TOPライフスタイル料理・グルメ畑でひとりごと 野菜と農業を考えるラジオ出荷できないものってどんなもの?06:17 2025年11月13日 429再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次出荷ロス発生の現実:深刻な被害の実態夏の異常気象と害虫:野菜を襲う脅威有機農業の難しさ:予測不能な季節との戦い挑戦と工夫:多様な野菜を届ける農家の戦略「選べない豊かさ」:食の新しい価値観とは?AI文字起こし(β版) # 出荷できないものってどんなもの? おはようございます。久松農園です。 私たちは年間で70種類以上の野菜を作っているわけですけれども、全部が出荷まで至るわけではないんですね。 ロスはどのぐらいあるの?ということは質問を受けることがありますけれども、季節によってかなり違いますが、特にここ数年夏がものすごく暑いので気温が高くて雨がないというのは 害虫の大繁殖の条件ですので、ものすごくロスが出ます。去年2024年の夏で言うとですね、実はキャベツが相当やられました。 植え付けた量の8割ぐらいは廃棄。油虫とそれに続く与党虫というガの幼虫にも食いつくされまして、ブロッコリーとかカリフラワーもやられたんですけど、特にキャベツがですね、もう 前半の口は全滅に近い形で、本来9月の半ばぐらいから翌3月の末まで冬のキャベツというのは出荷するんですけど、去年は年内はほぼ出せなかった感じですね。 年明けから少しずつという感じでしたけども、今年はその反省を踏まえてかなり虫対策をしたんですけれども、それでもやっぱりやられました。 去年よりは遥かにマシですが、キャベツの例で言うと9月10月の口は植え付けた量のそうですね3割ぐらいですかね取れたのは。 それも決して100点のものではなかったんですね。例年、これまでの例年ですと11月に入るといろんなものが安定するんです。 今までももちろん暑い年もありましたけれども、大体11月に入って出荷するものからはですね、安定して綺麗なものがいっぱい出せるというのが定石でしたけれども、今年はかなり対策したにもかかわらずまだちょっと虫にやられてますね。 この先だいぶ落ち着いてはきますし、ものは良くなってきてるんですけれども、安定する時期というのがだいぶ後半にずれ込んでいるという。 だからその分夏野菜は遅くまで取れたんですけれども、それが終わってもう秋冬野菜が本番ですよというふうに自慢げにアナウンスできるのが最近になるまでできなかったという感じですね。 軟弱野菜、小松菜とかサラダ株とか水菜とかそういうものも早い口、8月に種を蒔いて9月の末から10月に取ろうとした口はだいぶ今年は虫にやられました。 真喰い虫という正式名称はハイマダラノメイガというガノ幼虫ですが、これが成長点を食べてしまって大きくならない、あるいは大きくなっているんだけれども中の方が喰われて汚くなってしまうみたいなものがたくさんありまして、我慢して綺麗にしながら出すこともありますけれどもやっぱりお客さんからクレームもいただいてしまいましたし、もうこれは無理だねと言ってやめたもの、これも割合で言うとそうですね 2割出荷できてないんじゃないかな、そんな感じですね。それからセロリ、例年で言うとこれも今ぐらいからどんどん出せるものなんですが、植え付けた時期が暑すぎてですね、セロリは根っこが非常に弱いので少し水やりしたりしましたけれども追いつかずに結局いじけてしまって、これも植え付けた量の1割出せるか出せないかぐらいでしょうかね。うまくいかないことがあります。 有機農業というのは基本的には季節に寄り添って無理のない時期に作るというそういう考え方ですけれども、季節というのは予報はありますがかなり先取りして、例えばこのセロリで言えばもう夏の入り口ぐらいに種を蒔いて真夏に植えるようなものなので季節を読むことはできないんである程度やっぱりダメ元でやらなきゃいけないんですね。 それから葉っぱものとかキャベツみたいなものはずっと品種と植え付けの時期をリレーしながら半年分とかを作付けていくのでどこの口からどの番手からがうまくいくかってなかなか見えないんである程度の予測を立ててダメになるのも織り込み済みでやっているのでそのある口が8割ダメだったからといって全体としてものすごく大きなダメージになることはない もちろんコスト高にはなりますけれどもそういうもん特に私たちのように1年中常にやっぱり十数種類のものがあるようにしていると角度が高い時期と低い時期があるという勝利の方程式が通じる時期と通じない時期があるみたいなあるいはこの時期にこの品目は硬いけれどもこの品目はチャレンジみたいなそういうものの組み合わせなのでそんなにもしかしたら一般の方が思われるほど8割ロスだっていうことがダメになるかもしれません。 ダメージではないんですけれどもしかしそういうことを織り込まなきゃいけない仕事ではあります まあかなりその大きな会社とかになるとそんな難しい時期にやれないのである程度角度が高い時期の 角度が高いものに絞ってそれを大量に生産していくという風になるのはビジネスの当たり前の 季節でしてまあ私たちはそういうところに抗ってですねこの茨城の土浦というところでどれだけ 豊かなものが1年中出せるかということを失敗をしながらまあチャレンジしているようなところがあって お客さんにもそこに寄り添っていただきたいなと思います すなわち今日来たものがすべてが100点であるということを担保しない 勇気を持って言ってしまえばその移り変わりを楽しんでほしいし10年ぐらいかかっていると やっぱりその季節の変化が見えたり この時期のものはやっぱり美味しいなってのがあったり 茄子がかつては9月末で終わってたのは今年は11月の頭まで出たねとかっていうまあそういう 変化を楽しんでもらえたら嬉しいなと思うんですよね 全国のあちこちからものをかき集めればもちろん食生活は成り立つんだけれども ある場所にコミットするっていうことで見えてくるものもある 私たち自身と私たちの家族は自分の畑で取れたものだけを食べているわけですから いい時も悪い時もある それは狩猟採集文化において獲物が取れる時も取れない時もあるのと同様なんですね まあそういう季節に寄り添う豊かさ 選べない豊かさみたいなものも面白さの一つだと思っていただけるとこのロスっていう ものの考え方が少し変わるかもしれない そんなお話をしましたではまた もっと見る #農業 #気候変動 #害虫 #旬 #野菜作り 畑でひとりごと 野菜と農業を考えるラジオ久松達央06:171.出荷できないものってどんなもの?コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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