TOPトーク専門家今井正司のココロが軽くなるラジオ#222 [voicy theme] 役に立った英語本:認知療法の祖 Beckの初版本09:59 2024年8月23日 83再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次ベックの初版本から紐解く認知療法原著を読むメリット:新たな発見とは?メタ認知とディスタンシングの関係性哲学書を読む際の有効的なアプローチ英語文献の活用:学びの深化への道AI文字起こし(β版) # 有名すぎる人の本を原著で読むことのメリット みなさん心を軽くしてお過ごしでしょうか。心が軽くなるラジオパーソナリティの今井翔治です。 今日は8月23日金曜日になります。はい、それではいつものように本編の方を早速入りたいと思います。 今日のタイトルは、Voicy デイリートークテーマ 役に立った英語本からご紹介になります。 私のタイトル、認知療法のベックの初版本というタイトルでお話をさせていただきたいと思います。 認知療法というと、ベック、アロン・ベックですよね。 ドナルド・マイケンバウム、アルバート・エリスというこの3人が認知療法の最初の開発者と言われているんですが、 主によく読まれているというか、有名人としたらアロン・ベックだと思うんですね。 このアロン・ベックの1976年に出版されたコグニティブセラピーという本があります。 これがベックが認知療法について初めて自分の理論というのを体系立てて書いた本になります。 この英語の本はおそらく何回か版を重ねて売られていると思いますが、 私はたまたまボストンに行った時に古本屋さんに行って、 これが日本でいうワゴン販売みたいなのがされている中に、ベックのコグニティブセラピーの初版本があったんですよ。 買ったんですけど、これは本当にミーハーな気持ちで、 単純にベックの初版本だというぐらいな感じで買ったんですね。 でもこれがすごく私の研究とか臨床というものに役立っていて、 何かというと、やっぱり研究とかをやったり臨床もそうですけど、 いろんな本を読んでいて、やっぱりベックというアロンベックの認知療法というのは必ず引用されているわけです。 だって認知行動療法の祖ですからね。 有名人になればなるほど当たり前の事実として引用されていて、 その引用の内容からベックがどういう仕事をしてきたか、 どういう認知療法を作ってきたかというのはわかるんですね。 だけど、ベックそのものについて書かれている本、ベックの理論とかね、 読んだとしてもベックが書いたものというのは恥ずかしながら私は読んでなかったですね。 ベックの認知療法はこうだという解説本とかね、そういったものは読んでいたにもかかわらず。 これは自分がダメなんですけどね。 改めて終始、どうだろうな、終始の1年か2年かちょっとうろうろえなんですけど、 指導教授がマイケンバウムの研究というか、一緒に研究をやったことがあるような人だったので、 マイケンバウムの原著を読むというのが授業であったんですね。 その時にマイケンバウムについてもいろいろ先生から聞いたりとか、論文読んだり本読んだりして知っているはずだったのに、 原著を読んだ時に、全然マイケンバウムと思っていたような人と違うなと思ったんですね。 人となりということじゃなくて、自分なりに得た知識をもとにマイケンバウムの理論というのを紐解いていくと、 結構誤解していたなと思うところが多かったんです。 なので、ベックの初版本を買った時はミンハーな気持ちだったんですけど、 日本に帰ってちょっと読んでみたんです。 そうしたら早速自分の思い違いというのがいっぱいあって、 それは何かというと、メタ認知療法を私専門にしてますけどね、 当時メタ認知という言葉はほとんど出てなかったんですが、 要はメタ認知が大事だよということに近いことがいっぱい書いてあるんです。 それは何かというと、ディスタンシングという言葉で表されていました。 ディスタンスって距離ということですね。距離を取ること。 だから認知療法というのは自分の浮かんでいる考え方を客観的に理解して、 ディスタンシング、距離を取ることが大事ですということが所々に書いてあるんですね。 ということは、ベックさんは認知について、 この内容が妥当かどうか、別の考え方ができるかどうかということを 治療の焦点にしていったわけですけどね。 メタ認知という概念が1976年当時にもう少し出回っていれば、 メタ認知療法に近いことをいきなり開発していた可能性もあるのかななんて ちょっと思って衝撃を受けたわけなんですね。 この1976年あたりは、今私がパッと思ったら、 確かにメタ認知、記念すべき論文が、フラベルというメタ認知という言葉を広めた論文が、 アブノーマルサイコロジーというジャーナルにメタ認知の論文を出したのが、 確か1976年だったと思います。 なので、この辺も奇遇というか、年代が一致しているのもびっくりなんだけど、 本当に原点を読むって大事だなというふうに思います。 例えば、哲学の本とかもですね。 例えば、私はカントが好きなので、 カントの本を最初に中学生ぐらいの時かな、読んで挫折したんですね。 何言ってるかわからない。 なんででも読もうかというと、カントについてたびたび私のね、 読んでいる評論書みたいなところにカントの話とか出てくるわけですよ。 カントの理論はなんとなくわかるんだけど、読んでみようと思ってね。 純粋理性批判というのを手に取ったら、何書いてるか全然わかんないみたいな。 何度か何度か哲学書を原点に読んでみようって挑戦するんだけど、挫折するの繰り返しでした。 でもこれ何度も何度もやっぱり知りたい、読みたいというのがあるから、 大学生ぐらいになればさすがに理解できる部分が多くなって、 レポート書くのにもすごい役立ったんですけど、やっぱり原点を読むって大事だなと思ってからは、 何か哲学的なものを読む時とかは、原点に当たる、頑張って読んでみるってことをしてます。 もちろん心理学の本に関しては、理論を考えた人の原点を読むっていう風になっています。 これが一番勉強になるんですが、でもここも落とし穴あります。 さっきから私言ってるように、慣れない分野とか難しい専門用語が出てきてわかんないっていうのは、 やっぱり最初から原点に当たってもなかなか読みこなせないですよね。 なので今の若い人たちにすごい要領がよくて、まとめサイトとかよくそういうのを見て、 全体像をつかんでから細かく具体的な勉強を進めていく。 この方法はすごくいいなと思ってるし、自分自身もやっぱり認知療法とかいろんなベックの考え方とかを知ってから、 ベックの著書に入っていったのは、より読みやすかったし理解もできたんじゃないかなって思います。 哲学に関しても、いろんな哲学者のざっくりした分野を紹介してくれる本が、 私が高校生ぐらいの時は結構流行って出版されたので、 それを読むようになってからいろんな哲学の本もサクサク読めるようになったかなと思うので、 まずはいろんな情報をざっくりつかんでみるっていうのもいいのかなと思います。 今日のテーマは役に立った英語の本ですからね。 本当は哲学的なものって英語で書かれているものは少ないので、 それは原点化っていうと違ったりもするんですけど、 その人の書いた本っていう意味では、日本語に和訳されているものもきっとあると思いますが、 心理学に関しては英語の本が多いので、 ぜひ英語の本に挑戦するぞという方は英語の本を手に取っていただいて、 日本の本と英語の本、私よく両方買うんですけどね、学生に紹介するときのために。 そういう勉強の仕方もあるので、 ぜひぜひ英語の本をけぎらいしないで手に取っていただければなというふうに思います。 今日の放送はここまでとなります。 今日も皆様の心が軽くなることを願っております。 また明日お会いしましょう。 もっと見る #心理学 #役に立った英語本 今井正司のココロが軽くなるラジオプレミアム放送配信中!09:591.有名すぎる人の本を原著で読むことのメリットコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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