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クリエイティブな仕事をしたい人にオススメの安野モヨコさんの記事 − はあちゅう

クリエイティブな仕事をしたい人にオススメの安野モヨコさんの記事 − はあちゅう

この記事は、Voicyパーソナリティはあちゅうさんの放送をもとに書き起こした記事です。音声でも聴きたい方は、記事最後の再生プレーヤーからお楽しみください!

創作でも大事なのはリアルな生活

今日はご紹介したいnote記事があります。まずはそのnoteの記事にどうやって辿りついたかをお話ししていきますね。

映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開されたことをご存知の人も多いと思います。その映画の公開に合わせて、庵野秀明監督の『プロフェッショナル 仕事の流儀』が放送されました。ツイッターの人気ツイートでも庵野さんのプロフェッショナルについての言及ツイートがすごく多く投稿されていました。

それらのツイートを見ていくうち、私は奥さんである漫画家の安野モヨコさんのnoteの記事にたどり着きました。庵野監督がエヴァを作っているときに家ではどんな感じだったかが有料で公開されていて、それが読みたくて購読しました。マガジンだったので過去のいろんな有料記事も読めたのですが、その中に『表現するということは』という記事があったんですね。その記事の中にすごくハッとする箇所があったので、それについてお話しします。

今回紹介する箇所は有料部分なのであんまり詳しくは紹介できないんですけど、私がハッとした箇所はここです。

「自分の現実をちゃんと充実させないと、オリジナルのものづくりはできない」

漫画家になる前、安野さんはいろいろ漫画を描いてみたけども全部が嘘っぽくなってしまった。お手本にしている作品の真似事のようになってしまったっていう経験から、それがなぜかを考えていくという流れです。

そこに書いてあったのは「自分は今まで現実の世界を見学していただけで、本当には体験していなかった」という言葉です。これは漫画・本・映画・アニメなど好きなものがたくさんある人にはきっとわかってもらえる感覚だと思います。現実逃避的にコンテンツを使ってしまうと、自分の生きている現実よりも空想の世界の比重が高くなってしまうんですよね。私自身、現実逃避に読書を使っていたからこの心境がすごくよく分かります。

自分のつまらない人生よりも、本の中で起きたことのほうが刺激的で楽しいし知識も得られる。でもこれは自分の人生を生きられていないんですよね。

現実から逃げていたら一生懸命になれない

私は中学生時代に受験のためSAPIXという塾に通いました。その時は塾があまりにも面白くて。それに当時は中学校でいじめられてたから学校にいるときは仮の姿。「塾にいる時が本当の自分」と現実逃避をしてたんですよ。

痛みや苦しみから逃げるため、現実逃避はある意味必要だったとは思います。でもずっとそうしていると、自分の人生に一生懸命になれなくなるんですよね。

安野さんは「体験するっていうのは、人がやっているのを見て横でそれをあーだこーだ言うのではなく、自分がその当事者となって実際にやってみるということです」と書いています。物語の中で未知の世界の出来事を味わうのは楽しいし勉強にもなるけど、それはあくまで作者さんやスタッフさんが作ったものの追体験。自分の体験じゃないんですよね。コンテンツクリエイターになるためには、本を読むだけとか、誰かが作ったのを見ているだけでは真似事しかできなくなるんです。

じゃあどうしたら良いコンテンツが作れるかというと、たぶん自分の人生それ自体を充実させていくこと。リアルな現実をしっかりと生きて、自分の頭で考えて、自分の体で体験すること。時には傷つき失敗して、恥を書いたりしながらいろんな感情を味わうんです。それこそがコンテンツを作る人にとって大事になってくると思うんですよ。

よくコンテンツクリエイターになりたい人に「本や映画をたくさん見ろ」とアドバイスをする人がいるし、私自身もそれはそれでひとつの手法だと思います。でもそれと同時にリアルもちゃんと充実させたり、生の会話・体験をする。そうしないと作り続けたりオリジナルを生むことができないと思うんですよね。

それにこのnoteで改めて気づけました。私自身もすごく本読んでるし、すごく漫画も見てるし、映画もなるべく行くようにしています。でも何か自分が書こうと思った時は、体験がないと何も書けないし、スカスカになってきちゃうんです。

例えば本の紹介をするにしても「こういうところがおもしろかったです」とは言えるんだけど、そこに自分の体験やエピソードを肉付けするとより印象的な話し方が出来ると思うんですよね。抽象的な話は誰でもできますが、印象的な話は個人のエピソードが無いと成りたたない。抽象的な話をいかに体験や具体的なエピソードと紐づけられるかということが話し上手の分かれ道だと思うんですね。

このnoteはすごく本質的なことを言ってるなと思い、紹介したくなりました。

表現するということは』− 安野モヨコさんのnote

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