TOPライフスタイルヘルスケア・ダイエット小谷祐樹とICU「共通言語」への違和感17:58 7月15日 65再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次学会で頻出する「共通言語」への違和感集中治療を支える多職種連携と共通言語AIが導く「共通言語」は流行語か?AI任せの言葉選びがプレゼンに与える影響AIを超え、真に伝わる言葉を探す挑戦AI文字起こし(β版) # チャプター 1 こんにちは、集中治療院の小谷幸です。 今日は先日の日本集中治療院学会関東甲子園地域支部集会での 気づきというかですね、ちょっと思ったことをお話ししてみようと思いますね。 そんなたくさんのセッションに参加できたわけじゃないんですけれど、いくつか お話を聴講しました。 その中で 結構な頻度で耳にしたのが共通言語っていう言葉だったんですね。 日本だったらね、なかなかあんまり意識することないですけれど、海外とか例えば国際学会なんかは英語で話しますし 科学論文もほとんどが英語で書かれているわけですよね。それこそ共通言語ですよね。 日本人が日本語で書いてフランス人がフランス語で書いて中国人が中国語で書いて なると、もちろんね、今はAIで一瞬で翻訳可能なわけですけれど 少なくとも当初は読みにくかったわけですよね。 読めないわけですよね。そういう意味でみんなの共通言語ということで、一般的には英語が使われているわけですよね。 そんな感じで、異なる背景を持つ人が 相互にコミュニケーションをする、そのツールとしての言語が 円滑なコミュニケーションをとれるようにという意味で一本化しようと 標準化、共通化、共有しましょうという意味での共通言語っていう言葉だと思うんですよね。 確かにこの共通言語っていう言葉はすごく 集中治療の文脈にフィットしやすいと思います。それはどういうことかというと 集中治療室にいらっしゃる患者さんを ケアしていくわけですけれど、例えば集中治療室の中にいる 医療スタッフだけ言ってもたくさんのバリエーションがありますよね。 医師もいるし、看護師もいるし、薬剤師もいるし、臨床保護師もいるし、管理医療師もいるし、 理学療法師が、例えばカメラだとこのような人たちは占領でいてくれるわけですね。 それに加えて当然様々な診療科の医師が出入りします。 医師だけじゃなくて看護師、例えば ストーマが上がっているような患者さんだったら ワック、ナースが来てくれることもありますよね。 あとはカメラだとね、占領ではいらっしゃらないですけれど、しばしば言語の問題が、例えば相関の後なんかは 生じたりするので、言語スピーチテラフィスとか言語教科書の方も入ってくださるし、同じように 作業療法師の方っていうのも正直に頻度は多くないけれど、入っていただくこともありますよね。 当然そこに加えてさらにね、患者さんとかご家族っていう人たちも重要なそのケアの当然参加者、主役と言ってもいいわけですよね。 そういった中で、例えば患者さんの状態をディスカッションする、何らかの意思決定をしていくみたいなことがしばしば起きるわけですけれど、 その時に様々な背景、それは前提としている医学的な知識量もそうですし、言葉が違いますよね。 使っている言葉が違う、背景知識が違えば当然使う言葉が違う、語彙が揃っていないという意味で、 例えば医師の中で会話する時の言葉遣いやトピックの選定なんかと、 医師と看護師、医師とセラピスト、医師と薬剤師、医師と利益療法師、これは今全て医師を起点に話していますけれど、 それぞれの職種間、ないしは医療従事者がいないか、みたいなところも含めても相当な関係性のバリエーションがあるわけですよね。 それぞれ違う役割で関与している以上は、それだけ異なる関係性、なんとかCに、みたいな感じですよね。 組み合わせはバリエーションがある。 別に二つの背景で話すわけだけではないので、それが本当に数え切れないようなバリエーションになってくる。 そういう意味では、その関係性によってやはり選ぶ語彙を変えるというのは非常に自然なことですから、それに応じた言葉遣いをする。 そしてその言葉遣いに応じて、言葉遣いを通して相互に同じように理解をする。 誰かは非常にリッチに情報を持っていて、非常に少ない情報で判断しないといけない人がいるというのは良くないですから、 その情報の均質化を図っていく。同じ情報をきちんとシェアした上で、さらにそれぞれの背景からの意見を持ち寄って、 関西にとっての一番いい意思決定をしたいなということをすごく思うわけですよね。 そういったところから言うと、共通言語は確かに重要な役割を占めているなというのは、これはもちろん全く異論がないです。 実際、僕も自分の最近の様々な局面で、語彙とか言葉遣いみたいなものにすごく関心があるので、 共通言語の重要性に関しては非常に合意するところです。 ただ、急じゃないですか。どうなんでしょう。皆さんは共通言語という言葉に対してどう思われますか。 例えば2年前の学術集会で、みんなが共通言語をしきりに言っていたかというと、あまりそう思わないですよね。 今回でもむっちゃ思ったんですよ。みんな共通言語って言うなって。 つまり、これまでは意思疎通とか多色種連携みたいな言葉で、そういったことはすごく表現されてきたんだと思うんです。 そこに多色種というと医療従事者だけのことを言うように思いますから、 お家族とかが入ってくる、患者さんご自身が入ってくるなんて言うと、 シェアドディシジョンメイキングみたいなSDMかな、みたいな表現がされてきたんじゃないかなと思うんです。 確かにこういう言葉たちも、ある種すごくよく貧弱されてきたと思うんですけれど、 それがもしかしたら今共通言語って言葉に変わってきたんかなみたいなことを思いますね。 つまり一種の流行り言葉なのかなっていうことを思います。 ただですね、僕がもう一つすごく思ったのはですね、 その共通言語っていう言葉をお使いになる方々のプレゼンテーションが、 一応にこれはもう完全にAIベースで作ったんだなっていうスライドの見た目だったんですね。 これはもう誤解がないように非常に繰り返し言いたいんですけれど、 僕はAI使うなって言ってるわけじゃ全然ないです。むしろ使えばいいと思うんですよね。 ただですね、何となくですけれど、もしその言葉のチョイスまでAIに任せているかとすると、 それはちょっとどうなんかなっていうことを思うわけです。 つまりAIの使い方って皆さんもよくご存じの通り、こちらからのインプットをまず与えるわけですよね。 AIの中でスループットなんて言いますけれど、いろんな情報処理が行われて、 情報の中にはもちろんデザイン的な部分も含めてね、今スライドの話をしているとすると、 アウトプットが返ってくる。そしてそのアウトプットをさらに人が編集して完成品ということになるわけですけれど、 そのインプットの中で、当然僕が見たプレゼンテーションの皆さんが共通言語という言葉を使いたいんだとインプットを与えて、 そこでAIが組み込んで結果に共通言語というものを含んだ、何ならそれをキーワードとして提示するようなスライドプレゼンがなされているのであれば、 それは作成者の意図を汲み取ってのことなので、僕は全然いいと思うんですよ。 ただ僕がすごく懸念というか、ちょっと危惧しているのは、こういうことを言いたいんだという比較的抽象的ボヤッとしたものをインプットに書いて、 それをAIがいい感じで解釈した結果、共通言語という言葉を含んだアウトプットになっているんじゃないかという可能性なんです。 # チャプター 2 つまり何が言いたいかっていうと、そうしちゃうとですね、まあいいんですよ。いいんだけど、それ本当にあなた共通言語っていう言葉を使いたかったの?っていうことなんですよね。 それが例えば一般園内だろうと教育講演だろうと、数分数十分ぐらいのプレゼンですよね。 その中で僕はね、使える言葉っていうのはかなり限られていると思うんですよ。 つまり、この共通言語みたいなことが出てくるのっていうのは、一段情報を抽象化した段階ですよね。 例えば、新しい検査のことをご紹介するとなった時に、いろいろ検査が、これまでは臨床化、一人一人の直感みたいなものでやってたけれど、 この定量的な検査を行うことによって、数値として表現できる。数字になっちゃえば、その肌感みたいなものをきちんと客観的な指標で表現できるので、 いろんな職種の中で、そのデータを共有できるわけですから、それがその新しいテクノロジーが共通言語となって、診療の質が均質化されたり、いろんな人の目が入りやすくなったりしますよね。 いい感じにこのマーカーがなるっていうことを言いたいんだよね。それをやってほしいんだけど、それが伝わるようなスライドをしてほしい。 これ全然僕は壁打ちの段階だって全然いいと思ってるんですよ。ただ、さっきも言ったように、僕らのAIの使い方っていうのは、インプットを与える、僕らが人がAIにインプットを与える。 AIがインプットを受けてスループットする。いろんな処理をする。そしてアウトプットが来る。そのアウトプットが来たときに、それをある種、編集したり、それはつまり叩き台なわけですよね。承認したりする。 せめてそれぐらいはやった方がいいんじゃないかと思っていて、そのときにAIが出てきたのを見て、うわ、共通言語めっちゃええやんってなるのって、なんかちょっと寂しくないですか。 共通言語きたーってなってるならいいんですけど、別になってないのけど、AIが言ってる共通言語確かにそれっぽいしいいじゃんってなると、もしそれをキーワードとしてプレゼンするんだったら、プレゼンターの体重乗ってこない気がするんですよね。 なんかこううまく言えてないですけどね。 で、なんか僕はね、結果要するに何が起こったかっていうと、なんか共通言語共通言語みんなが言い過ぎてて、めっちゃみんな共通言語って言うやんってなって、ある種冷めてしまってですね。 っていうか今僕はここまで話してきたような、これやっぱりAIで引っ張られちゃってるのかなとかいうふうにいろいろ思いが巡らされてしまってですね、結果プレゼン効いてないですよね。 なんかそうなっちゃうと、要するに一旦そのスイッチ入っちゃうと、確かにこのスライド全体もなんかAIなんだろうな。 っていうかなんかそれを来たものをそのまま、もちろんインプットされてるんだろうけれど、なんか楽して作っちゃってるのかな。 てんてんてんみたいなね。なんか急になっちゃいました。 まだこれは当然、僕らとしてAIを医学的な学会というか学術的なプレゼンテーションとどう使っていくかみたいなことの試行錯誤のある一プロセスを見ているわけですから、 それやってる人がダメだとかいいとかいうつもりは全然なくてですね。 どういうふうに付き合っていけばいいのかなっていうのが一つの参考ですよね。 つまり少なくとも僕個人としてはあまりみんなが使いまくってる用語、つまりそれはAIが導き出した、今これ使っときゃこの分野でいいんじゃねみたいなものにちょっと抗いたいなみたいな気持ちがあるわけですよね。 そうするともうちょっとなんか、共通言語っていうとなんかそれっぽいビジネス用語っぽい、ある種おしゃれですよね。 それこそ子どもとか医療関係ない人たちとも共通言語としてもともと使えるような言葉を探したいなぁみたいなすごく思いますね。 結果、その言葉自体は別に使い古されたチンプな言葉、なんなら優しい平易幼稚かもしれないような言葉、なんならひらがなでかけちゃうような言葉、でもすごくシンクってあ、それねってなるような言葉をなんか探し求めるみたいなことをやったらいいんじゃないかなと思ったりしましたね。 まあ皆さんなんかどんなふうに思われますかねこの話聞いて。いやいやもう意味通ってる内容変わんないんだからそんなことごちゃごちゃ言わなくてよくないっていう方も全然いらっしゃると思います。 それはそうなんですよ。それはそうなんだけど、もうちょっと考えたいな。ここをもうちょい深掘りたいっていうか、深掘るとかもそれですけど、もうちょっとここを突き詰めたい。 ある種、自分の限界をもうちょっとに挑戦したいってことかな。なんかAIに手を伸ばすのが悪いってわけじゃなく、ただAIの出せないところまで自分で行くっていう努力をちょっと自分としてはもうちょっと試みたいなというのを、 逆に聞きながら自分のプレゼンを考えるにつけてちょっとそういうことを思いました。 もちろん皆さんのAIの使い方みたいなも僕としてはちょっと聞いてみたいところですけれど、特にそのプレゼンテーションの中での例えば図表の感じがすごくAIチックだなとか色々皆さん思いますよね。 なんかそういうものに対して、例えば学会プレゼンでのAIの使い方みたいなものに対して、例えば教習としてどういうことを持っているかとかですね。 あとは自分がプレゼンターとして何かスライドを準備するときに、AIをどういうふうに使うかないしは、こういうふうな使い方はあんまりリアクションが良くなかったからやらないように気をつけてるみたいなところもですね、ちょっとシェアしていただけるとなんか嬉しいなというふうに思います。 というわけで、今回は私部集会、いわゆる地方間に出てみて感じた共通言語っていう品用語から少し考えをAIとの向き合い方の一つのあり方として膨らましてみました。 今日もお聞きいただいてありがとうございました。 それではまた。 もっと見る #トレンド #共通言語 #ICU #集中治療 小谷祐樹とICUプレミアム放送配信中!09:591.チャプター 107:592.チャプター 2コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
ICUで見る破傷風 20分・5時間前・ 22再生AI目次稀少疾患破傷風との忘れ得ぬ出会い頭部外傷と顔面麻痺に潜む危険ベテラン医師が看破した破傷風DPCデータが示す破傷風の現実長期治療の課題と予防の重要性
【ARDS60周年 #20】ARDSと右心系・静脈うっ血の関係 15分・9月8日・ 60再生AI目次ARDS症例から見る循環とPEEPの矛盾肺血管抵抗上昇が右心を蝕む理由PEEPが右心に及ぼす光と影右心不全と静脈うっ血が腎臓を襲うARDS管理、PEEPと循環の最適解
【ARDS60周年 #19】最新のARDSの定義で何が変わったのか? 19分・9月7日・ 67再生AI目次ARDS新定義の登場とその意義ベルリン定義が抱える課題とはグローバル定義が変える診断基準広がるARDS患者群と異質性問題個別化医療へ向けたARDS研究の行方
最近読んだ本×3 23分・9月6日・ 126再生AI目次プロが選ぶ!心を揺さぶる3冊の世界村上春樹が迫るオウム心理教の内面小川公代が描くケアと不確実性の本質集中治療に「芸術性」を問う新視点3冊から見出す「世界を深掘る」ヒント
【ARDS60周年 #18】免疫不全患者での呼吸不全 20分・9月5日・ 49再生AI目次免疫不全患者の呼吸不全:見落としがちな落とし穴ARDS診断の限界と根本原因特定への道ステロイド治療の功罪と診断マスクのリスク非侵襲的呼吸サポートの光と影:相関遅延の危険性BAL検査の決断:診断とリスクのバランス
【ARDS60周年 #16】外傷性ARDS 13分・9月3日・ 48再生AI目次外傷患者の低酸素血症、ARDSか「マルチプルヒット」が引き起こすARDS胸部外傷と肺座症、ARDS発症リスク外傷性ARDS予防の鍵は「鎮痛」ARDS予防の鉄則 早期の根本治療とは
【ARDS60周年 #15】ARDSは予防できるのか? 15分・9月2日・ 52再生AI目次ARDS、その予防は可能か?多重ヒット説:肺障害の蓄積輸血関連肺障害(TRALI)の教訓二次的なヒットを避ける管理戦略予防薬とARDS予防の現実
【ARDS60周年 #14】PEEPをどこまで上げて、どこで止めるのか? 16分・9月1日・ 78再生AI目次高PEEPの患者選定と適正値の探索PEEP調整時の観察点と判断基準段階的PEEP増加時の変化と考察PEEP上昇を止めるべき3つの兆候理想的なPEEP設定へのアプローチ