この記事は、VoicyパーソナリティKYOKO先生の放送を元に書き起こした記事です。
音声でも聴きたい方は、記事最後の音声プレイヤーからお楽しみください。
失敗を乗り越えて結果を出す人はどうしているのか?
逆に結果を出せない人はどんな考え方をしているのか?
これを3つのポイントでお話ししていきます。
1.失敗を乗りこえる考え方〜失敗を恐れない〜
失敗を乗り越え前に進んでいける人は、まず失敗を恐れていません。逆に、失敗という壁が立ちはだかったときに自分はダメだと思ってしまう人は確実性を求めています。
例えば願っている夢や考え方がみなさんにはあると思います。その夢や願いを叶えていく人はたくさんの失敗を前提に動いているんです。とにかく失敗ありき、失敗して当たり前、むしろ失敗はウェルカム。「失敗して当然」と最初から腹をくくっているんですね。
くじ引きでも当たりもあるしハズレもあるじゃないですか。とにかく失敗が怖い人は確実性を求めているので絶対に当たらないとイヤなんです。
成功できる人は一発で当たりを引くことは願っていません。その箱の中のくじを全部引き取ってでも当たりを最後に出す。一番最後に当たりを引くかもしれないし、もしかしたら3回目や5回目で当たりが出るかもしれない。わからないけどとにかく挑戦し続ける。失敗の数をこなせばこなすほどダメなルートがわかってくる。自分の中で消去法ができてくるわけです。その消去法で成功への道筋が見えてくるんです。
以前、私が「物事の結果は自己責任」という趣旨のツイートをしたとき、こんなコメントが来ました。
「料金はもらうけど結果が出なかったら責任は取りませんよっていうふうにしか聞こえません」と。
私はこのコメントに全てが集約されているかなって思ったんです。この私のツイートにコメントした方の本音は「自分が料金を支払うから確実に成功させてくれ」「もし結果が出なかったらその責任も取ってほしい」。こういう思いがあると思います。
これは確実に当たる宝くじみたいなもので、冷静に考えればそんなものはあるわけないんです。だから世の中に100%はないと知っている人は結果を出しやすい。どんなに最良だと思う道にも必ず壁がある。大切なのは壁に遭遇せずにゴールすることじゃなく、いくつもの壁を乗り越えることで自己成長することかなと私は思います。
2.失敗を乗りこえる考え方〜改善する〜
失敗を乗り越えて結果を出す人は改善していきます。反対は悔やむ人。これも相反する考え方かなと思います。
結果を出せる人は壁にぶつかってしまったときにとにかく改善方法を考えます。一方結果が出ない人は壁にぶつかったときに自分の選択を悔やみます。「なんでこんなことしてしまったんだ」と。前者は未来に対する施策ですが、後者は変えられない過去に対して思いを馳せている状態。これは大きな差ですね。
変えられないものを無理に変えようと思うときに苦しみは生まれます。よく言う「過去と他人は変えられないけど未来と自分は変えられる」という言葉。これは本当にその通りだなと私は思っています。
自分の願いを叶えたいのであれば、壁にぶち当たったときは改善策を考える方が圧倒的に生産性が高いです。私は反省はしますが後悔はしないようにしています。後悔は未来に何も生み出しません。
3.失敗を乗りこえる考え方〜できる方法を考える〜
最後です。失敗を乗り越えて結果を出す人はできる方法を考えます。反対に結果を出せない人はできない理由を考えます。これも大きな差ですよね。
結果の出せる人は失敗や困難に対し「どうしたらできるんだろう」と方法を考えます。なかなかうまくいかないことがあったとしても手を変え品を変え、さまざまな角度から工夫してみるんです。AがダメならBなんじゃないかと。
逆に挑戦しなかったり、なかなか結果の出ない人はできない理由を考えるんじゃないでしょうか。「お金がないからできない」「これは自分には難しすぎてそもそもできません」「私は時間がないからあんまりできないんです」と。
これは考え始めるとキリがないんですが、自分が考えた内容に徐々に納得しはじめてしまうんです。人間ってすごく不思議で、何か行動を起こすのが苦手な生き物だと思うんです。なるべく行動は起こしたくないと。ホメオスタシスという機能が働いて、気持ちのいい自分のコンフォートゾーンから外に出るのが怖いわけです。都合の良い正当な理由を考えてしまうのは人間の本能としては普通なのかもしれません。
とはいえ、この考え方が浮かび始めてしまうと何もできなくなってしまいます。Voicyを聞いてるみなさんにはそうなってほしくありません。行動する前にストップをかけてしまうネガティブな考えが浮かんでしまう人は、考える前に行動してみてください。行動してしまった方が良いと私は思います。