってことができるようになっていく。そこを僕は飛ばしてですね、ちゃんと聞けているのか聞いた上で自分はどう考えたのかっていうところを抑えずにスピードを求めていったってところが自分の一学期、反省しなきゃいけないところの一つだなっていうふうにも思ったんですね。 もう一個ですね、このもう一回言ってほしいって言われることは聞く側だけじゃなくて話し手にとってもいい意味があるんじゃないかなってことも読みながら思ったんです。 自分としてはちゃんと伝えていたつもりでも話しているつもりでも一度では相手には伝わっていない、そういう経験をするともう少しゆっくり話したほうがいいのかなとか内容のまとまりごとに一回止まったほうがいいのかなとか教科書のどの部分の話なのかちゃんと示しながらとか言葉の中に加えながら話したほうがいいのかなとかどうやったら相手に伝わるのかを考えて話すようになると思うんですよね。 僕が今実際に話しているのもそうですけれど、ちゃんとこれがどうしたら伝わるのかそこに意識を向くと思うんです。 そうなっていくとじゃあペアで交流するときにも言葉だけじゃなくて教科書とかノートを見せながら話そうだとかどこの部分について話しているのかを指で指し示しながら説明しようっていうふうに伝え方にも意識を向いていくと思うんですよね。 というよりもそうやって意識が向いていくように僕自身が丁寧にそこは指導しなきゃいけなかったところだなと。 それを指導しないのにもかかわらずスピードをいきなり最初から求めてしまったっていうところがなかなか話し合いが思ったように深まっていかないっていうことの原因の一つだったんじゃないかなっていうふうに思ったところでした。 # 2学期は「聞いて、受け取り、つなぐ」授業へ はい、それでは気づいたらですね、もう3つ目の話に食い込んでしまっていたわけなんですけども、 3つ目はですね、2学期はあえて学びの速度を落とすということを意識してみようということです。 子供が発言したらですね、すぐに教師がまとめたりだとか、問い返したりだとか、次にどんどん進めていくんじゃなくて、 今の話どう思ったとか、何が分かったとか、そういうふうに一度立ち止まって、問い返して、子供たちに返してですね、 もう1回聞き取れなければ話してもらったり、その上で僕はこういうふうに聞いて考えましたと、 そこからこういうふうに考えますというふうな形で、周りの人との発言と自分の考えをちゃんと繋いでいくというところを、 時間は多分かかるかもしれないんですけれど、丁寧にまずやっていかなきゃいけないかなということを思ったところでした。 それからだんだん少しずつ身についていけば、自然とこっちが焦らなくても、その話し合いの速度が上がっていっても、 何々さんはこう言っていたけど、何々さんの話を聞いて、考えを聞いて、自分はこういうふうに考えましたと。 これについてどう思いますかとか、子供たち自身でその他の人の意見を繋いで、話し合いができるようになっていくんじゃないかなってことを、 この本を読んで改めて思ったところでした。 それ以外にも、前の時間の学びも次の時間に繋いでいくために、前の時間の振り返りを授業の最初に紹介して、そこから授業を展開していくみたいなところの工夫も入れていこうと思ったところでした。 ぜひ皆さんも夏休み中、いろんな本を読まれているところかと思いますが、中野先生の伏線化する授業も手に取って読んでみてはいかがでしょうか。 それでは皆さん、今日も最後まで聞いていただきありがとうございました。また次回の放送でお会いしましょう。さよなら。 もっと見る教育に関わる全ての人を応援する声送りラジオさとしん@小学校教師01:341.『複線化する授業』から得た3つの気づき02:012.「川モデル」07:223.話し合いを深めるために、あえて立ち止まる(速度を落とす)01:504.2学期は「聞いて、受け取り、つなぐ」授業へhttps://amzn.asia/d/0f7Kysttコメント感想・質問・応援メッセージを書こう 土屋綾乃8月15日中野さんのこのご著書、まだ読めてなかったから嬉しい〜✨「川モデル」も「速度を落とす」もすごくふむふむと聞きました👂「もう1回聞きたいです」これ講演会とかセミナーで自分がめっちゃあるー‼︎と思いました。2返信
「1学期はできていたのになぁ」って思った時どうしますか? 11分・9月5日・ 120再生AI目次新学期「できていたはず」ができない生徒たち朝の挨拶や発表に見る変化の兆候正論ではなく「すごい」と伝える声かけの秘訣「できない」を「チャンス」に変える教師の視点クラス全体から一人ひとりへ注ぐ視点の重要性
2学期初日、何を話すかより「何を見るか」 7分・8月31日・ 70再生AI目次夏休み宿題未達成でも大丈夫な心構え2学期初日、先生が見るべきポイント教室で育む心理的安全性:挨拶の力居心地の良いクラス作りの先生の役割2学期を良いスタートにする具体的な一手
【『複線化する授業』を読んで】話し合いを深めるために、あえて「学びの速度を落とす」【1学期の授業反省】 13分・8月14日・ 221再生AI目次全員が深く学ぶ「複線化する授業」個別最適化と共通理解を促す「川モデル」議論を深める「学びの速度を落とす」重要性1学期の授業反省から見えた課題の正体2学期の授業改善計画「受け取り、つなぐ」
8月6日と夏フェス振り返り 24分・8月7日・ 324再生AI目次愛知で感じた北海道夏フェスの意義人口8000人の町で夢を形にした奇跡楽しかった夏フェス体験から得た学びとは「語る資格」を問う平和への向き合い方平和を語り継ぐ教員の役割と使命とは
in北海道〜面白がる&寄り道が旅の醍醐味+授業を見てもらうと気付くことがたくさんある〜 25分・7月31日・ 248再生AI目次北海道一人旅で発見、知識が広げる世界の面白さ旅の偶然が生む驚きと名古屋との意外な繋がりAI活用リフレーミング授業、オンライン挑戦の全貌教え方の学校、校長が語る100点授業の秘訣リスナーが実践、Voicyが繋ぐ学びの輪
コメントを久しぶりにのんびり返す回 30分・5月24日・ 104再生AI目次子どものつながり強化!コメントと挨拶術「ケテブレ」実践で主体的な学びをAIを「壁」に!授業変革のツールとは?「ミミクリ」発想が授業を変える!「賢さの階段」で深い理解へ導く秘訣
学級につながりをつくるシリーズ②相互コメント 9分・5月23日・ 147再生AI目次学級につながりを作るコメントの効果生活ケテブレで育む本音の交流面と向かえない思いを繋ぐコメント術全教科で実践!コメント交流の威力コメントで実現する理想の学級像とは
学級につながりを作るシリーズ①あいさつ+α 9分・5月22日・ 130再生AI目次学級の行動習慣 定着の現実学級文化を育む 1学期の重要性子ども同士の横のつながり形成術朝のちょい活 挨拶からハイタッチへ異性間交流へ繋がるちょい活の展望
AIを単元のゴールで乗り越える壁にする 9分・5月20日・ 128再生AI目次社会科授業にAI導入!単元ゴールの再構築AI貝寿大臣現る!町をなくす衝撃提案貝寿市を守れ!AI大臣説得への道AI大臣は強敵!子供たちの知恵と工夫AIとの討論が導く学習の目的意識
【朝1分】つながりを作る朝のちょい活 4分・5月1日・ 123再生AI目次朝の挨拶、誰が誰に?意外な実態「おはよう」から始まる絆のつくり方雰囲気激変!簡単な「ちょい活」の効果子どもの勇気を育む!声かけの工夫とは?挨拶が地域を変える?広がる可能性
「川モデル」も「速度を落とす」もすごくふむふむと聞きました👂
「もう1回聞きたいです」
これ講演会とかセミナーで自分がめっちゃあるー‼︎と思いました。