TOPライフスタイル料理・グルメ畑でひとりごと 野菜と農業を考えるラジオ「よそ者」とは何を意味するか07:48 5月10日 367再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次祖父母の縁が生んだ「よそ者」の恩恵とは?僅か1kmの移動で失われた関係性「中の人」と「外の人」扱いの境界線看板を脱ぎ捨てて気づく自身の力些細な関係性が生む未来への大きな差AI文字起こし(β版) # チャプター1 おはようございます。ひさまつ農園のひさまつです。 よそものというのがどんな意味を持つかということをお話してみたいと思いますけども、 私は一代、飛んだUターンというべき立場でして、 私が今やっているこの村というのは、私の祖父母が住んでいた場所なんですね。 そこに私のおじおば、その祖父母の娘夫妻が住んでいて、ただ農業をやっていないという。 そこでお世話になりながら農業を始めたというパターンで、 直接の知り合いはこの地域には私はもともとはいなかったわけですね。 祖父母も亡くなっていて、この土地に住んでいる私の親戚というのは農業コミュニティの中にはいないので、 つてというものがほとんどなくて、最初は土地が借りられなかったりしました。 どこから手をつけていいかよくわからなくて、オフィシャルなルートで行くしかなかったので、 村役場に掛け合ったりとかいろんなことをして、ちょっとずつ土地が借りられるようになったんですけれども、 途中で気づいたのは、私の祖父母のことはみんな知っているわけですよね。 ああ、あいつの孫かっていう。 そのことによって守られた側面がすごくあります。 完全なよそ者ではない。 それでちょっとずつ地域に溶け込んでいって、 その後私は村の中で一回引っ越しているんですね。 そこから本当にわずか1キロぐらいですけれども、違う場所に移ってそこにまた次の拠点を作ったんですね。 そうするとやっぱり微妙に地域コミュニティは違うわけです。 いわゆる組といわれる行政区は隣の区になるので、また関係性は一からという形になりまして、 そこの地域の人は私の祖父母のことを知っている人もいるけど知らない人も多いという状況だったんですね。 そうするとやっぱりその前の最初に住んでいた場所、直接の祖父母がいたコミュニティで受けられたほど恩恵が受けられないことを痛感しました。 すなわち別にみんないい人ですから嫌がらせとかをされるわけじゃないですよ。 嫌なことをされるわけじゃないですけれども、直接積極的に動いてくれて何かをしてくれるわけではないんですね。 だから畑を借りたいんですって言ったときに積極的にそれを動いてくれたりとかいうことはやっぱり極端になくなって、 それからですね、例えば畑のそばに車が停めてあるのを邪魔だからどかせとかって前に住んでいたところでは一回も言われたことがなかったんですけども、 新しい場所では言われることがあって、つまりもう一度心残ものから始めるという、ゼロからなんだなってすごい分かったんですね。 で、それと同時に何が分かったかというと、やはり目に見えない形で祖父母の守護霊に守られていたという表現が正しいでしょうか。 すなわちあいつの孫だから無限にはできないという有形無形のプレッシャーと言いましょうか。 つまり中の人、外の人で言うと、中の人扱いをしてくれた側面が最初の場所ではあったんだと思うんですよね。 この辺ですと組打ちという表現がありまして、組の中の人という、組打ちの人なんでみたいな。 例えば何か交通事故とかがあったときに相手も組打ちの人なんでという言い方では場を収めたりすることがある。 無限にしないし、交渉の席を蹴らないわけですよね。 なんとかそこにコミットしようとするという。 これが外の人だと当然ですが蹴ってもいいという。 うまくいけばいいけどうまくいかなかったら切り捨てていいという。 悪く言えばですけども、そういう立場になるんですね。 これはやはり大きな違いでして。 新しいコミュニティに移ったときには私はすでに10年くらいのキャリアがあって、 ある程度の力がついていたのでそこは笑ってやり過ごすことができましたけれども、 いきなりだったらもうちょっと苦労したかもしれないと思うんですね。 もちろん元々よそ者ですけど、しかしやはり誰も知らない、全くの知らない土地ではない。 そこにもう生きてはいないけれども祖父母というある種の重しがある中で 最初スタートできてやっぱりラッキーだったと思うんですね。 このことを元々中にいる前提で物事をやっている人、生きている人って たぶん気づくチャンスがないんですよね。 当たり前のように頼んだら周りが動いてくれるし、 当たり前のように中のサービスが与えられるという。 それはそうでない場所、そうでない立ち位置に身を置いて初めて気づくことだと思うんですね。 それをいくつかのレイヤーで経験できて自分は非常にラッキーだし、 プレイヤーとしてラッキーであるという以上に人間理解とか社会の理解が深まって良かったなと思いますけれども。 会社員時代というのは会社を辞めてから意味が分かる。 どれだけ自分の力だと思っていたものが会社の看板を掲げた上での力だったかということを私は さらに今辞めて本当に思い知りましたけれども、 それと似たようなことがいろんな看板、いろんなレベル、いろんなレイヤーで起きていて、 それをまとえるかまとえないかはすごく大きな違い。 で、まとっているものというのは脱がないと分からないという。 これは非常に大きな人生の学びです。 文化人類学で隣人という言葉がありますけれども、 家族でも敵対関係でも親しい友人でもないしかし隣人という。 交渉のテーブルは蹴らない、無儀にはしない関係性ってすごく大事で、 ここの非豪華にあるかどうかは一個一個は些細なことでも、 これが10年、20年、1000個、2000個続いていった時にすごく大きな開きを生んでしまうと思いますね。 なので、隣人とは仲良くしなさいとか、コミュニティにうまく溶け込みなさいというような 洗脱のアドバイスというものの意味は若い頃よりよく分かる。 それはもう孫徳で一人一人が考えて選択したらいいと思いますけれども、 言っている人の意味は分かるなとは思います。 まあ、なので元々農家に生まれて地域で農業をやっている人の話を聞いていると、 私たちほどですね、多くの知識がなくてもできるという。 聞く相手がいるので、情報の信頼性というものが担保された中で経営ができる。 こういうのを私たちは一個一個積み上げていかなければいけない感じがあって、 それが人を鍛えるとは思っているんですけれども。 まあ、こういうのがうちでいうと完全に新規で始めたものが、 次の台に昇継した時にどういう風になっていくかというのは一つ楽しみでもあり、 経営的には不安要素にあるかもしれないですね。 コミュニティの内と外というお話をしてみました。 ではまた。 もっと見る #新規参入 #久松農園 #コミュニテイ #よそ者 畑でひとりごと 野菜と農業を考えるラジオ久松達央07:481.チャプター1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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