TOPライフスタイルヘルスケア・ダイエット小谷祐樹とICU査読者が揺れる「主観と客観の間」10:00 1月19日 48再生 問題を報告する 再生する シェアする 論文の査読は客観性が大前提。でも、主観を完全に消すことはできません。よい査読者とは、主観を消す人ではなく、主観を自覚したうえで抑制できる人なのかもしれません。もっと読むAI目次査読の基本姿勢と著者との協業完成後論文での方法論の限界査読者の主観が入り込む葛藤明確な方法論が査読を容易にP値の過剰評価を避ける査読AI文字起こし(β版) # チャプター 1 こんにちは、集中治療院の児谷幸です。 今日は 「作読者が揺れる主観と客観の狭間」 というタイトルでお話ししてみようと思います。 これはちょっとタイトルこだわってて、主観と客観の間じゃなくて、狭間って感じです。 当然ですね、こういう作読のこと、作読者視点みたいなことをお話ししようと思ったら この論文のみたいな具体例を出した方が絶対わかりやすいんですけど、 ちょっとそこまでは出せないですよね。 当然誰が作読したかっていうのは、今オープンにしている ジャーナルもたくさんありますけれど、そうでないものも多いですし それ以上にですね、ある特定の論文で遭遇した話というよりも 何度か作読っていう作業をする中で 一定の傾向を持って遭遇する話題、テーマ、ある種の難しさ、 そういう部分をお話ししていきたいなというふうに思っています。 皆さんこれお聞きになったことあるかもしれませんが、 作読者っていうのはその論文の批判をする人じゃないんですよ。 その論文がどうすれば良くなるかを一緒に考える人なので、 やっぱり良い作読者っていうのは著者とチームなんですよね。 著者と一緒になって、研究者たちが頑張って時間や労力を割いて、 頑張って作った一つのある種作品ですよね。 それをあれがダメだ、これがダメだ、ここはなおだって言うんじゃなくて、 限定したり欠点を挙げつらうんじゃなくて、 ここのちょっと足りない部分をこういうふうにしたら良くなるんじゃないか。 ここは言い過ぎだからこうした方が正しく伝わるよね。 そういうある種第三者目線で引きで見ている人。 だけどゴールは著者と一緒でその論文を良くしていこう。 どうしたら分かりやすくなるか。どうしたら誤解が減るか。どうしたら 伝わりにくさを削れるか。 そういうものを やっぱり作者っていうのは、そういうスタンスで、そういう心持ちで態度で臨むっていうのがまずは基本姿勢としてすごく大切なことだと思うんですね。 ただですね、やっぱり非常に困る。 良くしたいと思って読み進めていくわけですけれど、 これ良くするの難しいなっていうのがあるんです。 それは メソッドの問題です。 方法 っていうのはやっぱり研究のそのプロジェクト、論文じゃないですよ。 プロジェクト全体として見たときには スタートは研究計画を立てることですよね。 研究計画の内容というのは論文の中でどこに書くかというと当然メソッドに書くわけです。 研究計画を立てたら、もうメソッドは出来上がっていると言っても過言ではありません。 そうすると、研究計画を立てて、それによって、それに沿って研究を実行して結果を得て、 そしてその結果を踏まえて考察していく。 当然、方法や結果を踏まえたに繋がるようなイントロを書いていくってわけなんですけど、 とにかくコアナンは方法なんですよ。だって方法が おかしかったら結果はおかしくなるに決まってるんですよ。 おかしな結果に基づいて書く考察もおかしいわけです。 なので、方法を良くしたいんですけど、方法はもう決まっちゃってるんですよ。 研究やる前から決まっちゃってる。 場合によって何年も前に決まってるわけです。 なので、論文を読んだ時に方法のここがダメだって言ったって、もう良くしようがないんですね。 もうやっちゃってるから、もう決まっちゃってるから、それで理論委員会も通ってる。 なので、そういう方法の中に致命的な結果を見つけてしまった時には、 本当は良くしたいと思ってスタートしてるんだけど、まあ難しいなあっていう、この相反するというか気持ちが出てくる。 あとはですね、方法にもう少しこだわるんですけど、方法っていうのも結構意見が分かれるんですね。 例えばこれは僕が査読したわけでももちろんないわけですけれど、アンドロメダショック2っていうCRT、 もう再欠陥、再10万時間を指標にした循環整理の循環創生のRCTありましたよね。 それの循環創生のプロトコル見てください。非常に複雑なわけです。 あと各ポイントのカットオフとか、各ポイントで使う変数とかに、やっぱり疑問が残る人はやっぱりいます。 これは究極的には各ステップ全部を確認したり検証したりしてないから起こるわけですけれど、 例えばそういうものも方法の一部ですよね。方法の一部を読んだときに、これリーズナブルだからいいね。 整理学的によくわかるよ。で、OK出す人もいれば、このステップわかんない。このステップどれくらいエビデンスあるの? このステップのエビデンスが不十分なのに、これを含んだ戦略、蘇生戦略全体を評価しようといったって、それは難しいよねっていう人もいます。 ここはやっぱり主観によるんですね。 本来は客観的に引きで見て、第三者目線ででも一緒によくしていこうというスタンスで、視点でさどくしていくわけですけれど、とはいえ主観というものは除外しきれない。 このバランス、主観と客観のバランスをどうとっていくか。少なくとも、自分が今主観的なもので、ものの見方を少ししながらコメントしているな。 そういう要素をゼロにしろっていうんじゃなくて、そういう要素が今自分のさどくの姿勢、さどくの見方には入り込んでいるなということを、きちんと自覚しながらさどくしていくっていうのは大事なことだと思っています。 逆に言えば、方法がしっかりしていたらさどくむっちゃいいんですよね。方法が明確で、再現性も高くて妥当なものであれば、結果っていうのは方法にこうして書くので、 必ず一対一対応してますから、良い方法の論文は良い結果が書ける。良い結果が書けるってことは良い考察がしやすい。 イントロも当然多少は主観が入りますけれど、基本的な多少の表現の修正だったり、トーンを変えたり、トーンを落としましょう。強すぎますから落としましょうって言ったり、 論詞の流れを整理するだけでいいので、やっぱり方法がきちんとしている論文、つまりは研究計画がきちんとしている論文というのは非常に読みやすいわけです。 もう一つさどくの時に結構論点になるのは、やっぱり優位さがあったかないかみたいなやつですよね。 特にこれは統計学的な優位さ、いわゆるP値が0.05を下回っているか否かみたいな論点だと思っています。 これは僕個人は、優位じゃないからリジェクトっていうのはおかしいなと思っています。 それはさっきも言ったように方法が大事だからです。方法が良くて、良い方法に忠実に沿ってやった結果っていうのは、その結果は元々はわかりませんので、結果はあくまで結果です。 やった後の最終産物なので、それによって悪い原点というのはなかなか難しい。 一方で優位であることっていうのは、これまでわかっていなかった所見を提示するみたいなことにもなります。 つまり新規性が高まるかもしれませんし、優位か否かによってやっぱり人々の捉え方が変わりますから、いわゆる切実性、レレバンスというものが高まる。 これはFinerという、この頭文字を取って研究の質、特に研究計画の質を解くわけですけれど、その中での新規性を後押しする場面もあるのは一方で事実だと思います。 なので場合によっては、やはり面白い論文、注目が集まりやすい論文、意義が深い論文として加点をすることはあるかもしれませんが、とにかく優位じゃないことでリジェクト、原点というのは僕はないかなと思っています。 というわけで、良い査読者というのを今考えながら話しているんですが、やっぱり方法論というのは、できるだけ客観的に、一部主観は入るけれどできるだけ客観に落ち着いて、 そして主観が入っていることを自覚しながら、主観の部分に関しても無視せずに、でも自覚的でありながらコメントしていくというのが結構大事なんじゃないかなと思っています。 やっぱり、査読者は研究者、著者と一緒にその研究論文をいかに良くしていくかというゴールへ向かっていくチームなわけですから、 その中でも多少の主観と基本的には客観的な姿勢を大事にしながら、良いコメント、良いフィードバックを出すというのが仕事なんじゃないかなと思います。 この間で揺れる、査読者の気持ちをちょっと感じていただけたらと思います。 もっと見る #研究 #論文 #査読 #ICU #集中治療 小谷祐樹とICUプレミアム放送配信中!10:001.チャプター 1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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