TOPライフスタイル料理・グルメ畑でひとりごと 野菜と農業を考えるラジオ生き物と時間の概念06:50 4月23日 396再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次きゅうりとネギ、異なる成長サイクル毎日収穫きゅうり、月に一度のネギ生命の時間、植物にも当てはまる法則農園の時間、顧客の時間、その違い農業ビジネスを支配する時間の概念AI文字起こし(β版) # チャプター1 おはようございます。ひさまつ農園のひさまつです。 きゅうりが取れ始めました。 きゅうりは大体3回から4回種を蒔くのがうちの普通ですけれども、 一番最初のものというのはビニールハウスに植えるんですが、 2月の末ぐらいに種を蒔いて、3月の下旬に植えて、4月の末から取り始めるという。 そこを起点に大体1回に植えたものを1ヶ月半、すごく長くて2ヶ月ぐらい取って、 次の口に移っていくということで、真夏は最近暑くて非常に難しくなっているんですが、 できれば夏の間ずっと取りたい、5月から9月ぐらいまで取りたいようなイメージでトライはしている感じです。 野菜というのは種類によってサイクルが違うんですね。 きゅうりとかオクラというのはほぼ毎日に近い形で収穫をする。 あとはズッキーニとかですかね。 基本的には1日1回取らなきゃいけない。それだけぐんぐん大きくなるんですね。 きゅうりなんかはずっとその場で見ていたら大きくなるのがわかるぐらいのスピードで大きくなるわけですね。 一方で例えばネギみたいに種を撒いてからだと約1年ぐらいかかるようなものもあって、 種を撒いてから収穫に至るまでのサイクルというのは種類によって全然違うんですね。 なので一般論として成り物、きゅうりとかトマトとかナスとかピーマンとか、 1本の木にどんどん次々なっていくようなタイプの野菜というのは狭い面積でたくさんの種類、たくさんの量が取れますし、 逆に時間のかかるものというのはそれだけ面積をたくさん使うということになります。 うちはいろんな種類のものを同時に作っているのでこのサイクルが合わないと言いましょうか。 いろんなサイクルのものを同時に栽培して収穫していくというスタイルになりますね。 特に日本は四季がはっきりしているというか、春夏、夏冬の寒暖差が非常にあるので、 それから寒湿の差があるので野菜のサイクルが季節によって全然違う。 それを組み合わせているわけですよね。 そうするとですね、一つの野菜の世話をする頻度というのがものによって全然違うわけです。 毎日摂らなきゃいけないきゅうりとかオクラというのはそれだけ回数手を入れなきゃいけないということで、 収穫だけではなくて余計な葉っぱを落としたりとか、余計な蔓を落としたりみたいなことをしょっちゅうしょっちゅうやるわけですよね。 一方で、それこそネギみたいなものっていうのは肥料を追加でやるとか、 土を寄せて草を殺しつつ白い軟白部分を作っていくとかっていうことが1ヶ月に1遍とかしかいかない。 つまりその野菜へのアクセスの回数および頻度というものが種類によって全然違うわけですね。 時間というものの持つ意味は生き物の種類によって違うということを書いた、 象の時間、ネズミの時間という東高大の本川達夫先生の名著がありますけれども、 植物に関してもそれは言えるわけでして、 生命というものは多様だなということをいろんな種類の野菜を作っているともつくづく実感します。 ジャックと豆の木という童話がありますけれども、 もらってきた遠藤豆を蒔いたら次の日にはもうそれが天まで届いていたという話ですけれども、 あるいはトトロ、宮崎駿のトトロでどんぐりを蒔いたらそれが木になるという表現がありますが、 生命のサイクルの速いもの、生育のスピードの速いものっていうのは人間の目から見ると本当に機能と今日が全然違うような挙動を示す。 それだけ手を入れなきゃいけないし肥料とか水をすごく食うわけですね。 キュウリは取り遅れると1日でもお化けキュウリになってしまうので、見逃さないように非常に気を使うわけですけれども、 そういうことをしながら、生命によって時間というものの持つ意味が違う。 人間の尺度というのが比較的ゆっくり、100年とかっていうスパンで生きているわけですから、 それに対してものすごくサイクルの速いものを日々見ているのが私たちの仕事ですね。 それをしかも食べるのは一瞬というのがあって、私たちは散々世話をして、 例えばキュウリ、1本のキュウリから1ヶ月半キュウリを毎日取り続けるわけですけれども、 例えば2週間に一度うちの野菜セットを取っているお客さんというのは、その間3回しかキュウリが届かないわけですよね。 だからお客さんから見たときの感覚、時間の感覚と世話をしている僕らの時間の感覚も全然違うという。 農業を純粋にビジネスとして考えたときには、 投下した資本をどれだけのサイクルで回収するかというゲームになるわけですから、 例えば植物向上的なアプローチというのは、 交互性のスピードを可能な限り早めて、 換金するサイクルを早める、つまり回転を高めることで資本を回転させるということを目的にして組み立てるわけですけれども、 時間生産性というものをコントロールするある種の豪の深さみたいなものをすごく考えますね。 動物を飼う仕事であっても、花を育てる仕事であっても、農業に従事している人間、あるいは養殖漁業をしているような人にとっても、 生命と時間ということは向き合わざるを得ない仕事なんじゃないかというふうに思います。 今日は時間と生命の、農業の側面を考えてみました。 ではまた。 もっと見る #農業 #時間 #生命 #久松農園 畑でひとりごと 野菜と農業を考えるラジオ久松達央06:501.チャプター1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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