TOPライフスタイル料理・グルメ畑でひとりごと 野菜と農業を考えるラジオ農業は生命を弄ぶ仕事である 後編05:06 2025年12月22日 377再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次農業の本質:命の「マビック」とは効率重視の現代農業と命の選別命を「やり直す」自由の代償経済学が示す命の価値と重さ「生命を弄ぶ」仕事が求める人材AI文字起こし(β版) # チャプター1 おはようございます。ひさまつ農園のひさまつです。 農業は命をもてあそぶ仕事であるという話の第2弾、後編になりますけれども、まあその代表的な行為と言いましょうか。 農業は命をもてあそんでいるということの最も重大な要素は、マビックという話でありまして、農業というのはそれが野菜を育てる仕事であっても、生き物を育てる仕事であっても、 良いものを残す、贅沢に命を選別する仕事なんですね。 現代日本で使われている野菜の種というのは相当優秀でして、 交配種ですから、相当程度同じ経質を安定的に持った種子を使っていますので、 収率と言いましょうか、種を撒いてからそれが製品に至るまでの確率というのは、 かつてに比べれば非常に高いわけですけれども、そもそも歴史的に農業というのは、たくさん撒いて良いものを残すという、マビックということを前提にした技術なんですね。 それは突き詰めて考えれば、コストの問題です。すなわち、例えば狩猟採集において、山の中に入っていって欲しいものだけを選んで取ってくるということだってできるわけですが、 それよりも集約的に栽培を行った方が、工業的に生産した方が、労働生産性が高い。その中でも大きさがバラバラだったり、経質がバラバラだったりするものの中から良いものを順番に収穫していくというよりも、 揃えてしまった方が労働生産性が高いという、人間の老賃の観点が色濃く反映されるのが、農業生産の現場でして、 命を選別する、セレクションをかけることによって、欲しい経質を安定供給するという、そういう考えに基づいているわけですね。 特に機械化、モジュール化が進んだ先進国の農業においては、エネルギーとコストをかけて生産行為を行うわけですから、時間生産性というものが非常に厳しく問われるわけですね。 つまり、生き物の側の都合に合わせるのではなく、人間の労働の都合の側もの優先度が高いと言いましょうか。その寄与が高いのが現代の農業。 その一つの象徴的な生産プロセスがマビックということだと思いますね。それと似たことですが、巻き直す、種を巻き直すということができるわけですね。 やり直す、ある種を巻いて、それがうまく育っていないときに、そのままそこに手をかけ続けるのではなくて、もう一回ゼロからやり直すというリセットすることができるという、もちろん季節の縛りを受ける時間軸の中で自由に戻れるわけではないですが、多くの作物の場合。 しかし、ダメだったらもう一回やり直すがアリだという、つまり命を捨てるということがアリだという前提で行えるという、これもまたですね、人を扱っている仕事と比べるとずいぶん自由度が高いわけですよね。 経済学なんかを勉強した人にとっては、人間の社会の制度というのは、相当程度コストパフォーマンスで決められているという、それは突き詰めて考えれば、命のコストの問題、人の命というものがやり直しが効かず、地球より重いという言い方がありますが、無限の価値があるという前提に立つかそうでないかによって、世の中は変わってくるという、一定程度の死者を許容するかどうかとか、 まあそういうことは、経済学的に説明がつくということは、まあ分かっちゃうわけですけれども、そんなものを学ばなくても、農業の現場にいると、農業に携わっていると、結局は命の価値の重さでしかない、野菜の一つの個体の価値と人間の老陳等を比較して、安い方を取る、それが農業という行為だということは、見ざるを得ないという、まあ誠にやべえ仕事なわけでして、 何の法的な許可もなく、何の公的な資格も必要とせず、自由に命を持て遊べるという意味では、なかなかない面白い仕事です。 まあ生命を扱う仕事というのは他にもいっぱいあるわけですが、その自由に持て遊んでいい命の対象が、直接のお金になると言いましょうか、それを直接売る仕事だというのもまた、研究者とも違う立場でして、まあ変わった人に向いてるんじゃないですかね。 農業者がみんな変わってるなんて言ってるつもりは全くないんですけれども、まあだんだん人間の社会が生きにくくなっていると言いましょうか、人間様相手に丁寧にやらなきゃいけない時代にどんどんなっていっていて、まあお医者さんに行ったりですね、サービス業を見ていたりして、いや大変だなあ過剰だなあと思うことが多々あるわけですが、まあそういうところと比べると随分楽に命を持て遊べる仕事で、まあそういうやべえことをやりたい人にとっては、なかなか面白い仕事だと思いますよ。 まあ実験好きで子供の頃親に命を大切にしなさいとか命を持て遊ぶんじゃありませんというふうに怒られてシュンとするような子は農業おすすめです。ぜひ調べてみてください。では今日はこんなところで。 もっと見る #農業 #生命 #久松農園 #倫理観 畑でひとりごと 野菜と農業を考えるラジオ久松達央05:061.チャプター1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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