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心を強くする考え方。あなたは自分を信頼できていますか? − LILY

心を強くする考え方。あなたは自分を信頼できていますか? − LILY

この記事は、VoicyパーソナリティLILYさんの放送をもとに書き起こした記事です。音声でも聴きたい方は、記事最後の再生プレーヤーからお楽しみください!

質問「LILYさんのように強くなりたいです」

チョコさんからの質問:
LILYさん、こんにちは。いつもVoicyにインスタ、楽しみにしています。世の中がコロナウイルスの話題で持ちきりで不安に思う人もいると思うれど、”自分は自分”というLILYさんの言葉に、本当強い人だなと感じました。

私は旦那がちょっと熱を出したら、もういても立ってもいられない。毎日の感染者数の数を常に気にしています。LILYさんのように強くなりたいのですが、どうしたらいいですか?LILYさんが生活をする上での、気持ちの持ち方で大切にしていることがあれば教えてほしいです。

そうですね。私、心強いんかな?なんかその自覚が全くないんですけれど。そもそも、心に強いとか弱いとかの定義がないかもしれない。

強い時もあれば、弱い時もあると思うし。なんか強い弱いっていうレッテルを自分に貼ってしまうと、弱いところに目が向いてしまったりとか下がってる自分に目が向いてしまいそうなので。そもそも、そういうこと自体を気にしないようにしているところがあるかなと思います。

ただ、ちょっとチョコさんに1度考えてみていただきたいのが、メンタルが弱かったら何がダメなんでしょう?

弱いことでのメリットとデメリット、たぶんどっちもあると思うんですよね。

今、チョコさんが私に強くなりたいって言ってくださってるってことは、多分弱い時のデメリットをご自身で把握されているからだと思うんです。

例えば周りに気を使ってしまうとか、気にしなくていいことも気にしてしまうとか、落ち込みやすいとかね。世間一般的に言われている、心が弱いということに対するデメリットの部分をすごく感じていらっしゃると思います。

物事にはプラスとマイナスがあるとすれば、多分メリットもあると思うんですよね。

例えば、心が繊細だからこそ、いろんなことに気づきが得られるとか。あとは感動する時にものすごく感動できるとか。喜怒哀楽が激しいということは、人間らしい証拠だと思うし、いろんな所に、いろんな人に気を使う事ができると思います。

だから、弱いことが悪いことでもないと思うし。心が弱いことの、メリットとデメリットはが何があるのかな?っていうのを、1度ご自身で考えてみていただけたらなと思います。

強さにもメリットとデメリットってどっちもあると思うんですよね。心が強い・弱いっていうのは自分の解釈でしかないので。その自分の解釈として、強い・弱いのどっちを選択するのかは、自分次第かなとは思っております。

「心が強い」って何なんだろう?
心が繊細だった過去と、今との違い。

自分で言うのもなんですけど、元々私自身も繊細だったんですよね。

自分で「ガラスのハートやねん」って言ってたんですけど。多分ガラスのハートって言ってるから、ガラスのハートになってたな、って思うんですけど。

今、よく言われる「Highly Sensitive Person」。HSPの診断があるじゃないですか。あの診断をすると、私HSPに入るんですよね。診断チェックしてると絶対になるので、私からすると日本人これ全員なるんちゃうかな?っていうぐらい。
でもやっぱチェックが(多数)入るぐらい、自分の中でもそういうセンシティブな部分ってあるんですよね。

多分正式なテストじゃないので、もしかしたら本当にそういう診断をされていらっしゃる方からすると、ちょっと違うのかもしれないですけど。

でも私にも、やっぱり弱いところというか、自分で繊細だなって思っているところもあるし、でも別にそうじゃないなって思うこともあるし。

ただ、昔に比べると確かにかなり強くはなってると思います。じゃあ、この強いって元々何なんだろう?っていうのをチョコさんが質問してくださったことをきっかけに考えてみたんですよね。

私は自分がもっと心が繊細だった時と比べて、今は何が違うんだろうと思って考えてみたとき、答えは一つでした。

何かなと思ったら「自分を信頼しているかどうか」でしたね。

昔の私はなんだかんだで、自信がなかった、と言ってしまえば一言なんですけど。どこかで自分を信頼していなかったというか。どこかで「私にはできない」「私には向いてない」「私なんて」って思いで過ごしていることが多かったんです。

でも今の私は、「何があっても、多分私はやるだろうな」「私は多分なんでも叶えれる」「私はできる」っていう、自分を信頼している心があるんですよね。自分を信頼しているからこそ、人のことも本当に信頼しているし。

例えば誰かが「できません」とか「私なんて」という言葉を言ったとしても、その時はニコニコ聞いてますけど、目の奥では「絶対大丈夫!あなたにも絶対できる時が来る!」って、もう心の底から思ってるんですよ。

私も、そういう(自信がない)自分がいたから。でもそういう自分が、自分自身を信頼できるようになっているので「絶対あなたにもできるから」と、私は相手を信じているんですよね。

相手を信じるようになると、絶対、相手が変わるんですよ。もうこれは、何なんでしょうね、100%言い切れるぐらい!相手に「あなたはできる!」って言葉ではなく、思いを伝え続けると、その人は絶対できるようになるんですよ。

そうやって信頼して人が変わっていく姿を見たり、自分を信頼して、自分が変わっていく姿を見ていく。この双方の関係で、自分を信じることがさらにできるようになって、自分への信頼がアップしていく感じがするんですよね。

何が言いたいかというと、チョコさんが心が弱くなってる時って、たぶん自分のことを信頼できてない時やったりすると思うんですよ。

ご主人の熱のこととか、確かに私ももしそうなったらすごく心配だと思うんです。それでも私は彼の回復力と、彼の事をすごく信頼しているので。絶対できると思ってるから。だからそこまで心が折れないというか、周りに振り回されない自分がいるな、という風に思っています。

なので心が強くなった私の一つのきっかけは「自分が信頼できるようになった」というのがやっぱり一番大きいかなと思いますね。

強い人の心には「余裕」がある。強い心になる考え方

ずっと自分の中で、心が強いって言う言葉があまり好きじゃなかったです。

「あなた強いよね。落ち込むこともないでしょう?ストレスなんてないでしょ?なんか別に悩みなんてないでしょ?」って言われる事が結構多くて。

でもその時って、どっちかというと鎧をかぶっているような感じで、ただの強がりだったんですよね。でも、その鎧を脱ぎ捨てた時、中はものすごい繊細やったんですよね。

強いと言われること自体がすごく嫌いで「私、こんなに弱いのに」とか「こんなに落ち込みやすいのに。誰もわかってくれない!」みたいな感じで思ってたんです。

自分の精神状態が安定している、今だから分かることは、心が強いって言うのは強がりの強さではなくて。人に対して、自分をさらけ出せるようになったりとか。あとは心の中を見た時に、強い人の心ってやっぱり余裕がある。

余裕ってどこから生まれるかというと、人へのありがとうの気持ちとか、思いやりとか。なんかこう、暖かい愛みたいなところがどんどん大きくなる。

それで心が強くなっていくというか、自分はひとりでは生きてないとか、当たり前のことなんてないな、とか。本当に心がそういう感謝とか愛とか思いやりでいっぱいになると、めっちゃ心って強靭になってくるんですよね。

これが見せかけの、昔の私の鎧を着た強さだったらすぐ折れるんですけど。なんかそういうのじゃなくて、内側から湧き出るそういう強さは、暖かいところにあるなと思っています。

だからそういう人を思いやる心とか感謝とか、そういうのを思い出す機会を増やしていくと、多分心って強くなるんじゃないかなと思います。

ぶっちゃけ、心が弱くなってる時って、自分のことしか考えられてない時だと思っていて。どっちかというと自己中やと思うんですけど、それを思いやりに転換させるだけで結構心って強くなると思うので、ちょっと1度考えてみていただけたらなと思います。

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