TOPトーク教師白黒先生の「教育よもやま話」#788 いわゆるバッドエンド教材をどう扱うか?11:25 9月9日 988再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次道徳教材の3タイプとその特徴バッドエンド教材が抱える指導の難しさ「擁護する」指導法への発想転換カボチャのツルから学ぶ「節度」の本質羊飼いの少年の行動に潜む真意とは?AI文字起こし(β版) # 雑談 みなさんおはようございます。 白黒先生の教育よみやま話。 さあ今日も教育の話をしていきましょう。 はい、今日はですね、ちょっと聞いて欲しいことがあるんですよ。 息子たちがね、囲碁を習っているんです。 これ何回か言ったことあるんですけども、小4、小5の息子たちが囲碁を習っています。 で、その息子たちがですね、先週の、この間のね、土曜日に神戸新聞社が主催している 子ども囲碁天元戦というものの天元戦クラス、つまり一番上のクラスに出場してきました。 で、結果どうなったかというと、なんと4年生の方の息子が優勝しました。 はい、ありがとうございます。 ちなみにですね、お兄ちゃんの方が準優勝です。 はい、ということで、これね、実は私たちの家族が一つ目標にしていたことなんですね。 子どもの囲碁大会の一番上のクラスで優勝すると。 もちろんその、なんでしょうね、これ全国大会でもなんでもないですし、兵庫県の大会。 兵庫県の大会といっても大阪とか京都の子は出ていたし、小学校、中学校が出ている大会ではあったので、一応快挙かなと思っています。 はい、ということでですね、私の息子どんどん強くなっていっているので、本人はね、プロを目指しますとかいうことを言っているんですけども、 もしかしたらいずれ、いつの日にか、NHKとかですね、囲碁番組に映るような、そんな日が来るのかななんていうことを妄想しながら、今楽しんでいるところでございます。 はい、ということで雑談でございました。 さて、今日はですね、今の話はハッピーエンドだったけれども、今日は道徳の教材でバッドエンドだった場合に、どうやって扱うのっていう話をしてみたいと思います。 それでは、本編へどうぞ。 # バッドエンド教材の難しさ それでは本編入っていきたいと思います。 まあそうですね、道徳の教材ってね、冷静に考えたら3タイプしかないんですよね。 3タイプ、どんなタイプか。 1つ目はハッピーエンドになるわけですね。 これはまあね、分かりやすいですね。 何かしらの葛藤がありましたと。 葛藤した結果、最後選んだ道が大成功で、その後主人公はより良い生き方に向かって人生を歩んでいきましたというような話ですね。 まあそうですね、例えばブランコネリとピエロとかも最後握手してね、憎む心が消えていきましたみたいな感じだし、 手品氏なんかも、大劇場に行かなかったけど男の子の方に行って、男の子もハッピーだし、手品氏自身も納得しているという、ある意味これハッピーエンドですよね。 っていうようなハッピーエンド教材と、それから中洋の教材ですね。 これね、教科書会社にもよるのかな。私が使っている日文さんはあんまりない気もするんですけれども、 例えば話の最後の方で、この後主人公はどうすればいいのか悩んでしまいました、みたいな結末があまり書かれていないような教材ですね。 この感じの教材は、これこれで面白いとは思いますね。 じゃあこの後どうすればいいんだろうねとかっていうような話し合いを展開しやすい教材になるかなと思います。 もう一個がバッドエンド教材ですね。今回質問のところにもあったんですけれども、 例えばカボチャのツルとか、ヒツジカイの子供とか、バッドエンド教材ですね。 あとグリム童話とか、そういう系もバッドエンド、教訓系のやつはそういうのが多いかもしれませんね。 例えばヒツジカイの子供だったら嘘をつき続けた結果、最後は助けてもらえないみたいな話ですよね。 それからカボチャのツルは、自分がカボチャさんがツルを伸ばしていって何回もいろんな生き物が忠告してくれるんだけれども、 その忠告を聞かずに道の向こうのスイカ畑の方にブーッと伸ばしていった結果、最後車に引かれてツルがちぎれちゃうというような話でしたね。 これ何が難しいかというと、例えばグリム童話とかイソップ童話とかも日本昔話でもいいですね。 そういう昔話とか童話とかって教訓になっているわけですよ。 教訓っていうのは結局その物語を読んで、こういうことをするとこんな悪いことが起こるからやめときなよっていう教材、そういう構成になっているわけですよね。 つまりメッセージ性がかなり強いんですよね。 だからその読んだ読者とかは、ああそうか、それやめとこうって思うわけですね。 これがたぶんカボチャのツルとかも同じですよね。 ツル伸ばしすぎて、つまりわがままばっかりしていったらいつか痛い目に会うよというようなことを教材のメッセージ性としてはすごく強いわけですよね。 これを教師の意識次第なんですけども、だからみんなわがまましちゃダメなんだよみたいな感じで授業をずっと展開していったとすると、 やっぱりどうも押しつけがましくなっちゃうんですよね。 教師が意識というよりも教材がそもそもそういうふうに言ってきているもんだから、 だからみんなこうやったらカボチャさんみたいになっちゃうよみたいなふうに言いたくなるんですよね。 だけどこうやってやってしまったら、道徳の授業の時間として考える分にはあんまりふさわしくないかなと私はそう思いますね。 なぜならそれは教訓としてのメッセージみたいになっちゃっているので、本当は授業って対話を通して気づきを得るのが道徳の授業ですね。 だからそうなっていない。そこに難しさがあるというわけですよ。 じゃあバッドエンド教材どうするかというところを次のチャプターで考えていきましょう。 次のチャプターへどうぞ。 # 擁護する はい、ということでですね。教師の立場としては、これ擁護するという形でいけばいいかなと思っています。 これはね、実はね、ハッピーエンドの教材と考え方は一緒なんですよね。 で、まあそうですね。例えば、ハッピーエンドの教材で、なんか正直に言った結果、なんかいいことが起こりましたっていう、 まあそんな教材があったとしますね。で、そういう教材があった場合、主人公はなんでこうやって行動できたのかな、 主人公はこうやって行動できて、どんな気持ちだったのかなとかね、そういうことをいろいろ発問するじゃないですか。 で、まあその理想に向かって子供たちが考えていくわけなんですけども、ところでねって聞くわけです。 ところで、これはね、主人公こんなに正直に全部言ったけれども、先生だったら言えないかもな、みんなだったらどう?とか言って、 ちょっと逆のことを言うわけですね。そうすると、まあ確かにそんな全部全部言えないよねみたいなところで、 子供たちも話し合いが始まり、人間理解に向かっていくわけですよね。 で、これが主人公の逆の立場を取って問い返してるって感じなんですけども、これをね、同じことをかぼちゃのツルとかでもやったらいいと思うんですよ。 つまり、主人公が悪い方に進んでいってるのに、逆に言ったら擁護してちょっと上げてあげるってことですね。 で、イメージとしてはこんな感じですね。あ、そうか。じゃあ、かぼちゃさんはツルをいっぱい伸ばしていって切られちゃったけれども、どうだろう。 ツル伸ばすことってやっぱり悪いことなのかなってこういうふうに聞くわけですね。うん。そしたらどうなりますかね。 いや多分ね、1年生なんで、いやそれは悪いよって言う子もいると思います。で、悪いよって言う子もいるんだけど、でもよく考えてみて、 じゃあ、もし出なかったらね、じゃあこの自分の畑の中でいっぱい伸ばすのはどうなのかなとかっていうのも聞きますね。 まあもうこれはね、子供が気づいてくれたら一番最高なんですけども、例えば絵とかをね。絵を描きながらやったら結構気づいてくれるんですけどね。 その畑の中にツルをぐるぐる伸ばしている絵とかね。そういうふうにやっていくと、いや先生そうだなって。 このツル伸ばすこと自体は悪くないのかもしれないよっていう声が上がってくると思うんですよ。 そしたらこっちのもんですね。ああ、そっかそっかって。じゃあ、かぼちゃさんはこれ何がダメだったのかなって。 まあそこに考える。あるいは、ツル伸ばすことが悪くないんだとしたら、じゃあどうしたらよかったのかなとかね。 まあ1年生だからどうしたらよかったのかなとかって具体に聞く方がいいですね。 そしたら子供たちが、自分の畑の中で伸ばしてたら誰にも迷惑かからないよとかいうことを言うわけですよ。 だからそうなってくると、節度、節制につながってくると思うんですね。狙いとしてね。 つまり、伸ばすこと自体は悪くないんだけど、行き過ぎて人に迷惑をかけるレベルになっちゃダメだよっていう話につながってくるわけですね。 ということで、なんかそこですよね。わがままは何でもかんでもダメっていうのはじゃなくて、 自分の意見を言ったりとか、自分のやりたいことをやるっていうのは大事なんだけれども、 それをやりすぎた結果、人に迷惑かかるようなことになっちゃダメだよっていうところに考えさせたいので。 だから、ツル伸ばすこと自体が悪いことかどうかっていうのを1回考えたらいいですね。 そう思うと、羊飼いの子供も同じような構造かもしれません。 こうやって毎日オオカミが来たぞーって言っているこの羊飼いの子供は、実はなんでそういうふうに言ってたのかなって。 嘘をついてたんだけど、この言葉を言うことによって村の人たちとどうなりたかったのかなとか、 そういうことを考えたらいいのかなと思いますけど、どうでしょうか。 そうすると、例えばですけども、そうやってオオカミ来たぞーって出てくることを楽しんでたとか、 実はそうやって村の人たちと仲良くなりたかったよっていう方に、もしなってくれたら、 じゃあどうしたらよかったのって、そうやって嘘をつくんじゃなくて、別の言葉でもっと、 例えばおはようございますとか挨拶して仲良くなったらよかったかもねとかね、そっちの方に行けばいいなと思いますね。 という感じで、なんて言ったらいいのかな。ちょっと擁護してあげる。 本当はどんな気持ちで言ってたのかなとかって聞くと、実は少年も寂しかったのかなとかっていうのも出るかもしれませんね。 1年生は本当に感性豊かなんで、出るクラスでは結構いろんなこったい考えが出てくるんですよね。 だから、例えば羊飼いの少年が悪いとして最後まで行っちゃうとか、 あるいはカボチャの鶴のカボチャさんがずっと悪いっていう見方で終わるんじゃなくて、 そのカボチャや羊飼いの少年もいいところはあるというか、そういうふうに考えられた方がいいかなと思いますね。 実際その悪い人間がいるわけじゃなくて、行為がちょっと良くなかったよということなので、 そこについて考えさせるような発問ができたらいいかなというふうに思います。 はい、ということで今日はバッドエンド兄弟について考えてみました。いかがだったでしょうか。 今日の放送を聞いて、バッドエンド兄弟、確かにそうやってバッドエンドを押し付けないように気を付けてみようと思った方は、 ぜひポチッといいねボタンを押してみてください。コメントもどしどしお待ちしております。 それでは、今日の放送はここまでにしておきましょう。今日も元気にいってらっしゃい。 # 次回予告 それでは次回予告です。明日はですね、学級経緯における持続可能な取り組みについてお話ししていきたいと思います。 それではまた明日の放送でお会いしましょう。また明日。 もっと見る白黒先生の「教育よもやま話」白黒先生/森岡健太01:461.雑談04:012.バッドエンド教材の難しさ05:293.擁護する00:104.次回予告コメント感想・質問・応援メッセージを書こう 土屋綾乃9月9日息子くんたち、おめでとうございます🎉㊗️🎊👏決勝は長男くんvs次男くんだったってことですか⁈バッドエンドは「ダメだよね」「みんなも気をつけよう」になりがちですね💦その人の「人間性ではなく、行為が悪い」という視点が本当に大事で、「こうだったらいい」が自然と出てくる授業がいいなと思います。1返信 白黒先生/森岡健太9月10日土屋綾乃さん、ありがとうございます!直接対決で、弟君がわずかに勝ちました🏅そうなんです。バッドエンド教材は教訓として使いがちなんですが、そこをグッと我慢して対話できる教材として扱いたいものですねー✨1 さとみ9月9日リクエストに答えていただきありがとうございました✨バッドエンド教材の最後、やはり〇〇しないようにしようね。で終わりがちでした。全部だめなのではなく、どこまでなら良いのか、こうしてしまったのは、どんな思いからなのか、別の方法はないのかなど、完全に悪い、とならないように考えていきたいと思います。1返信 白黒先生/森岡健太9月10日さとみさん、ありがとうございます!そうなんです。完全に「悪」としてしまうと、その人物が悪いってなっちゃうので、両面的に考えさせたいなぁと思いますねー✨1 ぽん9月9日なるほど〜!バッドエンドも、逆ですね〜確かにそれだと深まりそうです!それでやってみたかった!1返信 白黒先生/森岡健太9月10日ぽんさん、ありがとうございます!そうなんですよー!道徳では、常に「裏」や「逆」を考えさせたいなぁと思いますね!!2
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バッドエンドは「ダメだよね」「みんなも気をつけよう」になりがちですね💦
その人の「人間性ではなく、行為が悪い」という視点が本当に大事で、「こうだったらいい」が自然と出てくる授業がいいなと思います。
直接対決で、弟君がわずかに勝ちました🏅
そうなんです。バッドエンド教材は教訓として使いがちなんですが、そこをグッと我慢して対話できる教材として扱いたいものですねー✨
バッドエンド教材の最後、やはり〇〇しないようにしようね。で終わりがちでした。
全部だめなのではなく、どこまでなら良いのか、こうしてしまったのは、どんな思いからなのか、別の方法はないのかなど、完全に悪い、とならないように考えていきたいと思います。
そうなんです。完全に「悪」としてしまうと、その人物が悪いってなっちゃうので、両面的に考えさせたいなぁと思いますねー✨
それでやってみたかった!
そうなんですよー!
道徳では、常に「裏」や「逆」を考えさせたいなぁと思いますね!!