☆569:「何を食べるか」だけではない? 高齢者の健康寿命を支える「食環境」(について徒然なるままに...)
19:42
393再生
<出典情報>
【Chapter 1:高齢化・健康寿命・低栄養・食事の多様性】
令和8年版高齢社会白書
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/index-w.html
・2025年10月1日現在、総人口1億2,322万人、65歳以上人口3,622万人、高齢化率29.4%。
厚生労働省「令和7年度百歳の高齢者へのお祝い状及び記念品の贈呈について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63425.html
・百歳以上99,763人、うち女性87,784人(約88%)。
慶應義塾大学医学部 百寿総合研究センター「全国超百寿者研究」
https://www.keio-centenarian.com/zenkoku
・2020年国勢調査:百歳以上79,523人に対し、110歳以上のスーパーセンチナリアン141人。
厚生労働省「平均寿命と健康寿命」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/hale/h-01-002
・2022年:平均寿命 男81.05歳/女87.09歳、健康寿命 男72.57歳/女75.45歳。差は男8.49年、女11.63年。
東京都健康長寿医療センター「日本人高齢者全体のフレイル割合は8.7%」
https://www.tmig.or.jp/research/news/nid00000543.html
・フレイル8.7%、プレフレイル40.8%。
厚生労働省「第5回健康日本21(第三次)推進専門委員会議事録」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70729.html
令和6年国民健康・栄養調査報告
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/r6-houkoku_00001.html
・65歳以上でBMI20以下の「低栄養傾向」は19.5%。
※放送中「BMI19.5以下」と話しましたが、正しくは「BMI20以下」です。
日本人の食事摂取基準(2025年版)スライド集
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001734207.pdf
・65歳以上の「目標とするBMIの範囲」の下限は21.5。
※低栄養傾向の指標「BMI20以下」とは別の指標です。
「筋原線維タンパク質合成を促進するためのタンパク質摂取量については、健康な高齢男性の方が若年男性よりも相対的に多くのタンパク質を摂取する必要がある」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25056502/
・食後MPSを最大刺激する推定量は高齢男性0.40 g/kg/食、若年男性0.24 g/kg/食。
※単純比は約1.67倍ですが、「1日のタンパク質必要量が1.67倍」という意味ではありません。
(要約のみ。詳細確認の参考)
佐々木敏「高齢者のためのたんぱく質 筋肉減少と筋力低下の予防法を考える」『栄養と料理』89(9), 2023, 103-107.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I033008362
内閣府「令和7年版高齢社会白書 2 健康・福祉」
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2025/html/zenbun/s1_2_2.html
・2022年:65歳以上の認知症443.2万人(12.3%)、MCI558.5万人(15.5%)。
「食事の多様性は、日本の地域住民における海馬体積の経時的変化と関連している」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32879451/
・2年間の平均海馬体積減少1.00%。食事多様性が低い群ほど減少が大きい傾向。
国立長寿医療研究センター「食事と認知機能(4)【認知症予防】」
https://www.ncgg.go.jp/ri/advice/26.html
「食事の多様性は、日本人高齢者の認知機能低下のリスクを低下させる」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27380888/
・食事多様性が最も高い群では、最も低い群より認知機能低下が44%少ない関連。
※放送中「認知症発症リスク44%低下」と話しましたが、正しくは「認知機能低下」との関連です。
「日本の高齢者における虚弱の重症度と食事の多様性:横断研究」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29484361/
・地域在住高齢者665人で、食事多様性とフレイル重症度に関連。
※横断研究のため因果関係を示すものではありません。
【Chapter 2:食料品アクセス・社会的孤立・共食・調理スキル】
農林水産省「2020年食料品アクセス困難人口の推計結果」
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo01/240227.html
・65歳以上の食料品アクセス困難人口904万人(65歳以上人口の25.6%)。
※放送中「厚労省の2022年データ」「高齢者に限らず」と話しましたが、正しくは農水省の2020年推計・65歳以上です。
「日本の地域密着型食料品店と高齢者の健康・ウェルビーイングとの関連:アウトカム横断研究」
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0167494326000567
千葉大学「暮らしの中の生鮮食料品店が、高齢者のウェルビーイングに重要―約3万人の追跡データから検証―」
https://www.chiba-u.jp/news/research-collab/post_648.html
(参考)「在宅の高齢日本人における、野菜・果物および肉・魚の摂取頻度と関連する、食品店への客観的アクセスと主観的アクセスの比較」
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6427395/
(参考)「高齢者における近隣の生鮮食料品店の有無の変化と歩行時間の変化:JAGES2016-2019縦断研究」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jph/70/4/70_22-065/_article/-char/ja
「『社会的虚弱』としての社会的側面:研究、実践活動、および展望」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36321477/
「認知症の予防、介入、ケア:ランセット常設委員会の2024年報告書」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39096926/
「日本における認知症予防の可能性:14の修正可能な危険因子に対する人口帰属割合の算出と危険因子低減の影響推定」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41647885/
東海大学プレスリリース
https://www.tokai.ac.jp/news/detail/_4_1020.html
「同居家族がいるにもかかわらず一人で食事をすることは、地域在住高齢者のフレイルと関連する:Kashiwa Study」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31637406/
・同居者がいるのに一人で食べる人のフレイルのオッズは男性2.49倍、女性2.16倍。
※放送中「女性2.61倍」と話しましたが、正しくは2.16倍です。
※横断研究のため、将来の発症リスクを示す値ではありません。
「一人暮らしと他者と同食をする在宅高齢者の栄養状態および身体的アウトカムとの関連性:システマティック・レビュー」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41016709/
「調理スキルと日本人高齢男女の食行動・体重状態との関連」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32590984/
・食事を担当する男性では、調理スキル低群の低体重の相対リスク比2.79。
※横断時点の関連で、将来の「痩せリスク2.8倍」ではありません。
「日本の高齢男女における調理スキルと社会的関係・ソーシャルキャピタルとの関連:JAGES」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36901644/
東京医科歯科大学「調理技術が高いと社会的つながり2倍」
https://www.jages.net/project/industry-government/opera/?action=common_download_main&upload_id=18178
<関連過去放送>
☆316 久山町研究 https://r.voicy.jp/xAK63b8qbmb
☆393 料理と食・健康 https://r.voicy.jp/DAVjw67elKX
☆547 孤独と食生活と健康 https://r.voicy.jp/Gw9rE6LE1mj
☆545 食事の多様性とフレイル https://r.voicy.jp/259DxwdL49N
☆555 食料品店へのアクセスと高齢者の健康 https://r.voicy.jp/GQVQo2Mjlmk
【Chapter 1:高齢化・健康寿命・低栄養・食事の多様性】
令和8年版高齢社会白書
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/index-w.html
・2025年10月1日現在、総人口1億2,322万人、65歳以上人口3,622万人、高齢化率29.4%。
厚生労働省「令和7年度百歳の高齢者へのお祝い状及び記念品の贈呈について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63425.html
・百歳以上99,763人、うち女性87,784人(約88%)。
慶應義塾大学医学部 百寿総合研究センター「全国超百寿者研究」
https://www.keio-centenarian.com/zenkoku
・2020年国勢調査:百歳以上79,523人に対し、110歳以上のスーパーセンチナリアン141人。
厚生労働省「平均寿命と健康寿命」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/hale/h-01-002
・2022年:平均寿命 男81.05歳/女87.09歳、健康寿命 男72.57歳/女75.45歳。差は男8.49年、女11.63年。
東京都健康長寿医療センター「日本人高齢者全体のフレイル割合は8.7%」
https://www.tmig.or.jp/research/news/nid00000543.html
・フレイル8.7%、プレフレイル40.8%。
厚生労働省「第5回健康日本21(第三次)推進専門委員会議事録」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70729.html
令和6年国民健康・栄養調査報告
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/r6-houkoku_00001.html
・65歳以上でBMI20以下の「低栄養傾向」は19.5%。
※放送中「BMI19.5以下」と話しましたが、正しくは「BMI20以下」です。
日本人の食事摂取基準(2025年版)スライド集
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001734207.pdf
・65歳以上の「目標とするBMIの範囲」の下限は21.5。
※低栄養傾向の指標「BMI20以下」とは別の指標です。
「筋原線維タンパク質合成を促進するためのタンパク質摂取量については、健康な高齢男性の方が若年男性よりも相対的に多くのタンパク質を摂取する必要がある」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25056502/
・食後MPSを最大刺激する推定量は高齢男性0.40 g/kg/食、若年男性0.24 g/kg/食。
※単純比は約1.67倍ですが、「1日のタンパク質必要量が1.67倍」という意味ではありません。
(要約のみ。詳細確認の参考)
佐々木敏「高齢者のためのたんぱく質 筋肉減少と筋力低下の予防法を考える」『栄養と料理』89(9), 2023, 103-107.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I033008362
内閣府「令和7年版高齢社会白書 2 健康・福祉」
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2025/html/zenbun/s1_2_2.html
・2022年:65歳以上の認知症443.2万人(12.3%)、MCI558.5万人(15.5%)。
「食事の多様性は、日本の地域住民における海馬体積の経時的変化と関連している」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32879451/
・2年間の平均海馬体積減少1.00%。食事多様性が低い群ほど減少が大きい傾向。
国立長寿医療研究センター「食事と認知機能(4)【認知症予防】」
https://www.ncgg.go.jp/ri/advice/26.html
「食事の多様性は、日本人高齢者の認知機能低下のリスクを低下させる」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27380888/
・食事多様性が最も高い群では、最も低い群より認知機能低下が44%少ない関連。
※放送中「認知症発症リスク44%低下」と話しましたが、正しくは「認知機能低下」との関連です。
「日本の高齢者における虚弱の重症度と食事の多様性:横断研究」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29484361/
・地域在住高齢者665人で、食事多様性とフレイル重症度に関連。
※横断研究のため因果関係を示すものではありません。
【Chapter 2:食料品アクセス・社会的孤立・共食・調理スキル】
農林水産省「2020年食料品アクセス困難人口の推計結果」
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo01/240227.html
・65歳以上の食料品アクセス困難人口904万人(65歳以上人口の25.6%)。
※放送中「厚労省の2022年データ」「高齢者に限らず」と話しましたが、正しくは農水省の2020年推計・65歳以上です。
「日本の地域密着型食料品店と高齢者の健康・ウェルビーイングとの関連:アウトカム横断研究」
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0167494326000567
千葉大学「暮らしの中の生鮮食料品店が、高齢者のウェルビーイングに重要―約3万人の追跡データから検証―」
https://www.chiba-u.jp/news/research-collab/post_648.html
(参考)「在宅の高齢日本人における、野菜・果物および肉・魚の摂取頻度と関連する、食品店への客観的アクセスと主観的アクセスの比較」
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6427395/
(参考)「高齢者における近隣の生鮮食料品店の有無の変化と歩行時間の変化:JAGES2016-2019縦断研究」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jph/70/4/70_22-065/_article/-char/ja
「『社会的虚弱』としての社会的側面:研究、実践活動、および展望」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36321477/
「認知症の予防、介入、ケア:ランセット常設委員会の2024年報告書」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39096926/
「日本における認知症予防の可能性:14の修正可能な危険因子に対する人口帰属割合の算出と危険因子低減の影響推定」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41647885/
東海大学プレスリリース
https://www.tokai.ac.jp/news/detail/_4_1020.html
「同居家族がいるにもかかわらず一人で食事をすることは、地域在住高齢者のフレイルと関連する:Kashiwa Study」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31637406/
・同居者がいるのに一人で食べる人のフレイルのオッズは男性2.49倍、女性2.16倍。
※放送中「女性2.61倍」と話しましたが、正しくは2.16倍です。
※横断研究のため、将来の発症リスクを示す値ではありません。
「一人暮らしと他者と同食をする在宅高齢者の栄養状態および身体的アウトカムとの関連性:システマティック・レビュー」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41016709/
「調理スキルと日本人高齢男女の食行動・体重状態との関連」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32590984/
・食事を担当する男性では、調理スキル低群の低体重の相対リスク比2.79。
※横断時点の関連で、将来の「痩せリスク2.8倍」ではありません。
「日本の高齢男女における調理スキルと社会的関係・ソーシャルキャピタルとの関連:JAGES」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36901644/
東京医科歯科大学「調理技術が高いと社会的つながり2倍」
https://www.jages.net/project/industry-government/opera/?action=common_download_main&upload_id=18178
<関連過去放送>
☆316 久山町研究 https://r.voicy.jp/xAK63b8qbmb
☆393 料理と食・健康 https://r.voicy.jp/DAVjw67elKX
☆547 孤独と食生活と健康 https://r.voicy.jp/Gw9rE6LE1mj
☆545 食事の多様性とフレイル https://r.voicy.jp/259DxwdL49N
☆555 食料品店へのアクセスと高齢者の健康 https://r.voicy.jp/GQVQo2Mjlmk
耳から美味しいフードウェルネス
耳から美味しいフードウェルネス
- 09:431.
健康寿命・フレイル・低栄養・認知機能/認知症・たんぱく質・食事の多様性 ※言い間違い訂正:65歳以上の低栄養傾向(BMI「20」以下)が19.5%/44%低下は認知症発症でなく認知「機能」低下です、すみません!
- 10:002.
食料品アクセス・社会的孤立・調理スキル...食事そのものだけではない環境要因も踏まえることが大事かもと思いつつ... ※言い間違い訂正:904万人は「農水省」(2020年・65歳以上)/孤食女性2.61倍→2.16倍です、ヘロヘロですみません🙇♂️
コメント

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自分と夫を比べてもそう思う🤣
りんごたまごさんも中々の屈強だとお見受けしておりますが🤭
gagshun先生も認知症と難聴の話をしていました。
今はプレミアムになってしまっていますが、祖父のことを思い出すと納得でした。
https://voicy.jp/channel/1086/366662
どこで買うか、誰が作るか、料理のスキルなど、要因がたくさんありますね🤔
放送は聴けていないのですが、実例も交えた話なのでしょうか?(そういえば、おじいさんの話は以前シェア頂いていたかもですね!)日本ではまだ認知が低い気もしますが、認知が進むとよいと思います。それにしても要因てんこ盛りで、少なくとも「必要な食べ物を直接送り届けよう!」という単純な話でもないと今回改めて感じました💦
補足ありがとうございます。
kagshun先生の放送は4年前なので記憶があやしいですが、実例はなかった気がします。
認知症のリスク要因をランキング形式で紹介するなかで、難聴の話があった気がします。
その後更新版の報告が出て、さらには日本版まで出たりと日進月歩ですが、日本版で認知症が1番の寄与割合であることはそんなに認知されていない気がしています💦