TOPトーク専門家今井正司のココロが軽くなるラジオ#246 科学的な評定においても主観的側面が大切なわけ25:32 2024年9月17日 210再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次心理学研究の信頼性と妥当性とは?主観と客観のズレ:注意メカニズムとは?社交不安症と主観的経験の実態客観データと主観的感情の乖離マインドフルネスで得られる効果とは?AI文字起こし(β版) # オープニング:心理学の研究で大切なこと「信頼性と妥当性」とは? 皆さん心を軽くしてお過ごしでしょうか。心が軽くなるラジオパーソナリティの今井翔治です。 今日は9月17日の火曜日になります。 はい、ということで 14、15、16と対談会が続きました。 私ね、この3人の対談、うち1人はね自分の子供なんですが、でもね自分の子供も含めて 話しているうちに、こういうこと、もう少し心が軽くなるリスナーさんにお伝えしたいなぁとかね 共有したいなぁという話題がたくさん出てきましたので 今日から少しの間は、このコラボ会を聞いていただいた上で、こういう話がありましたけど こういうこともあるんですよという補足会みたいなね ことにちょっと挑戦していこうかなぁと思っております。 今日は 心理学のね、科学の実験とかやるときに客観性っていうものがねすごく大事になるんですが この客観性っていうものがね心理学においてはまあとっても面白い現象が出てくるんですね そしてしつわり先生のコラボ会でもね 主観的なものっていうものもすごく大事にされて研究しているっていうね お話出てきました 実は私が行っている臨床心理学の実験もこの本人の主観的な部分 っていうものをですね 客観的なもの差しと組み合わせて測ってみる 検討してみるということを結構行うんですね このあたりどういうふうにこの主観と客観というものを心理学でね うまく使っていくといいのか そしてこんな面白いことがわかってますよということを今日はお伝えできたらなというふうに 思っております その前提条件となる話をまずオープニングでさせていただければなと思うんですが 心理学っていうのはもちろんね主観っていうものも大事だし客観も大事なんですが 何か物事を測るって言った時には必ず信頼性と妥当性という話がね 出てきます 信頼性と妥当性というのは体重計をね 想像してみていただけるとわかりやすいと思います 体重計は体重を測るものですよね もう当たり前っちゃ当たり前なんですが身長を測るものとかね 握力を測るもので体重は測れません なので重さを測るためのツールという体重計で体重を測って確かに重いよね 軽いよねっていうことが測れることを妥当性って言います でもただ重いよね軽いよねなんていう話じゃあちょっとね納得いきませんよね なので65キロの人がね 体重計に乗った時に65キロってやっぱり測れることが大事です 3分後に乗ったときに80キロまた3分後になったら45キロとかなってたら いやーこれはちょっと使えないなぁってなりますよね 65キロの人は65キロって出ることが大事ですこれを信頼性というふうにね この放送ですね心理学者の人や大学院生がもし聞いてたらね 今井先生とかそれはこれこれこうでもう少しこういう説明じゃないですかってなるかも しれませんがそこはお許しください 私も 学会紙の編集員をやっている立場なのでそのあたりのことはね 別に知らないわけではなくて幅広く共有するためにねこういう説明をさせていただいて おります じゃあ話をね進めていきましょう この信頼性妥当性っていうのは まあ心理学の分野だけではなくてあらゆるね科学的な実験 または調査で用いることがあります 心理学の実験とか調査ではですね 主に質問しというものでもねこの信頼性妥当性というものが問題になります 皆さんがイメージするものだとアンケート業種みたいなものですね 例えば社交不安というね症状不安症の一つあります みんなの前で話すと猫汗が出てきたりドキドキしたりちょっとパニックっぽくなったり または人が集まるところにあまり近寄りたくないなぁとかね 行かなきゃいけない場所もちょっと回避しちゃうなぁとかね いろんな傾向があって社交不安というふうに症状がね 定義されているわけです ドクターはですねこういう社交不安の人の特徴というもののね 集められたものマニュアルに従って診断をつけることがあります 心理学者はですねこの症状というものを実際どの辺の重症度にあるんだろう というところにね興味を持って研究をしてまたその症状のね 背景にあるメカニズムというのを調べるためには客観的な症状の理解が大事になっていきます なので社交不安の人のねいろんな症状を集めるだけではなくて 例えば社交不安じゃない人の症状に関してはねそういう尺度から省いていく いう作業を統計でね行っていきます そしていろんなね因子分析っていう実際統計方法とか使って 社交不安の人に特有な 認知だったり行動っていう様式をね 表している質問項目を残してカテゴリー化していくんですね でこれに私たち答えると 社交不安が点数がね高く出ればもちろん社交不安が高い 点数が低ければ社交不安が低いというように重症度を測定できます そうすると体重計ね a は体重を測るものっていうよねうん 妥当性の問題や 2週間とかね開けてもう1回同じような尺度に同じ尺度に答えると 例えば25点の人はそのままね 24点とか25点とかそのぐらいの点数の変動がないっていうのを確認して 社交不安の症状を図る尺度として信頼性と妥当性を有したものっていうものを 使って研究というものをしていきます なのであらゆるねところでこの信頼性と妥当性というものがある 尺度というものを使って認知行動療法は特にねこのあたりが厳しいんですけど 必ずエビデンス実証性を担保するために信頼性と妥当性のある こういうね尺度というものを使って研究していきます 尺度だけではなくてね他の実験機材に関しても体重計と同じようにね 私たちは例えば視線を追尾する装置 筆割先生とねちょっと話に出てきましたが 視線どこを見てるかというのを計測するような装置もあります これもですね本当にそこを見ているのかとかね いろんな信頼性と妥当性の検査をクリアした 機材を使って研究をするわけですね なのでまず最初のねオープニングで押さえておきたいところ 必ず信頼性と妥当性のあるツールを使って研究しているかどうか このポイントがちゃんと担保されていた時に心理学の理論 というものはですね理論としてやっぱり確立するわけです 難しいのはね心理学の場合は特に昔の心理学者の理論 精神学者の理論というのはそういう信頼性妥当性ということよりも ある一人のその学派を作ったカリスマの天才の閃きと解釈というもので 理論が作られることもあります なので私たちの今の現在の時代になるとその理論を科学的に検証すると別にその 理論は成立しないということもあります だけど残念なことに日本ではこの成立しない理論を使って心理療法というものがね まあ相変わらずずーっとね何十年も行われている現状があるのでここはちょっとね まあこの放送ではなかなか言及しにくいところですが変えていかなければいけないところかな というような風に個人的には思っております はいでは次のチャプターではこの信頼性と妥当性を使って人間の主観と客観 どんな関係にあるのかということについて少しお話ししていきたいとおもいます # 主観と客観のズレが生じる時:心理学科症の方の注意のメカニズム はい、ではこのチャプターでは主観と客観のズレというところにね、フォーカスをしてお話し進めていきたいと思います。 チャプターのオープニングのところではですね、 社交不安という症状のね、人の実際に重症度を測る尺度の作り方とかね 信頼性、妥当性の意味するところをご説明いたしました。 社交不安の方はね、やっぱり対人関係だったりそういう状況が苦手ですから 人の前で話すのがね、こうついついこう 臆病になって回避したいという気持ちがね多くなっちゃいます。 まあこれが好きだっていう人はね、なかなかいないとは思いますが、 これが強すぎちゃうと日常生活に支障が出ちゃうと カウンセリングが必要になるだけで、苦手なままでもね、別にご安心ください。 私も苦手です。 極端に苦手な方はどうなのかということなんです。 今日は主観と客観というところをちょっと 面白くね、理解していただくために2つの症状についてフォーカスします。 まずは社交不安の人は相手のネガティブな表情を検出しやすいということです。 これが果たして本当なのかどうなのかというところが、主観と客観の面白いところになると思います。 この私が面白いっていうのはですね、社交不安の症状の人が面白いってわけではなくて、 人間の基本的なメカニズムの面白さで言及してますので、 もちろんね、こういう症状に苦しむ人は面白くもなんともないですしね、 私自身人前で話すのは未だに苦手なので。 でもね、苦手な私からしても自分自身のこういうメカニズムというかね、 理論を知っておくと人間って不思議だな、面白いなというふうに思っています。 そういう言葉の意味で面白いというふうに言葉を使っているということをご了承ください。 話をね、戻しましょう。もう一つは、 自分の内面に集中しているか、それとも話の内容に集中しているかというね、 集中力の問題です。 はい、じゃあまず、 人の なんか怖い顔とかね、ネガティブな表情を検出する。 これどうでしょうかね。 実際の研究のデータ、例えば視線追尾装置のデータとかを見てみても、やっぱり社交不安の人は ネガティブな顔を検出しています。 なので一部正解。だけどどうですか。社交不安の人じゃなくても、実はネガティブな表情をされたら みんなね、その人の顔を見ますよね。 ということで、このネガティブな顔を見ちゃうということは、社交不安の人はね、特にそのそこに向く 速さとかね、長さというものに関して、 社交不安じゃない人よりもね、素早くてちょっと長いかもしれないけど、 でも一応見ているってことは確かなんです。 ただ、この今ちょっとね長く見ているっていうふうに言いましたけど、これはね 実験結果結構バラバラなんです。 なぜかというと、ネガティブな顔を見ると、社交不安の人はそれを見続けるのが苦手だから、目をそらしちゃう ということもあるんですね。 そうすると、じゃあ何が一般のね、社交不安じゃない人と違うのかというと、 中性的な表情とか、 ポジティブな表情、うんうんって聞いてくれている表情の人に視線を置くことが苦手 っていうようなこともわかっています。 なのでどちらかというとね、こんなふうにまとめられます。 社交不安の人はネガティブな表情で聞いている人の顔を見つけるのが早いけど、 ポジティブな顔で聞いている人の顔を見つけるのは苦手 というようなデータなんですね。 これが客観的なデータなわけです。客観的なデータ。 でも、主観的にはどうかというとですね、 社交不安の方、クリニックとかでお話を聞いていると、 絶対私のことをネガティブな顔で見ていた、 というふうに言うわけですね。 なので、確実にね、どんな顔で見ていたかわかるはず。 なので、この中に写真でね、こういうクリニックでもね、日コード旅行って実験っぽいことを するんですが、この中に先ほど自己紹介の練習してもらった時、話聞いてくれた人の写真が混じっています。 どの人でしたか?っていう質問をするんですね。 写真5枚とか並べます。 これね、社交不安が重症であればあるほど、 正解できないんです。 ほんの10分前、15分前に自分が目の前で話した人の顔を覚えていないんです。 っていうとリスナーさん、あれ?でもネガティブな顔で見られてたってことをすごく訴えてるんだったら、 15分ぐらい前の人の顔だったら覚えてるんじゃないの?って思いますよね。 そうなんです。ここが主観と客観の違いなんですね。 主観的には ネガティブな顔でずっと見られてたから、私はすごく嫌な気分でした。 あの表情忘れません!って言ってるんだけど、 実際にはその15分前の人の顔を写真でね、選んでくださいと言うと選べない。 そして、アイトラッキング、視線追尾装置もずっとその人の顔を見ているわけではない。 という結果が出ちゃうんですね。 ずれてるんです。 なので実際はそんな風にずっと客観的には見ていないけど、 主観的には見られているという風に感じちゃう。 ここがね、症状を重くしている一つの要因になっています。 じゃあもう一つ。 ずっと私のこと嫌な顔で見てたという風に言ってるんだけど、実際にはどこに集中しているかというわけです。 話の内容を振り返ると、うまく話せましたか?と言うと、 なかなか話せませんでした。 なんでですか?と言うと、ずっと顎が震えているのが気になって、 ずっと息苦しくてドキドキしちゃって、ずっと顎が震えるのを止めようと思ってました。 ドキドキが収まらないかな?って願ってました。 という風に言うわけですね。 と言うと、 集中力のここ先は、本当はスピーチというのは話す内容に意識を向けたりとか、 あとは聞いてくれている人に意識を向けながらプレゼンできたら一番いいわけなんですが、 社交不安の強い人は、 ずっと自分の内面、体の感覚とか、そういったところに意識が向きやすいわけです。 ここでも、また主観と客観の問題が出てきます。 先ほどはずっと嫌な人の顔が見てて離れなかったって言ってるんだけど、 一方では自分の身体感覚にずっと集中をしているということもわかるわけです。 じゃあ、心拍のデータを見てみましょうということです。 最初はね、やっぱり心拍が上がりますよね。 ドキドキしている。緊張しているから。でも、もう3分ぐらいから話していると、心拍はかなり落ち着いてくるんですね。 落ち着いてくるんだけど、相変わらず自分は心臓がドキドキしていたというふうに、 主観的に評定、認識するわけです。 ここでも、客観的なデータでは心拍が落ちているにも関わらず、ドキドキしているというふうに主観的に思う。 これが症状の悪化、メカニズムの維持というものに寄与していることがわかります。 はい、いかがだったでしょうか。 急にいかがだったでしょうかと言うと、びっくりすると思うんですが、このように主観だけ、 客観的な指標だけではわからないことを、主観と客観を合わせることで、 どんなメカニズムが働いているのか、 または、客観的なデータを患者さんにお見せすることで、そうなの?ということもあって、これも治療になったりするわけですね。 こういったものを使って心理学というのは実験していくので、次のチャプターではこの辺りを最後まとめてみたいと思います。 # エンディング はい、エンディングになります。今回は、社交不安症という症状を取り上げて、主観と客観というものの、このズレというものが、症状の維持とか重症度に関わっていますよというお話をしました。 臨床心理学の分野では、こういう研究、認知行動療法は行われることがあります。 私も従来は客観的な実験、心理データでしか論じてこなかった、集中力、注意制御という心理学用語では言うんですが、 集中力の問題を質問紙で測るという取り組み、論文を出したことがあります。 集中力は不思議な認知機能の一つで、自分で意識的に注意を向けていくタイプと、ついつい意識が向いちゃうというタイプの2種類があるんですが、 私は主観的にコントロールできているという、注意のコントロールみたいな部分を測れる尺度を作って、信頼性と妥当性を検討しました。 そうすると、実際に集中力のコントロール、実験とかでない人だって、自分で集中力が高いって思っちゃう人もいるんじゃないですか、という疑問が出てくる人もいると思います。 さっきの社交不安の症状のように。ここがすごく面白い部分なんです。 健康な状態であると、例えば私の作った注意の尺度と、実際に実験で測定する注意課題の結果は、 もちろん尺度の点数の高い人、自分でコントロールできていると思う人は、実際に実験の結果も良い成績なんですね。 だけど、ちょっとメンタルの状態が良くなかったりする人は、この主観的な状態、尺度で測るものと、実験で測る実験結果の点数がちょっと離れてしまうという現象が起きてきます。 これ、先ほどの社交不安の事例を考えていただくと、そういう風になるかもなぁと、ちょっとイメージできるかもしれません。 ここが実は、私はマインドフルネスを研究するきっかけになっていきます。 マインドフルネスって、実際に集中力を高めるとかいう、結果に意識を置くトレーニングじゃないんですよね。 自分で集中力をうまく使って、思考や感情に気づく、そして置いておくってことができればそれでいいので、本当にそういうものがうまくできる人って、たくさんの集中力を使わなくてもできるようになってくるんですね。 なので、実験の結果の集中力の高さというものが大事になるわけではなくて、自分の心の中でコントロールできてるぞって思えるような状態にする、主観的なコントロール感というものが実は大事になっていくわけですね。 なので、例えばマインドフルネス調子が悪い時にやり始めた時っていうのは、この点数の実験と主観的なものの返りは起きてくるんですが、だんだんマインドフルネスが進むと、 今日は日にちごとで、今日は良くないなとか、今日はできるなっていうデータと実験のデータというのが一致してくるようになってきます。不思議ですよね。 こんなようにですね、本当に臨床心理だけではなくて、しつわり先生のその美っていうものに対する主観性を使うって、すごいワクワクする話でしたけど、やっぱりそうだよなっていうふうに腑に落ちる部分もたくさんありましたので、 まだ聞いてないよっていうリスナーさんいらっしゃいましたら、ぜひコラボ会、私の部分前半30分と、しつわり先生の後半30分聞いてみてください。 はい、ということで、こういうちょっと難しいのかもしれないですけど、心を軽くするためには、やっぱりエクササイズとか、こういう考え方っていうのを皆さんと共有することも大事ですが、 そもそも心ってどういうメカニズムでできてるんだろうということを知ることでね、自己理解が進んで、いろんな状況とかね、自分のメンタルのコントロールに役立つこともありますから。 こういうね、ちょっとメカニズムとか心理学の実験的な話にも、これからは言及していこうかなというふうに思っております。 そうすると皆さんがね、心理学の論文を読みたいなと思った時に、ああ、こういう感じのことを言ってるんだなというふうにね、きっとお分かりいただけるようになってくると思いますので。 なんかね、しつわり先生のボイシーに影響されているのかもしれないですが、本当に一つの論文についてね、ゆっくりと何回かに分けて、皆さんとこういう論文ですよということを共有する回とかも作りたいなというふうに思っております。 はい、ということで、今日の放送はここまでにしたいと思います。 今日も皆様の心が軽くなることを願っております。また明日お会いしましょう。 もっと見る #心理学 #実験 #主観 #客観 #評価 今井正司のココロが軽くなるラジオプレミアム放送配信中!09:381.オープニング:心理学の研究で大切なこと「信頼性と妥当性」とは?10:002.主観と客観のズレが生じる時:心理学科症の方の注意のメカニズム05:553.エンディングコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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