TOPハウツー・学習語学言葉と思索- 翻訳家の縁側ブルース#314 スイス便り その1 「翻訳者の家」にやってきました!15:05 2025年7月18日 827再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次スイスの翻訳者の家で感じる静寂各国翻訳者との交流:言葉の壁を越えてモザンビーク出身翻訳者からの刺激場所ニューロン効果と翻訳の生産性リスナーからのコメントに答えるAI文字起こし(β版) # モザンビークやウズベキスタン、各国から集まった翻訳者が沈黙の行みたいに静まり返って翻訳をしています 本川の皆様こんにちは。翻訳家のエンガーブルース略して本川、パーソナリティでノンフィクション翻訳家のひじかたなみです。 このチャンネルでは60冊のノンフィクションを翻訳してきた私が、翻訳から学んだこと、心に残った本、気になった海外のニュースなどをお伝えしていきます。 サブテーマとして、人生における大小様々な失敗に立ち向かう筋肉、失敗筋を鍛えようということをお掛けておりまして、皆様からの失敗エピソードも募集しています。 さて、今これを収録しているのは、スイス時間の7月17日の夜の7時ぐらいなんですけど、いよいよ飛行機のキャンセルとかスッタモンダのせいに、昨日、スイスの翻訳者の家にやってきました。 応募書類とかを提出して、スイス日が決まったのが今年の1月とかだったので、足掛け半年掛かりというか、本当にやっと来たかというふうに感無量です。 今これを収録しているのは、翻訳者の家の中庭に設置されたテーブル、外のテーブルに座っているんだけど、その中庭の向こうには、スイスの街並みと、その向こうにチューリヒコ、湖が見えています。 月並みな表現になっちゃうけど、本当にスイスの柄掛から抜けてきたような光景で、本当に一言で言ってしまうと、私はこの御恩をどうやって返していったらいいんだろうかと、途方に暮れてしまうような心境です。 この翻訳者の家は、チューリヒコから電車で1時間弱かけてくるところなんですけれども、もともとチューリヒにいらっしゃった大富翁が、翻訳者の家を作ろうと思い立って、財団をこしらえて、その運用収益で成り立っているらしいんですけれども、本当にどういう具合にここが運営されているのか、事務局の人にもうちょっと詳しく取材したいなと思っているんですけれども、 個室が7部屋か8部屋ぐらいありまして、そこに各国から集まってきた翻訳者が、それぞれ籠って翻訳をしているんですけれども、本当に修道院みたいに静かなんですよ。 本当に誰の声も聞こえない、しーんと静まり返ったところで、ボイシーの収録をするのもはばかれるような感じなので、今中庭に出てきているんですけれども、 一人一人の翻訳者には、だいたい10畳歩かないかの部屋が与えられて、そこに窓に面した、その窓からはスイスの柄書きのような景色、山とか湖とかが見えるんですけれども、その個室には大きな窓に面した勉強机があって、 あとはベッドとクローゼットと扇風機と冷蔵庫しかないんですけどね、廊下を挟んで私専用のバスルームがあるんですね。 こちらに来る前はトイレだけが専用のものがあって、シャワーは共同って聞いてたんですけど、私専用のバスルームの中にシャワーもあってね、本当にありがたい感じで、どこもかしこも清潔で、 先月アメリカ首都で泊まったヘッポコインチキ四つ星ホテルのお話をこちらのチャンネルでも配信したと思うんですけども、そこよりも本当に遥かに過ごしやすいんです。 各お部屋にスイスを代表する作家の名前がついていて、私がいる部屋はジョバンニ・オレンリさんっていうね、イタリア語とティッツィの語で文学を書いたスイスの詩人兼作家で、 なんかね、市議会議員も務められた方らしいんですけど、本当に名前も存じ上げなくて大変申し訳ないって感じなんですけど、 あとね、それぞれの個室の他に図書館があって、大きな暖炉のあるリビングルームと共同のキッチンとランドリールームがあります。 その中庭なんかでね、朝コーヒーを沸かしてしばらくぼんやり座ってたらね、半袖で肌寒くなるぐらい、たぶん15度ぐらいだと思うんですけど、 昼間は結構暑くてね、20度超えちゃう感じなんですけれども、それでも本当にとても過ごしやすいところです。 そういう環境で、本当に何の時間割もなくね、それぞれの翻訳家が自分のペースで仕事ができるんです。 もう本当、好きな時に起きて朝ごはんを食べて、仕事をするなり天気が良い日はハイキングに行っちゃったりしてね、 今日なんかは本当にお天気が良いので、なんか翻訳家の、翻訳者の家にほとんど私以外誰もいないんじゃないかってぐらい、 こう死因としてて、みんな近くの山のハイキングに行っちゃったんじゃないかなっていう感じなんですけれども、 昨日ここに到着してから1日ちょっとが過ぎたところなんですけれども、 これまで言葉を交わしたのはね、モザンビークとウズベキスタンとブルガリアとオランダとアメリカから来た翻訳者の方々なんです。 皆さんがね、私みたいに英語に関わる翻訳をしているわけじゃなくて、 ここスイス、ドイツ語圏なのでね、あるいはフランス語圏もあるので、フランス語とかドイツ語に翻訳している人たちもいて、 例えばブルガリアの翻訳者の方はブルガリア語とフランス語からブルガリア語への翻訳をしている感じで、 ほとんど会話が成立しないんですけどね。 ウズベキスタンの方はドイツ語からウズベキスタン語に翻訳をしているということで、 彼女との会話もなかなか難しいんだけれども、 彼女はね、ウズベキスタンの夏がとっても暑いのでね、 2年に1回この翻訳者の家に来て、2ヶ月滞在するんだよみたいなことをなんとかコミュニケーションしてるんですけれども、 ここに来るのはウズベキスタンの方が5回目ということで、 私もそういうことができるかもって結構インスパイアされた気分です。 中でもすごいオーラがレベチなのが、モザンビーク出身の翻訳者の女性の方なんですけれども、 会った瞬間からオーラが違うんですよね。 その女性の方については、また回を改めてゆっくりお話ししたいと思うんだけど、 翻訳者は40冊ぐらい出してるっていうことで、私が60冊出したらすごいとか言ってくれたんですけど、 彼女は翻訳以外にね、自ら出版社を起こしたっていうんですよ。 なんか翻訳出版ができる出版社っていうのがほとんどないので、 自分で会社を作ったのよねとか言って、 桁違いのパワーを感じる女性でした。 ちょっと本当立ち話して10分15分話したぐらいなんだけど、 お互いAIが対等する中での翻訳者の未来みたいなのを語り合ったので、 その辺の話もまた回を改めてしていきたいと思います。 スイスに来る前は、ノルウェーでインターナショナルスクール時代の同級生と同窓会を開いてたんですけど、 なんかこちらの翻訳者の家もインターナショナルスクールに舞い戻ったような感覚があります。 しかもね、みんな志を同じくする翻訳者同士っていうところがね、またすごくいいなと思うんですけど、 どうやらノンフィクションをやってるのは私だけみたいで、文学系の翻訳者が多い感情がします。 本当ね、みんな揃って女性っていうのがなかなか面白いですよね。 それはやっぱりどの国でも翻訳者っていうのは収入が安定しなくて、なかなか家計が安定できないから女性がやるのか、 それともこの想像力とか、この著者の気持ちを重んばかって文章にするっていう仕事自体が女性に向いてるのか、 ちょっとそのね、ジェンダーの部分はよくわかりませんけれども、 ここに集まった人たちがどういう経緯で翻訳者になったのかっていうのも、 おいおいね、会話の中で確かめていきたいと思うんですけど、 昼間は本当みんなそれぞれの部屋に籠ってシーンと仕事してたりとか、勝手にハイキングに行ってたりするので、 なかなかね、会話するタイミングっていうのが少ないんですけど、 みんなで集まってディナーを取るようなこともあるらしいので、少しずつ聞き出していきたいと思っています。 ちなみにね、今日7月17日は私の誕生日でもあるんですけれども、 こんな素晴らしい場所でね、ほんとプチ天国みたいな場所で54歳のスタートを切れたことをありがたいなと思っていて、 やっぱり1年の計は誕生日にありじゃないけど、今日はちょっと一つガチで翻訳してみるかと思って、 朝の6時半からね、ガツガツ翻訳をしてたんですけど、 日本でウダウダやってたときと比べて1.5倍くらいの生産性でね、翻訳が進むんですよね。 集中力を削ぐものがない、静まりかえった環境っていうのがすごくいいなと思うんですけど、 それに加えて以前、かばさわしおんさんの「神次観術」っていう本で、 場所ニューロン効果というのが紹介されたのを思い出したんですけれども、 仕事をする場所を変えると脳内の場所ニューロンが活性化されて集中力が高まる。 だから歩きながら会議をするといいよ、みたいな話だったんですけど、 この翻訳者の家っていうのもね、場所ニューロン効果を刺激するには本当にいい環境だなと思いますし、 自分の部屋だけじゃなくて図書館とかリビングルームとか、いろんなところで仕事する環境があるので、 この1ヶ月間大いに働いて帰りたいなと思っています。 このスイスの翻訳者の家に自分がどんな貢献ができるだろうと思うと、 全く思い浮かばなくて申し訳ない気持ちがするんですけれども、 同じような施設を日本で作る位置上と自分も貢献ができないかななんて妄想したりしています。 翻訳者の家じゃなくて、例えば漫画とかアニメのクリエイターが海外で集まるような場所で、 そこに翻訳者もちょっこり隅っこに置いてくれたら嬉しいな、みたいな感じなんですけれども、 翻訳だけじゃなくて日本で満然と過ごしていた時には、 浮かばないような様々なアイディアも浮かんできて楽しい1ヶ月になりそうです。 さてここからは皆さんからいただいたコメントをご紹介したいと思ったんですけど、 ちょっと時間切れになりそうなので、チャプターを改めてご紹介していきたいと思います。 # コメント返しです! 矢島さんとの対談にたくさんのコメント、ありがとうございます! 日本を出る直前に、私の今年の6月に発売された60冊目の翻訳書である、超新版ティッピングポイントの編集をしていただいたアスカ新社の矢島和郎さんとの対談をお送りしたんですけど、それに対してたくさんのコメントをありがとうございました。 前編はね、ベストセラー編集者に聞くティッピングポイントの読みどころというタイトルでお送りしたんですけれども、直美さんからこんなコメントをいただきました。 なみさんらしいインタビューで、お相手の編集者の方もたじたじしている様子が伝わってきました。 さすがなみさん。なみさんは翻訳と記者の人間的能力があるので、AIの上を行くと確信しております。 なみさんの背中を見てすがっている息子さんたちは、きっとなみさんを追いかけるのだろうと想像します。 次の配信も楽しみ。 なみさん、温かいコメントありがとうございます。 こういうのがね、何よりも自分にとってのご褒美というか、誕生日プレゼントだなと思いながら、今改めて読み返しさせていただきました。 そしてKMさんから、ぶっちゃけトーク全開で思わず笑ってしまいました。 翻訳者さんと出版社の方があんなにストレートに先が暗いとか、逃げ切り世代なんて言っちゃうなんて。 前半から本音トーク炸裂で本当に面白すぎます。後半も楽しみにしています。ありがとうございます。 そして対談の後編は、ベストセラー編集者に聞くミリオンセラーの作り方というタイトルで矢島さんにお話を伺っていったんですけども、はずれスライムさんからこんなコメントをいただきました。 よく話題に上がるAIと翻訳についての話題ですが、ニュースピックスのYouTubeチャンネルにて、宇多田ヒカルさんとユバルノアハラリさんがNexusの内容に絡めて、 AIと人類とのこれからについて、特に音楽における創造性について、1時間にわたる対談をされていました。 AIや歴史については造形の深いハラリさんも、創作や音楽についての独自の見解を持つヒカルさんの意見には興味津々。 マヨの書物に端的しているヒカルさんは聞き上手でありながら、地の巨人に少しも卑怯をとらず、必見です。 はずれスライムさん、ありがとうございます。 ニュースピックスのコンテンツって有料のものが多いかと思ってたんですけど、この動画1時間を超える動画が無料で見られるんですね。 私もじっくり拝見して、またボイシーで語れたらいいなと思います。 そしてイタルさんから、ミリオンセラーになる本を見出す矢島さんの編集者としての提案に圧倒された放送でした。 興味深い放送をありがとうございました。 イタルさん、ありがとうございます。矢島さんも喜ばれると思います。 そして台湾在住ノンフィクションライターの近藤八重子さんから、 前後編ともに楽しく拝聴しました。長男が全然寝ない子だったので、わらにもすがる思いでおやすみロジャーを日本に寄生した際に購入し、よく読み聞かせておりました。 今でも本棚に置いてあります。原文のニュアンスをどの程度残すか、調約するかに関するお話もすごく興味があります。 もしよろしければ、トップ翻訳者の機密情報に抵触しない範囲で、矢島さんも太鼓板を押されていた奈美さんのバランス感覚についてのお考えもお伺いしてみたいです。 近藤さん、ありがとうございます。今ちょうどスイスの翻訳者の家に抱えてきた本の翻訳をしているんですけれども、 これが結構予想以上に手強い本で、書いているのがジャーナリストなので、わかりやすいのかなと思ったんですけれども、ものすごい明文化なんですよ。 ものすごい文章が甘くて、本当に必要最小限の単語数で、ビシッと簡潔にメッセージを伝えてくるんですよね。 でもそれを日本語にそのまま置き換えようとすると、なかなか難しくて、すごく硬いイメージの看護帳みたいな文章になっちゃうので、 言葉を足していかないと、なかなかいい日本語にならないんですけど、 でもやっぱり日本語を足しすぎると、もともとのこの著者が持っていた簡潔さっていうのが失われる気がしちゃって、 なかなかこのいいバランスが見入らせなくて、今四苦八苦しているところです。 この本の翻訳が仕上がって、発売される暁になったら具体的な例も引きながら、 ちょっと自分がどんな感じで仕事を翻訳に取り組んだのかっていうお話ができたらいいなと思っています。 あとね、この矢島さんとの対談をお送りする前に、美術音痴だけど100年後に残る絵画を見てきましたという放送をしまして、 それに対してパイドトロさんから次のコメントをいただきました。 正しい選択とは?幸福とは?自由とは?などなど、新たな知見のご紹介ありがとうございます。 つい最近、奈美さんの以前の放送、玉置奈美さん対談4 日本の名著を世界へ!を聞きました。 そこで紹介されていた、嫌われる勇気を再読したところ、今回話題になっていた自由、承認欲求、その他、対人関係などなど、今私が考えたいテーマが盛りだくさんでした。 数年前に読んだ時は、若者が先生につっかかる場面にモヤモヤして流し読みしちゃいましたが、本当に分かりやすくて了承ですね。 コメントどうもありがとうございます。こうやってね、過去の放送を聞きましたよっていうコメントもすごく嬉しいんですよね。 皆さんもお気に入りの放送がありましたら、ぜひコメントを寄せていただけると嬉しいです。 それでは今日の放送はここまでです。またスイスの事情を少しずつお話ししていきますので、楽しみにしていてくださいね。 That's all for today. Thank you for listening. もっと見る #スイス #翻訳者の家 言葉と思索- 翻訳家の縁側ブルース土方奈美(翻訳家)09:371.モザンビークやウズベキスタン、各国から集まった翻訳者が沈黙の行みたいに静まり返って翻訳をしています05:282.コメント返しです! 矢島さんとの対談にたくさんのコメント、ありがとうございます!コメント感想・質問・応援メッセージを書こう 智子12182025年7月21日お誕生日おめでとうございます🎉1年の計は誕生日にあり!素敵な一年になりそうですね筆もさらにお進みのようで、またお話楽しみにしています!持っていかれたカレー振る舞われ、日本のカレーの評価にも興味がありますわら😮1返信 ゆかこ2025年7月19日お誕生日おめでとうございます🎉翻訳者の家を日本で作る話、ワクワクします。日本の文化創造力が世界に向けて発信できますし。アーティストインレジデンスの翻訳者版ですね。1返信 いたる2025年7月19日お誕生日おめでとうございます!翻訳者の家で快適にお過ごしの様子が伝わってきました。本当に多様な人たちが集まっているのですね。どんな方々がどんな想いで、どんな本の翻訳に取り組んでいるのか、興味津々です。奈美さんも難しい次回作に取り組んでいらっしゃるのですね。集中力爆上がりの中から飛び出す傑作を楽しみに待ってますね。1返信 チュンチュン🐦2025年7月19日放送お疲れ様でした🐦️翻訳者の家の中庭からの配信、素敵でした。小鳥の鳴き声も少し聴こえてきて、木漏れ日のなか、澄んだ空気の中に自分もいるような感覚になりました。自分(私)には、一生訪れる事が出来ない場所ですが、とても優雅な気持ちにさせていただき、ありがとうございました。次回も待ち遠しいです!1返信 はずれスライム2025年7月18日翻訳家にとって理想的な環境と刺激的な体験ができそうで、興奮されてるのが伝わってきました。きっと素敵な想い出になりますね。1返信 もっと見る
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1年の計は誕生日にあり!
素敵な一年になりそうですね
筆もさらにお進みのようで、またお話楽しみにしています!持っていかれたカレー振る舞われ、日本のカレーの評価にも興味がありますわら😮
翻訳者の家を日本で作る話、ワクワクします。
日本の文化創造力が世界に向けて発信できますし。
アーティストインレジデンスの翻訳者版ですね。
翻訳者の家で快適にお過ごしの様子が伝わってきました。本当に多様な人たちが集まっているのですね。どんな方々がどんな想いで、どんな本の翻訳に取り組んでいるのか、興味津々です。
奈美さんも難しい次回作に取り組んでいらっしゃるのですね。集中力爆上がりの中から飛び出す傑作を楽しみに待ってますね。
翻訳者の家の中庭からの配信、素敵でした。小鳥の鳴き声も少し聴こえてきて、木漏れ日のなか、澄んだ空気の中に自分もいるような感覚になりました。自分(私)には、一生訪れる事が出来ない場所ですが、とても優雅な気持ちにさせていただき、ありがとうございました。次回も待ち遠しいです!