TOPライフスタイルメンタル・心理学つれづれいでぃお|とある精神科医のひとりごと第8回 スクロールが止まらないのは意思が弱いから?10:00 8月17日 10再生 問題を報告する 再生する シェアする 寝る前にちょっと見るつもりが、気づけば深夜。あれは意志の問題じゃなく、欲望の設計の問題です。SNSが“比べたくなる相手”を無限に供給する仕組みと、「量より比率」を変える対処法を話します。AI目次止まらないスマホスクロール 意思の弱さだけか?他者のハイライトが招く自尊心の低下模倣の欲望と無限の比較装置としてのSNS抗えない欲望のシステム設計とその影響能動と受動の時間比率で行動を変えるAI文字起こし(β版) # 「気づいたら1時間経ってる...」 はい、どうもこんにちは。 精神科医の片山です。 今日はですね、 これはポッドキャストで前もちょっと話した話題なんですけど、 もう、ドゥームスクローリング、 ドゥームスクローリングはあまり日本人だと聞かない単語かもしれないですけど、 欧米諸国語だと結構メジャーになってきている単語らしくてですね、 この世の終わりかぐらいの勢いで携帯をスクロールするという話なんですけど、 よく若い人とかそうじゃない人でも多分結構あるんですけど、 眠りに入る時に結構携帯電話を持って、 むしろ枕元のアダプターから充電するみたいな人って言うと今普通なのかな、 多いと思うんですけど、 僕も結構前まではそれをやっていたんですけど、 あれですよね、今で言うとASMRとか、 好きな人の動画とかを見ながら寝落ちするとか、 それを子守唄みたいな感じにして眠る人みたいなのが結構いらっしゃるのかなと思うんですけど、 ちょっと前だとショート動画みたいなフォーマットってなかったですけど、 YouTubeもかなりショート動画が勢いづいているというか、 強いなという、僕も気づいたらちょこちょこ見てしまうなというところはあるんですけど、 そういうのを見始めるとなかなか止めるのが相当難しいと思うんですよね。 実際皆さんも体感していると思いますし、 始まりとしてはTikTokだったりInstagramのショートとかっていう感じだったりすると思うんですけど、 なんでそんなにスクロールして次の動画、次の動画って言って進めてしまうのかみたいな話で、 親世代とかからすると意思が弱すぎるみたいな批判を子供に対してしてしまう人もいるかなと思うんですけど、 意思が弱いとかじゃないんですよね、あれはね、そもそも。 よくある例で言ったら、気づいたら全然1時間経ってて、12時に寝ようとしたのに1時になってたとか、 小さい人とかだと、小さい人というかお子さんというか親と一緒に過ごされているとかだと、 スマホを触る時間を減らしなさいよとか言いますよね、きっと。 ショッピングモールとか行っても、外出してるのにスイッチとか握りしめてずっとゲームやってる子供とか最近よく見かけますけど、 親御さんたちは特に何も言ってないんですけど、家に帰ったらやめなさいよとかスマホを減らしなさいよとかって言ってるかもしれないですけど、 そもそも言うのは簡単だけど、何で止まらないかってことが分からないと何ともできないよねっていうのは間違いなくあるんじゃないかなと思っていて、 さっきのゲームとはちょっと話は違うんですが、例えばSNSですよね、TwitterだろうInstagramだろうTikTokだろうってショート動画もかなり流行ってますし、 文字媒体、写真媒体とかでショートじゃなくてもスクロールずっとしてるみたいな人いると思うんですけど、 結局見てるものって他人からするとハイライトなんですよね。日常を切り取ってるように見せてるけどめちゃめちゃ創意工夫を凝らしているハイライトなわけじゃないですか。 僕は割と自分が個人的に運用するものとしては適当にピッていいなと思ったものを写真撮ったりとかしてペッてあげちゃうんですけど、 多分それとおじさんで今の人たちってかなりこだわりにこだわった画角とかでやっとあげるみたいな特別な場所に行ったとかそういう感じだと思うんですよね。 だけど非日常なわけですよね。どっちかっていうと上がってるものって全然一月に一回とか多い人で一週間に一回とかそういうことなはずなんですけど、 それが毎日毎日出てくると自分の人生ってなんてちっぽけなんだとかつまらない人生なんじゃないかとかって思ったりすると思うんですよね。 それ当たり前で、全部が爆発シーンしかない映画をずっと見てたとしたら、普通の気象点滅とかがある映画を見たときにすごい物足りなく感じるはずなんですよね。 そんな映画面白いのかというと面白くないと思うんですけど、仮にというか、例え話でいうと。 っていうところはあるので、実際科学的に研究されているところもあって、 ドゥームスクローリングっていわゆる受動的に眺めるみたいな感じでよく言われるんですけど、 それをやってればやってるほど嫉妬をしてしまって自尊心が下がるっていう研究があるんですよね。 すごい意図しない怪我というかをしているという感じですよね。 自分はドーパミンが出ていいなあいいなあみたいな感じになっているけど、だんだん自分自身がなくなってしまうっていう。 何のために果たして使ってたんだか見てたんだかっていうのはもう分からないみたいな感じですよね。 ルネ・ジラールさんという人、哲学者なんですけどね。 欲望っていうのは人から模倣する、真似するっていう、簡単に言うとそういう説を唱えた哲学者なんですけども、 最近だとそれを基にルネ・ジラールさんの言説を基にしてもうちょっとポップに書かれた本とかも出てましたけど、 タイムラインっていうものって結局比較対象を無限に願ってもないのに勝手にフワグラを作る過程みたいな感じで、 口を開いて無理やり餌をねじ込むじゃないですけど、全然比べたくないし比べない方が幸福度は高いはずなのに、 比べたくなる相手っていうのを無限に胃袋に流し込んでくるっていう装置なんですよね、大げさに言えば。 しかもこの欲望の話で言うと、芸能人とか全く住んでる星が違うような人たちっていうのも模倣の対象にはなるんですけど、 一番嫌悪感があったりとか強い感情が動くのっていうのは隣人なんですね。 クラスメイトとかよくあるじゃないですか、あの子もみんなうちのクラスの人スイッチ持ってるから買ってよみたいな、みんなって誰よみたいな話よくあると思うんですけど、 あれが例えば上級生とか中学生が持ってても同じような話にはならないと思うんですよね、完全に隔離されてたとしたら。 中3のグループはみんなスイッチ持ってるんだよ、でも別に自分のクラス持ってないからいいかってなると思うんですけど、 身近であれば身近な人であるほど、謀法の欲求っていうのは強くなるんですね。 それが強くなるっていうことはその分感情が動きやすくなるっていうことなんですよね。 なので、なるべくここからはどういう風な、結果そういう風なのがわかったとしてどういう風に対策より自分の人生にとって有効な時間にしていくかみたいな話で言うと、 量じゃなくて比率をちゃんと考えましょうってことですね。 適切な、適量っていうのは難しいので、比率ですね。 時間、同じ時間という区切り方単位を使ったとしても、眺めるだけバーってやるんじゃなくて、 例えばじゃあ自分で書くとか、自分で何か能動的にやらなくてはいけないようなことを組み込む、 それを半々にしてみたりとか、最初半々が難しいんだったら7対3あたりとかでもいいと思いますけど、 そういう割合を変化させていって、だらっと柔道的に見る時間っていうのを少しずつシフトしていくっていうのがいいのかなと思いますね。 たぶん実際最初の方に言った通り、意思が弱いからじゃないんですよね。 意思を弱くさせる構造だし、意思があっても抗えないぐらい欲望に忠実に強く設計されているっていうシステムなので、 自分もシステムを使って対抗するしかないというか、それが一番早いっていう話ですね。 っていう感じで適当に頑張っていきましょう。 もっと見る #精神科医 #自己肯定感 #スマホ依存症 #SNS疲れ #デジタルデトックス #つれづれいでぃお つれづれいでぃお|とある精神科医のひとりごと片山渚10:001.「気づいたら1時間経ってる...」コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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