この記事は、Voicyパーソナリティ オガトレさんの放送をもとに書き起こした記事です。
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肩甲骨の硬い人向けのストレッチをしても、肩が痛む原因とは?
【質問】
肩甲骨の超硬い人向けの動画について質問させてください。僧帽筋中部ストレッチをしても伸びる感じはなく、むしろ肩の付け根が痛みます。なぜでしょうか?
ちなみに私は毎日無意識に両腕バンザイ寝をしてしまう癖があります。朝起きた時に腕を下ろすのがかなり痛いです。昔から猫背で肩こりがずっとあります。そのせいか、ゴリっと骨の方向を変えないと腕を一周回せません。俗に言う四十肩というものなのでしょうか。20代なのに。姿勢を正したり、ストレッチをしたり気付いた時にはしているつもりなのですが、痛みが減ったり可動域が広がる気配がありません。何かおすすめの改善方法はありますか?教えていただけると幸いです。よろしくお願い致します。
【オガトレさんの回答】
まず質問をまとめます。
上半身のストレッチや筋トレを頑張っていて『肩甲骨超硬い人向け動画』をやっているんだけれども、僧帽筋中部腰のトレーニングが伸びる感じがない。肩の付け根が痛む原因を教えてくださいと。そしてバンザイ寝の原因についても教えてくださいということですね。答えていきます。
まず結論からお話しすると、肩甲骨周りがとても硬いので僧帽筋中部のストレッチがうまくできません。そしてバンザイ寝をしてしまいます。この2つの原因は一緒です。肩甲骨周りの動きが硬いからです。
じゃあどうやってほぐしていくのか、どういう流れでやるのがいいのかを深掘りしてお話ししていきます。
まず、なぜできないのかの確認です。僧帽筋中部のストレッチは僧帽筋上部と広背筋の筋肉が柔らかくないと厳しいです。なので昔の『肩甲骨超硬い人向け動画』では早めにやっていた僧帽筋中部のストレッチを、最新版ではちょっと後ろに順番をずらしています。
僧帽筋中部はそのぐらい伸ばすのが難しいんです。もし昔の方を見ていただいてるのであれば、簡単にできる最新版を見てお試しください。手の位置を変えて、拳を腰に当てるという方法で紹介をしています。
肩甲骨周りが硬い人におすすめのエクササイズ
さて、バンザイ寝の原因ですが、これも肩甲骨周りが硬いのが原因になったりします。なぜバンザイをしてしまうかと言うと、多くの場合はバンザイをすると僧帽筋上部、肩甲挙筋が縮みます。広背筋は伸びるけれども僧帽筋上部、肩甲挙筋など肩こりの原因になる筋肉が縮むんですよ。
なぜ縮ませようとしているかと言うと硬いからなんです。背中の筋肉は伸びたま硬くなることが多く、そのままだと体にストレスがかかってしまうので定期的に縮ませたくなるんですよね。
これは皆さんも経験があると思います。猫背でデスクワークをしていてなんとなく肩にグッと力を入れたくなったりとか、肩甲骨を寄せて胸を張ってぎゅっと力を入れたくなったり。あとは首を回してポキポキを鳴らしてみたくなったりとか、なんとなく頭をぐっと後ろに引きたくなったりとか。
これは僧帽筋上部と肩甲挙筋を縮めてあげたい体の反応なんです。それが寝てる間に無意識に起こっている。寝返りをうてない環境で寝てたり、寝相がよくない状態で寝てしまっている。枕の高さや寝具の環境の要素も入ったりするんですが、そういった状況だとバンザイしたまま戻ってこないパターンがあります。 広背筋が伸びっぱなしで固定されてしまうので今度は逆に広背筋にストレスがかかり、痛くて戻しづらいみたいなことが起こってくるんですよね。なのでバンザイ寝の原因は、肩甲骨周りの硬さということになります。
質問者さんの場合、肩甲骨まわりが硬いんですよね。なので肩甲骨はがしなど、肩甲骨のエクササイズをやってあげるのがいいんじゃないかなと思います。
『肩甲骨超硬い人向けの動画』からTエクササイズやWエクササイズ、『肩甲骨はがしの動画』のカマキリエクササイズなど、そういったものを取り入れていくのもいいんじゃないのかなと思います。ぜひ「オガトレ 音ゲー 二の腕」「オガトレ 音ゲー 背中」とかで調べてやってみてください。