TOPライフスタイル料理・グルメ畑でひとりごと 野菜と農業を考えるラジオAI時代の本のつくり方について07:02 2025年12月12日 361再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次筆の遅い物書きのリアルな苦悩AIが変えた執筆プロセスとはAI活用で対談本を形にする方法書き手の負荷を激減させるAIの力AI時代の文章に求められる真価AI文字起こし(β版) # チャプター1 おはようございます。久松農園の久松です。実は今、次の本を作っているところです。 日本の農業は産業化とか集約が加速している状況なんですけれども、この先どういうふうになっていくのか、未来はどうなっていくのかということを、多産業を例に考えてみようというふうな企画で、 いろんな業界の方、研究者の方にお話を伺って、対談形式でそれをまとめるというふうな、そういう企画です。 新書として出すものなので、全体で10万字ぐらいの文章を書いているところなんですけれども、その文章の書き方、本の作り方みたいなことについてちょっとお話してみたいと思います。 物書きとしてデビューしたのは最初の本、キレイごと抜きの農業論という2013年に出た本で、43歳の時ですね。 長い文章を書く訓練を積んだわけではないので、本は読む方ですけれども、大学でレポートを書いて先生に添削してもらったりとか、そのぐらいしか文章の練習はしてないので、書きながらいろんなことを学んでいる形で、 編集者の方に育てていただいたわけですけれども、考えていることは本当にいろいろあって、普段から言葉でいろんなことを考えているので、例えば誰かに話し言葉で伝えるということで良ければ、ネタはたくさんある人間です。 だからこのボイシーもこれは全く下書きをせずに、なんとなくちらっと考えてぶっつけ本番で話しているという感じですが、これをきちっと論士の通った文章、 しかもできればやはりそのある程度一般性を持った説明文として成立させるということに割と私はハードルがある方だと思います。 つまりその多筆化ではないというか、筆は遅い方だと言っていいと思いますね。 で、プロットをきちっと考えてそれを文章にしていくという方法を一切とっていません。 大きな構造は考えますけれども、それについてとにかく文章にしていくという形をとっているので、 その文にするということにすごく負荷が高い書き方ですね。 言葉、例えば用語が重複しないようにとか、そういうことに気を使う、ある意味プロの書き方ではない。 だから同じことを1回2万字ぐらい消しちゃったことあるんですけど前の本で。 もう1回書き直すと全く違う表現になったりします。 まあそういう書き方をするスタイルですね。 だからネタ切れで苦しいというよりは、書くということが苦しくなるという。 でもいい加減最後嫌になっちゃってギリギリで終わるみたいな、毎回そんなことをやってますね。 原稿、もうちょっと短い、例えば2000字ぐらいの小論文とか原稿を書くときも、 どういうふうに上手に書くかっていうことにすごく時間がかかってしまう、エネルギーを使ってしまうということなんです。 で、昨今のこの生成AIの登場はその書き方に大変大きな変化を与えておりまして、 正しい表現をする、上手い言い換えをする、みたいな部分において、とてもじゃないけどかなわないですね。 今回特に対談本ですので、で私はできるだけその対談相手の方に自由に話していただきたいので、 雑談的に本当に長く、長い人って4時間5時間お話を伺って、そこからエッセンスを取り出すというふうな、そういう方法を取っているので、 最初の頃叩き台を作る、つまり何というかいろんな方向に話が飛んでいる会話の中からその論詞を綺麗に取り出すという文脈を取り出すという部分が、 結構重要な工程なんですけれども、そこの部分にだいぶAIを使ってみています。 2人ないし3人でお話ししても、いろんな誰が何を言ったかが入り乱れているので、 納得のいくものを一発で出てくることは全くなくて、下書きを作って、それをかなり時間をかけて直していくというふうな作業工程になりますが、 文章にするという言葉を選ぶという部分についての負荷はずいぶん少なくて、私のような書き方をしている人間には極めて有効なツールであることはもう否定のしようがないですね。 使い方もやっぱり使いながらだんだん私も覚えてきて、どういう文脈を与えるかという、どういう論詞を与えるか、こういう観点においてまとめてくれということを与えていろんなものを作ってみながらですね、 ある種のこの素材をどんどん作らせて贅沢に選んでいくとかいう方法ができるので、8割、7割、8割のところまで作るのがずいぶん楽になっていると思います。 細かいところは修正したり、表現を変えたりとかで、味を与えるというんですかね。自分らしいところ、対談相手らしい形にしていくのにはだいぶ修正が必要ですけれども、 少なくとも自分にとっては一番負荷になっていた部分が機械に置き換わっている感じは否めませんね。 それは逆に言えば、最も人間らしい、最もクリエイティブだとかつての自分が思っていたことが簡単に、本当に瞬時に文章が出てくるので、 ゾッとするわけですけれども、そこにこだわっていても意味はないんだろうというふうに同時に思えております。 じゃあ誰でも文章が書けるかというと、文の形にすることはもう本当に全人類できるようになってしまったわけですけれども、 正しく論詞を見出すとか、その出来上がったものがロジカルであるかどうか、メッセージとして何を伝えたいかみたいなことはむしろ問われるという感覚もありまして、 いわゆる本読みでない人、多くの文章とかそのロジックを考えるという訓練ができていない人が、形だけは、文法だけはあっている。 音楽で言えば音程だけがあっている作曲みたいなことになっていくのではないかという懸念と言いましょうか。 まあ予想もできますね。よくその履歴書とか入社のための作文みたいなものは、ちゃんと書けている人かどうかを見るという、中身よりもね。 みたいな表現がありますが、そこはもうスクリーニングとして全然機能しなくなるし、 しり滅裂な内容ないし、全く中身のない、メッセージ性のないものが完璧な文章としてみんなが書けるようになるっていうことが、どんな世界をもたらすかはちょっと興味もあるし、 不気味でもありますけれども、作りながらやっぱりそんなことを考える、面白い、新しい楽器で遊んでいるみたいなことでしょうか、ミュージシャンで言うと。 そんな感覚を持ちながら今回本を作っております。来年の春には、2026年の春には出せる予定でおりますので、楽しみにしていただければと思います。 今日はAI時代の文章の書き方、本の作り方についてお話ししてみました。 ではまた。 もっと見る #文章 #作家 #書くこと #久松農園 #生成AI活用 畑でひとりごと 野菜と農業を考えるラジオ久松達央07:021.チャプター1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう フミヤ2025年12月17日非常に楽しみにしています!1返信 久松達央2025年12月18日ありがとうございます zawashio2025年12月12日次の本楽しみにしてます。1返信
映画『南極料理人』4Kリマスター版上映 6分・一昨日・ 158再生AI目次4Kリマスター版『南極料理人』上映坂井雅人主演!17年前の傑作の魅力過酷な南極で食事が人間に与えるもの元隊員が語る南極生活のリアルとはSFに通じる極限サバイバル作品の魅力
春菊の季節がやってきた! 5分・10月23日・ 214再生AI目次春菊嫌いを変えた農園の栽培術サラダで絶品!栽培と鮮度が叶える旨味春菊の真髄!茎がもたらす深い旨味旬の春菊!畑で体験する至高の食べ方春菊をサラダに!驚きの組み合わせとは
映画『サクラマスのラストワルツ』で人間と環境の関わりをアップデートした 8分・10月22日・ 223再生AI目次サクラマスから見つめる人間と環境近代社会がもたらした生態系の変化専門家が語る自然と社会の複雑な関係高度成長期開発の知られざる影響最新知見でアップデートする共生への道
他人のためなら頑張れる 自分のためには頑張れない 9分・10月21日・ 305再生AI目次経営を悩ませる人件費の重圧「個人経営」と「雇用経営」の対比なぜ自分のことだと本気を出せないのか?チーム経営がもたらす成長と変革成長への近道!「コンフォートゾーン」の脱却
上に対してモノが言える人、はどんな人か 6分・10月20日・ 312再生AI目次若き日の「上への意見」が評価された経験「モノが言える人」の少なさとその真価上に意見する者が持つべき「覚悟」とは?組織の風土を変える「自立」の重要性未来を拓く「建設的批判の評価」
お客さんから応援されるということ 7分・10月19日・ 315再生AI目次コンサイルイ損失と応援購入の輪お客様との絆がもたらす生産者の覚悟なぜ農園は困難を公表するのか?震災経験から学ぶ後継者育成の視点お客様の言葉が未来を拓く瞬間
地域との接点が弱い人生 6分・10月18日・ 310再生AI目次地域と行政の接点希薄な背景インディー志向で培った独自経営外部に向けた情報発信の副産物事業承継が示す地域連携の弱み地元への積極的関与が今、必要
働く人の教育投資は誰が負担すべきなのか 7分・10月17日・ 327再生AI目次「仕事は勉強の場ではない」労働の対価雇用関係の曖昧さと自己成長の負担スキルアップに不可欠な自己投資の重要性ジョブ型雇用が日本の常識を変えるか教育投資の負担を巡る共通課題とは
70代の農家との会話から考える都市近郊農業の40年② 8分・10月16日・ 341再生AI目次高度成長期、農地が辿った意外な道だらだらと続く都市と農村の境界「家族経営」が抱える意外な構造公的投資は農業の持続性を救うか未だ正面から扱われない構造問題