精神科医のゆうきゆうさんが、モテる人だけが知っている魔法の言葉をご紹介。心理学実験に裏づけされたテクニックをぜひマスターしてみましょう！
この記事は、Voicyパーソナリティゆうきゆうさんの放送をもとに書き起こした記事です。
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共通点を徹底的にアピールする
人に好かれるための技術について、今まで何回か話したことがあるんですが、今回は非常にシンプルな会話の仕方、会話の進め方の簡単な方法について教えたいと思います。
とある心理学実験がありまして、ラスプーチンさんというロシアのお坊さんのプロフィールを2つのパターンに分けて学生さんたちに読ませたんです。Aパターンはラスプーチンの誕生日を学生の誕生日と同じにしました。例えば僕は2月8日の生まれなんですが、ラスプーチンのプロフィールに〇〇年の2月8日生まれであると書いていたんです。Bパターンは、学生の誕生日と違う誕生日で書いておきました。それ以外のプロフィールは一切変わらず、全く一緒でA・Bグループに読ませたんです。
すると誕生日が一緒という情報を与えられたAグループは、ラスプーチンはすごいいい人じゃないかとか、すごい有能なんじゃないかという風に、ものすごく親近感と好感度を高くしてラスプーチン対する印象を形作ったんです。逆にBグループは変な人、怪しいお坊さんみたいな感じで、良い印象を得られなかった。
これは非常に重要なことを示唆していまして、人間はほんのちょっとでも自分と一緒のものがある人に対してものすごくいい印象を抱くんです。今回の場合は誕生日。誕生日が一緒の確率は1/365ですけれど、それが一致することですごい親近感を抱いて結果、相手に対して自分のイメージを一体化させていい人だな、素敵な人だなと思ってしまうんです。
なので、誰かと話していて、相手に良い印象を与えたいなと思ったら、相手との共通点をとにかく積極的にアピールすることが非常に重要です。誕生日が一致する確率はすごくレアだと思うんですけど、「僕も一緒だよ！」ってアピールするとか。もしくは月だけでもいいと思いますよ。「2月なんだ！僕も2月なんだよね、偶然偶然！」みたいな感じで。春生まれで、1/4で一致するくらいでもかまわないです。広くなる分、密度は薄まりますけれどアピールすることが重要です。
他にも「僕、岩手県出身なんだ」「えっ、あなたも岩手出身なの？私も！」って感じですごく会話が弾むと思うんですね。相手との共有点がちょっとでも見つかったら積極的にそれを出した方がいいという風なところです。もちろん嘘をつく必要はないと思うんですが、ちょっとでも一致している部分があったら積極的にアピールしていくというのはアリなので、相手との会話においていろんなことを聞いていく中で、共有点を見つけるたび、アピールを繰り返しているだけでも、相手との親近感強まります。その結果が自分に対して良い印象を描いていただけることも多くなるので、とにかくそういったものをアピールしていくというよいのではないかなと思います。
