TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第432話 【美しさ】への執着11:49 2月21日 80再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次プロの仕事、美しさへの「執着」結果にこだわるプロ意識の真髄「これでいいか」妥協が招くもの最後の1ミリに見出す真の美意識日常に潜む「美への執着」の力AI文字起こし(β版) # チャプター 1 日々気づきだより佐藤美奈子です。 今日もお聞きくださりありがとうございます。 このチャンネルでは、日本文化に携わる私が、気づき感じる心の在り方を日々の暮らしに優しく重ねてお届けしています。 はい、今日は8つ目の行動自身のお話となりました。 今日の8つ目のテーマは、美しい仕上がりに執着する。 この執着するという言葉を聞くと、少し強すぎる、重すぎる、なんか硬すぎる、どうしてもネガティブな印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。 私はプロとしての仕事をする上で、私はこの執着するという言葉をあえて大事にしていきたいなと思っているんですね。 今日はこの結果に対するプロの美意識についてお話をしていきます。 これは、美しい仕上がりに執着するということは、プロである以上、結果には徹底的にこだわるという私自身の思いです。 私の仕事はどうしてもプロセス、家庭ですよね。家庭ももちろん大事です。特に絵文童は家庭が大事です。 最終的にお客様が受け取るのは結果です。 十二単絵を切るお方様が受け取るのは、私たちがプロセスよく一枚一枚きちんと仕上げていった十二単絵を取ったときに、重いのに重さを感じないですとか、長い袴なのに歩きやすいとか、やはりそういう結果が全てですね。 一般的な着付けで言えば、鏡の前に立ったときの着姿の美しさだったり、動きやすさだったり、あとは着崩れのない長時間綺麗に過ごせるかどうかというのが関わってくるわけですよね。 イベントなど、あとは舞台のお仕事であれば、参加してくださった方の満足度というものとか、あとは会場の空気感、これもやっぱり徹底的にこだわりたいところです。 私が例えばお客様に質問されたり、受講生さんにいろんなことを教えたりするときに、その生徒さんが手にするのも成果があります。 プロセスでどれだけ頑張ったとしても結果が伴わなければ、この私と私の仕事は成り立たないわけですよね。 だからこそ私というのは、この最終的な仕上がりの美しさに対して、並々ならぬ執着を持っています。これははっきりと言えます。持っています。 そういうふうに育てていただいたという方がいいでしょうか。徹底的に育ててもらいましたね。 ですけれどもね、仕事をしているとふと間が差す時間だってあります。そんな瞬間も多々あります。 時間が押しているのに、もうダラダラやっちゃって、すぐさっとやればいいのに、疲れているときもあります。 あるいは、お客様はこれでも気づかないかなとか思ってしまうときだって過去にもありました。 心の中に、まあこのぐらいでいいかという妥協の言葉って、よぎることは皆さんありませんか。私もありますよ。やっぱり今でもあります。 でも、この妥協はちょっとね、やっぱりそれが続いてしまうと、ちょっと怖いものになってしまうんですよね。 このぐらいでいいかなと思った瞬間に、その人のあり方のずれが生じてくるというか、 必ずそれが指先の感覚だったりとか、動きとか、ただづまいに現れてきてしまうんですよね。 本当に着物であれば、微妙な襟のずれだとか、 あとは紐を締めるときとか、いろんな帯を結ぶときに、一瞬の手の迷いが出たりとか、そういうふうにします。 これでいいかなというふうにちょっと過ごし続けてきてしまうと、 うーん、良いものって何だったんだろうって忘れてしまうことだってあるわけですよね。 見えないだろうとか気づかれないだろうというものは、もう本当に不思議なほど仕上がりのやぼったさに出てしまったりとか、 品がない仕上がりになってしまって表に出てきてしまうんですよね。 これ本当にごまかしがきかないことなんです。 その小さなずれの積み重ねというのが、最終的に全体の美しさを損なってしまうこともあるので、本当に注意が必要です。 だから私の場合は、最後の1ミリまでB式を行き渡らせるということを心がけています。 これで完成だと思ったところから、あと一歩だけちょっと踏み込んで見てみるとか、 その位置から一歩離れて見てみるとか、ちょっと背中にシワがある一本も、それが他のところを歪ませる原因になることもありますし、 一度だけでいいです。何度も何度もやるんだったら、何度も何度も直す技術であるということで、それは練習不足ですけれども、 一手入れるという表現がいいでしょうかね。一手入れて最後の仕上げにするという気持ちも大事です。 学校の前議事長先生、数年前よう亡くなりになったんですけれども、チラシとかポスターとか館内に貼りますでしょう。担当のものが貼ったりしますが、 設計をやっていた方なので、1ミリとか本当に微妙なズレを気づかれる方で、 佐藤さんこっち右に数ミリずれてるから直してとかね、もう言われてましたね、しょっちゅう。 本当にそのポスターとか張り紙とか、そういうものがずれてるというだけで、やっぱりそこの建物そのものの金額とか、こだわっているものとかが由来できてしまうんですよね。 そういうズレだとか、ちょっと破れているようなものを張りっぱなしだとか、そういうような精神の人しかいないんだって思われてしまうことがあるので、そういうことはすごく私もこだわるようになりました。 徹底的にこだわって執着して妥協を許さないで仕上げたものというのは、やはりちょっとオーラのようなものを感じることもあります。 美しい仕上がりを見たときのお客様がパッと顔がパッと明るくなるときとか、 あとはもうお客様が立ち止まって私どものポスターを見てくれたときの目線とか、そういうものっていうのにすごく執着し続けたいなと思っています。 # チャプター 2 この美しい仕上がりに執着するということは、 特別な仕事の中のことではなく、日常のちょっとしたことにつながります。 例えば、お料理の最後の盛り付けで、青みが足りないから、 色取りに刻んだネギを上にパラパラと青みをのせるだけでも、 グッと引き立ちますよね。 そういう心がけというか、気持ちがあるかどうか、 食卓をちょっと華やかにするために、 めんどくさいかもしれませんけども、 野菜室におネギがあればネギを刻んで、 そういうことに気を配るということも同じことかなと思います。 または、メールを送るときは、 相手が読みやすいように会話を整えてみるとか、それも大事ですね。 私なんかがメルマガを書くときも、 自分が読んでから送るようにしているんですね。 テストメールをして、本当に読みやすいか、 読みながら呼吸をしていきますので、 ここで呼吸が苦しくならないかとか、 そういうことまでやはり考えます。 お掃除の最後に、もう一回鏡が曇ってないかとか、 そういうことを考えてみるとか、 お手紙を書くときも、 ちゃんと封筒の真ん中にお名前が来ているかどうかとか、 そういうことを今思い出しました。 よく封筒でお名前、住所、シールで貼ることがありますよね。 業者から来たものだとかっていうのは、 だいたいシールだったり、印字されているものだったりしますよね。 そのシールとか切手だとか、 そういうものが平気で斜めで貼って送ってくるところってあるんですよね。 私はちょっとそれは苦手なんです。 やっぱり人の名前ですからね。 その人の名前を叱るべき場所に、 まっすぐ縦だったり横だったり、 どちらでもいいのでまっすぐ貼るとか書くとか、 そういうことってやっぱり心遣いですよね。 やっぱりそこは気をつけたいなと思います。 皆さんは最後の1ミリ、どこをこだわりますでしょうか。 週末になりました。 1ミリ、今ちょうどオリンピックやっている時期のこれは放送になるので、 本当に1分、1秒、0コンマ何秒ですよね。 それでやっぱりメダルの色が変わってくるという厳しい世界で、 このアスリートの方々は競っているわけです。 でもそういう姿、美しく見えませんか。 本当に皆さん美しい。笑顔も美しいし、涙も美しい。 やっぱりそこは執着しているからじゃないかなと思います。 私も美しさに執着をして日々過ごしていきたいと思います。 それではごきげんよう。 もっと見る #美意識 #ミッション #理念 #行動指針 #妥協しない 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ08:181.チャプター 103:312.チャプター 2コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
第634話 【算賀】四十で長寿を祝った時代 9分・12時間前・ 29再生AI目次平安の敬老の日「算賀」とは驚き!40歳を祝う長寿の宴10年ごとに重ねる人生の節目自らの成長を確かめる秘訣現代にも活きる平安人の知恵
第633話 【キノコ狩り】松茸の値段は山と人の距離 7分・昨日・ 39再生AI目次平安貴族も嗜んだ松茸の魅力松茸が身近だった時代の理由松茸の値段が語る人と山との距離「遠くなったもの」が示す現代の課題失われゆく技術を身近にするには
第632話 秋の【襲色目】半歩先の季節を着る 7分・一昨日・ 45再生AI目次平安の美学「襲色目」色の重なり季節を「半歩先」に着る意味とは顧客の無意識を掴むプロの視点「察する力」が示す絶妙な距離感千年前から現代へ繋がる「半歩」
第631話 【恋教え鳥】鶺鴒から教わったこと 7分・9月12日・ 54再生AI目次「恋教え鳥」鶺鴒の意外なルーツ国生みの神も小鳥に教えを乞う知らぬを恥じず学び続ける心構え教える側が一番学ぶという発見分からないを分かるに教わる意味とは
第630話 【秋の七草】目立たないものを七つ数える 7分・9月11日・ 54再生AI目次秋の七草とは?春の七草との違い万葉の花人・山上憶良が選んだ七草目立たぬ野花に宿る日本の美意識日常で「美しさ」を見つける重要性役に立たぬものから始まる文化の贅沢
第629話 【割に合わない】とわかっていても【やる】 7分・9月10日・ 70再生AI目次古代から現代へ続く栗との長い付き合い平安貴族を魅了した甘味料「甘面」の秘密「割に合わない」から生まれる甘さの価値日常のひと手間がもたらす豊かな食卓気づかれなくても「やる」ことの真の意義
第628話 【重陽】そして「扇」を仕舞う日 8分・9月9日・ 50再生AI目次重陽の朝に綿で顔を拭う美の習慣五節句から消えた重陽の節句の背景夏扇を納める九月九日の伝統と意味物事に「終わり」を決める平安人の哲学美しい終わりが次への始まりを彩る
第627話 【重陽の前夜】手がかかることが「祈り」の中身 8分・9月8日・ 60再生AI目次重陽前夜、菊に真綿をかぶせる意味長寿不老を願うキセワタの習わし紫式部が詠んだキセワタの歌「手がかかること」が祈りである理由静かで確実な仕事を生む支度とは
第626話 【白露】消えるからこそ光っている 7分・9月7日・ 61再生AI目次白露に秘められた平安人の感情なぜ露は歌に詠まれ続けるのか「消えるからこそ光る」の真髄十二単体験が残す「写せ身」儚いものだからこそ一番美しい
第625話 【音楽は身近なもの】聴く側ではなく鳴らす側にいた平安人 6分・9月6日・ 59再生AI目次平安貴族の必須科目「管弦」音楽は聴くものにあらず?教養として演奏する意味「見る」と「やる」の決定的な違い現代が失った「鳴らす」体験